【未来を拓く燃料電池革新】【23卒】 東芝 総合職の通過ES(エントリーシート) No.77273（非公開/男性）（2022/5/17公開）

モノづくりを通して社会に貢献するという夢を実現するためです。貴社は「人と、地球の、明日のために。」という理念のもと、環境問題の解決も視野に入れた研究開発を行い、社会に貢献し続けており、この姿勢に強い魅力を感じました。エネルギー、インフラ、デジタルなどの幅広い事業展開に加えて、アジアだけでなく世界各国で活躍する貴社の技術者がどのように社会に貢献しているのかを知り、自分を成長させて夢を実現するため、このインターンシップを志望しました。私はこの機会に、貴社で働く技術者の最前線の現場の課題解決力を学びたいと考えています。顧客のニーズに応え続けるための発想、そしてその発想を現実のものにする培われた高い技術力を肌で感じることで、貴社で求められる発想力、思考力、判断力を養いたいと考えています。私は第一希望として「燃料電池開発設計」を選択しました。私は学生時に燃料電池の持つ社会への貢献度と将来性の高さに興味があり、燃料電池研究を行いました。研究過程で、世界のエネルギ―供給と環境は密接な関係があり、燃料電池技術の革新は世界規模で社会に貢献できると確信しました。日本を牽引する貴社で行われている研究や開発に自分が培ってきた知識がどれほど通用するかに挑戦したいです。また、大学での研究では得られない研究・開発の顧客のニーズを満たすためのビジネス面に触れることで、貴社で働く自分の姿を具体化し、今後の研究生活にフィードバックしていきます。そしてこのインターンシップを日本を牽引できる人物になるための成長の契機にしたいと考えています。 続きを読む

大学4年時に卒業論文のための燃料電池の高効率化の研究を行い、クリーンエネルギーンのついての学問に力を入れています。この研究を選択した理由はクリーンエネルギーが重要視されている社会で燃料電池の人々への貢献度と将来性に興味を持ったからです。研究室ではプロトン伝導体を用いた燃料電池についての研究が行われています。従来の燃料電池は作動温度が高温域で、装置が大規模となりコストが増大するという課題がありました。そこで研究室で主に検討される燃料電池構造は導電率の温度依存性が低いプロトン伝導体を用いることで中温域でも作動できるようにしています。しかし中温域での作動効率が上昇しませんでした。そこで私の研究は、燃料電池分野では新しいビーズミルという粉砕手法を取り入れ微細構造を作ることにより気相、電解質相、電極相からなる反応場を増やし、高効率化するという目的がありました。しかし燃料電池にビーズミルの手法を取り入れることは初めてでしたので実験方法が確立されていませんでした。そこで教授と相談して作動抵抗値を半分にするという明確な目標を立て、自ら装置を選び、研究を行いました。知見の少ない状態での実験は失敗の繰り返しで2か月以上研究が進まないときがありましたが、知識量を増やすためにまず燃料電池研究の論文を数多く読み、自分なりにまとめて教授に確認してもらうところからスタートしました。それでもうまくいかないときは水素分野の違う研究室の教授や、他大に進んだ学術研究員の方と意見交換をし、一人の力だけでなく周囲の存在も力に変えようと努めました。緊急事態宣言が明けてからは意見をくださった方々のためにも必ずこの実験をやり通してやるという強い想いで休日を全て実験室で過ごし、成果を得られるまでやり抜きました。結果としては当初に想定して目標よりも大幅に抵抗値を低減することができ、高効率化した燃料電池構造の作製を達成できました。この結果は教授との連名で論文として掲載されることが決まっており、一つのことを成し遂げることにやりがいを感じました。貴社に入ってからも努力をし、課題を解決していくというサイクルは重要だと思っております。前例がなく達成困難な目標でも、周囲の方の意見を積極的に取り込みつつ試行錯誤し、人々の豊かな生活に貢献するという強い思いを持ってやり抜き通し、貴社に必要不可欠な人材になることを決意しています。 続きを読む