22卒 本選考ES
PS
22卒 | 九州大学大学院 | 女性
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Q.
志望理由
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A.
私が貴社を志望する理由は、貴社が掲載された1面の新聞広告と「多様性」というキーワードに感銘を受け、共感したからです。これを掲げる貴社で共に働きたいと思いました。また、私は現在産まれた性とは違う性で生活しています。この特異な経験によって、PS部門で他の人にはできないイノベーションを創出できるのではないかと考えました。製品の「具現化」に対し、真摯に向き合い、イノベーションの面で貢献したい思っています。 続きを読む
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Q.
あるグループに参加し、全体を率いて、必要なサポートを獲得し、卓越した結果を実現した実例を説明してください。
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A.
大学を通して活躍した混声合唱団において、 私は、過去に例のない「オーダー(並び方)」を提案し、各パートリーダーの協力を得て実践したことで、全国コンクールで高い評価を得ました。合唱のコンクールで披露する曲は合唱団としての技量を試される「課題曲」と、合唱団としての特徴をアピールする「自由曲」の二種類から構成されます。私の合唱団では、自由曲は大人数の特性を生かして高いレベルで仕上げることができていたのですが、全体のハーモニーを重要視される課題曲の仕上がりは十分ではありませんでした。この課題は、解決すべきものであり、全体としてその認識は共有できていましたが、練習方法を変えても、課題曲のクオリティを上げることができませんでした。そこで、私は今まであまり注意されていなかった「オーダー」に着目し、類を見ないような男声も女声も関係なく全パートが混ざり合って並ぶといったオーダーを提案しました。オーダーを考えるには、団員の声の特徴を把握している必要があり、私自身も他パートの団員個人個人の特徴は把握しきれていなかったので、実行には各パートリーダーの協力が不可欠でした。そのため、毎回の練習後に各パートリーダーと話し合い、時には自分で団員の声分析をしながらオーダーの微調整を繰り返しました。その結果、全体のハーモニーの課題を克服することができ、団員の納得する音楽を作り上げることができました。また、審査員からもオーダーについての高い評価を得ることができ、全国大会で金賞を受賞することができました。 続きを読む
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Q.
他者とともに仕事をする上で、見解の相違があっても生産的な関係を作り、保つことができたときについて説明してください。
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A.
私は、大学6年間所属した100人を超える混成合唱団において、音楽経験の差から生じる団員の認識の差を埋めつつ、全員で音楽作りに参加できる環境を作り上げました。合唱団には毎年音楽経験のない新入生が8割程度入団しており、経験者と未経験者の間での音楽作りに対する意識の差が問題になっていました。そこで、私は、1人1人団員に意見を聴き、2つの原因を把握しました。1点目は、音楽の知識と経験の差から、経験者と未経験者で見えている世界観が異なることでした。例えば、経験者は音を聴くとき「倍音」という実際に出されている音ではなく「響き」のみで構成される音を聞き分けられますが、未経験者は聴き分けられません。また経験者は歌う時に、心地良いハーモニーを構成する「和音」の構成が頭に入っており、自分が出している音の役割を意識できますが、未経験者は出来ません。2点目は、パートリーダーや一部の人しか活動への意見がだせなかったということでした。このような状況では、未経験者が音楽に対して意見を出すことは難しく、音楽作りに貢献できている実感が持てません。これらを解決するために、私はパートリーダーや経験者の団員に働きかけて、2つの対策を実施しました。1点目は、未経験者が和音を遊び感覚で学べる練習を取り入れたことです。2点目は、団員同士が気軽に意見が言い合える機会を作ったことです。具体的には団員を宅飲みに誘い全員で音楽批評会を行い、未経験者も音楽に意見を持てるようにしました。徐々に未経験者の団員は音楽作りに参加し、生産的な雰囲気を作り出せました。その結果、4年連続で全国大会に出場する快挙を成し遂げました。 続きを読む
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Q.
あなたがプロジェクトの方向を変え、その結果、時間やコストが削減された例を説明してください。
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A.
私の行う研究で、研究室の教授に提示していただいた研究指針を変えて、研究成果を出しました。当初の指針では、大学院在学中に結果を出せなかった可能性があるので、その点で時間を削減できました。私は、「吸入麻酔剤の作用機序解明」をテーマに研究をしています。また、現状で、吸入麻酔剤の分子レベルでの作用機序の議論は大きく二つに分けられます。麻酔剤が脂質二重層である細胞膜に作用するという「脂質説」と、イオンチャネルなどの膜タンパク質に作用するという「膜タンパク質説」です。私の研究室の教授は、先行研究等から前者の脂質説には懐疑的な立場で、膜タンパク質を用いた研究指針を示したので、当初はこれに従った実験を行っていました。しかしながら、なかなか思うような結果が出ず、研究の前提となる先行実験の再現性さえも取れないような状況が続きました。そこで、論文を見つける方法を身につけ、研究計画を自分で立てられるようになった段階で、自分で方針を転換し、脂質説をメインに実験を行ってみました。実験は、同期や先輩が行っている実験を自分の実験に応用できないかということをメインに考え、研究室のメンバーとコミュニケーションを取りながら、試行錯誤を繰り返して行いました。その結果、いくつかの実験において麻酔剤が脂質膜に作用しているという証拠をつかむことができ、学会発表ができる成果を出せました。もちろん、この成果が膜タンパク質自体を完全に否定するものではありませんが、当初の指針のまま研究を続けていたら、短い大学院生活中では結果を出すことができなかったのではないかと考えています。 続きを読む