【宇宙探査の未来を拓く】【23卒】川崎重工業の技術系の本選考体験記 No.35100（慶應義塾大学大学院/男性）（2022/7/20公開）

今までに一番力を入れて取り組んできたことについて記入してください。/当社への入社を志望する理由について記入してください。/

採用サイトのマイページから提出

Webで入力

文字数が少ないため（各200字）、端的かつ分かりやすいように意識しました。

Onecareerに登録して受けたい企業の内定者のエントリーシートを参考にして、自身のエントリーシートの改善を行っていった。

Onecareer

送られてきたzoomのリンクに5分前に入室し開始する

テーマ発表後、30分で学生同士でGDを行い、最後に発表があります。社員は1名のみで、グループワーク中の様子を見ている。

和やかな雰囲気だった

なし

総理大臣になったらどんな政策をするか

「コミュニケーションスタイル」と「思考力」だと考えます。また、この２つに加えて会社とのフィット感なども見ていますので、アウトプットの質よりも議論の過程を評価していると言ってもいいかもしれません。

技術系の試験でした。幾つかの分野の試験問題があり、その中から自分の専門分野や解答できる問題を選択し解答する。

機械力学、流体力学、材料力学

各10問程度。時間は余る程度の余裕があります。

なし

テーマ発表後、30分で学生同士でGDを行い、最後に発表があります。社員は1名のみで、グループワーク中の様子を見ている。

質問に対してしっかりと答えられるか、コミュニケーション力が重要であると思う。また、自分のありのままを示すのが一番だと感じた。

アイスブレイクから始まり、どのような人物なのか見ている印象を受けました。雰囲気としては非常に和やかで、社員の人の良さを感じるような内容でした。

なし

なし

学生時代最も力を入れたことは何か？

〇〇主導で7つの研究機関が参画する〇〇の研究プロジェクトで情報共有の活性化に貢献をしました。本プロジェクトは2か月に1回の研究報告を行っていましたが、せっかく知見を持った方々が集まる中で低頻度の意見交換の場にもったいないく感じていました。そこで、私はSlackを用いて情報共有の場を作り、研究過程においても情報交換をすることを提案しました。しかし、始めた当初は他の研究機関にあまり有用と思って頂けず活用して頂けませんでした。そこで、自ら最新のニュースや参考になる論文を投稿し、他の方からコメントを頂くなど有用性を示しました。それにより、各機関がコミュニケーションを密に取り、それぞれの得意とするノウハウを他研究機関へ積極的に提供しあえるような関係構築に繋がりました。その結果、プロジェクトとして寄稿する論文の完成を2か月早まり、論文の質が高まったことで、国際的学術雑誌の査読を通過できました。

大切にしたい価値観はありますか

「常にやり抜く姿勢を持ち続ける」ことを大事にしたいと考えております。私は小学生の頃から書道を始め、途中部活や受験で忙しくスランプに陥ることもありました。しかし、厳しい指導者の下、約10年間諦めることなく、どこをどう直せば良いか課題意識を持って繰り返し練習し続けました。その結果、中等師範という資格を獲得したのです。そして私の場合、たとえ結果に現れなくても、直面した困難に対して後悔を残さずやり切ることで生まれる、身になったという実感が自信につながるため、この姿勢を失ってはいけないと考えます。また、諦めない姿勢が周りの人達からの信頼につながることもあるため、働く上でこの価値観を大切にしたいと考えています。

警備室に名前と大学を伝えたのち、面接会場に案内される

最終面接であったので、川崎重工への熱意を示すことが重要であると思う。また、研究内容についてプレゼンテーションがあるため、しっかりと説明できるように準備が必要

面接官によって雰囲気は異なった。温和な方もいれば、鋭い質問をしてくる面接官もいました。総じて、志望動機がしっかりしているかを見られていると感じた。

なし

なし

研究内容について教えてください

私は重力の影響による〇〇を検証しました。「宇宙及び生命の起源と進化の探求」や「人類の存在領域を太陽系への拡大」を目的に、宇宙探査ミッションが実施されています。そして探査ミッションで使用されるツールの一つに、惑星表面を移動して広範囲かつ直接的な探査が可能である「惑星探査車」があります。一方、惑星表面はレゴリスと呼ばれる非常に細かな土壌で覆われており、斜面や凹凸面が数多く存在します。惑星探査車は機構の単純さの観点から車輪型が用いられていますが、すべりや沈下によってスタック状態に陥る恐れがあります。そのため、内部摩擦角や粘着力といった砂の力学的性質を正しく把握することは重要です。しかし、重力依存性について十分に解明されていないという課題が存在します。そこで本研究では、〇〇を行い、〇〇の重力依存性を検証することを目的としています。

研究をする中で工夫した点について教えてください

主体的に取り組むことを意識し、情報共有の活性化に貢献しました。本プロジェクトは2か月に1回の研究報告を行っていましたが、せっかく知見を持った方々が集まる中で低頻度の意見交換にもったいないさを感じていました。そこで、私はSlackを用いた情報共有の場を作ったのです。定期的に自ら最新ニュースや参考論文を投稿し、他の方からコメントを頂くなど有意性を示していきました。それにより、各機関が得意とするノウハウを提供し合うような、コミュニケーションを密に取るような関係構築に繋がり、結果として論文の完成が2か月も早くなり感謝の声を頂きました。この経験から、チームで共有し知識を持ち寄ることで、仮説や考察の精度向上につながることを学びました。