22卒 本選考ES
経営コンサルタント
22卒 | 東京理科大学 | 男性
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Q.
当社の事業内容や経営計画を踏まえて、このキャリアフィールドで実現したいことを教えてください。その実現のために、あなたのどのような強みが活かせるか、どのようなスキルを身に着けていく必要があるかも合わせて教えてください。 (500文字)
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A.
日本の生産性を上げ、余暇の時間を確保するために、質の良いものをより高く売れるような社会をつくりたい。特に注力して考えているのは、中小企業へのテコ入れである。質の良いサービスや商品を提供しているにもかかわらず、安く買い叩かれている現状を行政と協力して是正していきたい。このような実情を解決するために、自身の愚直に行動できる力を活かすことができると考えている。中小企業の経営者に話を聞いてもらうことは容易いことではないと思うが、長所を活かし、勇猛果敢にチャレンジしていきたい。一方で、先方の業界についての知識などを学ぶことはもちろん、具体的な戦略を練るためには、過去事例や、先輩の考え方を吸収することが必要不可欠だと考えている。日本でも有数の歴史を持ち、優秀な人財が集まっている貴社であれば、自身の成長を迅速に高めることができ、早いうちから会社や社会に貢献できると考えているため、貴社への入社を志望する。 続きを読む
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Q.
企業を1つ選び、あなたなりの視点からその企業が直面している問題点を1つ挙げてください。その上で、問題の真因を明らかにし、企業がとるべき解決策を、あなたがNRIのコンサルタントになったと仮定して、提案してください。(600文字)
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A.
ソニーを例に上げる。ソニーの課題は、アジアなどの新興国企業との製品競争に負けていることである。かつてのソニーは、「欧米諸国の製品より性能が良く、かつ安価である」という点を訴求ポイントとして圧倒的な成長を遂げてきた。しかし、韓国のサムスン社に見られるように、アジア諸国の同種の産業がソニー製品「より安くて、性能も中々いいもの」を提供し始める。ソニー製の「安くて、いいもの」と、新興諸国の「ソニー製品よりやすくて、性能も中々いい」もの。消費者がどちらかを選択するかは難しい。つまりどこかで付加価値を付けて差別化をしなくては、ソニー製品はアジア新興諸国の製品にシェアを奪われるだろう。この場合、ソニーがアジア新興諸国相手に価格競争を挑むのは無謀である。したがって、「使用機能」から「感性機能」で勝負するソニーへとポジショニングを変える事が課題解決の鍵となる。使用機能とは商品の基本である使用目的にかかわる機能をいい、感性機能とは人間の五感により感じられる機能を指す。ソニーは、使用機能に比重を置くのではなく、感性機能に比重を置いた製品開発を行うべきである。そして、このような戦略をとった際にソニーの顧客となるのは、そのような価値に金を惜しまない人だ。その中には、今後増加が見込まれる新興国の中産階級も含まれるだろう。ソニーはこのような層に対しマーケティング戦略を立案し、販売網を拡大させることが重要となる。 続きを読む