【未来を切り拓く挑戦】【21卒】富士フイルムの夏インターン体験記（文系/1month internship）No.10088（青山学院大学/女性）（2020/7/9公開）

富士フイルムという大企業が１ヶ月も学生に時間をかけて向き合ってくれるインターンシップとは一体どんな内容なのだろうかと不思議に思った。そして中身も決まったものを行うのではなく、「あなたがやりたいことを富士フイルムの教育方式でお手伝いします」という形で新しさを感じて参加したいと思った。

富士フイルムが何をしているか調べておくこと。また、自分が１ヶ月かけて取り組みたいことに関して改めて考えてみること。

あなたが力を入れている事に対して30日間取り組む

1週目にやったこと

富士フイルムの歴史や事業というものを学ぶ。まず、会社としてどういう歴史と流れを歩んで現在の富士フイルムができているのかの説明を聞いた。次に１ヶ月間取り組む課題に関してどの様に現状分析や課題分析を行なって物事を進めていくべきかという富士フイルム流の考え方を学んだ。

2週目にやったこと

6人１組のLINEグループを用いて毎日アウトプットの練習。普段何気ない事に対して気づきを得てメンバーに伝えるというもの。また、各々が自分の取り組んでいる事に関してシートを使ってSTPDを回していく。

3週目にやったこと

6人１組のLINEグループを用いて毎日アウトプットの練習。普段何気ない事に対して気づきを得てメンバーに伝えるというもの。中間発表としてオンラインで人事の方からフィードバックをいただいて、より円滑に進めることができる様に検討を行なった。

4週目にやったこと

6人１組のLINEグループを用いて毎日アウトプットの練習。普段何気ない事に対して気づきを得てメンバーに伝えるというもの。最終発表として会社に行き、自分自身の成果を伝える。そしてインターンは終わるが今後より良く取り組んでいく為にグループメンバーで話し合う。

それ以降の週にやったこと

引き続き各々が頑張っている事に対して、今まで１ヶ月間かけて学んできた富士フイルム流の考えを用いて取り組んでいく。更にアウトプットの練習もしたのでVUCAの時代でも強く行きていける様に心を引き締めていくべきだと感じました。

人事部長

なし

とある課題で苦しんでいた時に、「本当に問題点はそこなのか？」と質問をしてくださったこと。物事の表層的な課題に取り組んだり、解決するだけでなく根本的なところを解決しなければいけないと教えてくださった。

苦労した事は１ヶ月間という長い期間の中、自分のモチベーションを保ち続ける事でした。人事の方もすごく熱く向き合ってくださるからこそ、その熱量に自分も追いつくことが大変だったです。また、ビジネス用lineアカウントをいただけるのでそれをどう用いて、どの様に行動していくかという能動的な姿勢を自分の中で生み出すことも苦労しました。

自分のモチベーションは自分で作ることが大切だということ。１ヶ月間という期間の中で自分のモチベーションをあげて取り組んでいかないと、将来社会人として働く時に必要になってくるということを感じた。私にはまだ、自分のモチベーション管理が足りなかったからこそエンジンの掛け方を探そうと思った。

自分の取り組みたい課題に関してもっと深掘りをしておくこと。私はこれから教育制度を作るというところであったが、現状取り組んでいる内容や問題が起きているものであったらより一層良い結果を導くことができたのではないかと思う。

社員の方々がどんな風に思いを持ってお仕事をしていらっしゃるのか感じることができた。また、どんな社員の方々が多いのかお伺いしたところ「やるべきことの中にやりたいことを見いだす」と仰っていた。就活の中で「やりたいこと」を見出さなければと思っている中で、この言葉に凄く救われてこんな会社で働いてみたいと思ったからだ。

周りの学生が頭が良くて、自分が勝てそうにないと思ったからだ。またグループメンバーも皆、自分の行動に対して熱意を持って行動し、更にインターンシップを通じて富士フイルムのファンになっている学生が多かったと感じた。だからこそ本当にこの会社は狭き門なんだろうなということをとても強く感じ自分に内定が出ると思えなかった。

就職活動を通じて、インターンシップに参加して最も会社のファンになったのが富士フイルムである。当初は大手、なんかすごそうという考えであったが、いかにこの会社が将来性があり未来を見据えているのかと云うところをひしひしと感じた。更に人事の方々が就活生に対してとても真摯に向き合ってくださっていたからこそ志望度が上がった。

インターンシップに参加すると一次面接が免除される。更に前述したが、インターンシップ参加者限定のイベントや動画配信などもあり、名前も覚えてくださるので本選考においても有利になると思う。

インターンシップ参加前はあまり就職活動に対して軸などは考えておらず、漠然と「大手、高給」と云うところだけをみて志望企業や業界をみていた。また、自分の留学経験から発展途上国など現在の日本とは全く違う国とも関わりたいと思っていたので、総合商社や大手メーカーなどが良いのかなという風に考えていた。これに基づきインターンシップなどを応募していた。

今後の社会を見据えた動きを会社自体がしているかと云うところを踏まえて企業選びをするべきだと感じた。なぜなら、富士フイルムはカメラ事業でトップを抑えめていたにも関わらず、社会の流れの中でメイン事業が淘汰されていった。その社会の流れに対応できず、大きな企業が潰れていく中で会社のメイン事業を変更していくという大規模な改革を行ったからこそ現在もなおトップ企業であると思う。今後社会の流れがコロナなど予期できない中で、その流れに対応していく社風の気概がなければどんなに大きな会社でも簡単に負けてしまうと感じたからだ。