【価格と品質のバランスを提案】【20卒】ネットワンシステムズの夏インターン体験記（理系/SIer）No.5766（京都大学大学院/男性）（2019/4/4公開）

IT業界に興味を持っていて、そのなかでも最近の数が増えてきているというSIerに興味を持っていた。保険系・メーカー系などのSIerを他社で見る中で、独立系SIerを見ておこうと思った。大阪選考なしのワンデーで、参加しやすいということもあった。

特に選考は実施されなかったので、特別な準備は行わなかった。SIerについて他のインターンシップなどに参加することで知識を蓄えておいた。

予算・メーカー互換性の面から最適なITシステムを提案せよ

1日目にやったこと

予算・メーカー互換性の面から最適なITシステムを提案する。どのようなシステム構築の依頼がきているのか、予算はどれぐらいに設定されているのか、提案候補となっている設備間の互換性がどうなのかについての資料が与えられた。最終の評価は、評価時に配られるシートで点数化される。

人事社員

なし

ITシステム提案をする上で必ずしも品質を常に最重要視するべきではなく、価格と品質のバランス・メーカー間の互換性の重要性などを考慮する必要性があることを教えてもらった。

SIerの業務についていろいろなインターンシップで知識はあったが、やはりグループワークは難しかった。選考なしのインターンシップだったので、グループワークに慣れていない方も多く、短期間でチームワークを構築しプレゼンまで到達するのは少し苦労があった。

独立系SIerの強み(案件の幅が広い、顧客が多い、自由度が高い)を感じ取ることができた。一方で、基盤としての強さを保証する必要性や会社内・会社外の両方において長期的なキャリアパスを考える必要性を感じた。また評価シートを頂いた時に、クライアントとの約束事項を満たせなかった時のペナルティなどを体感することができた。

独立系と保険系・メーカー系の違いを理解しておけばいろいろともっとわかりやすくなったかなと思う。また、SIerが取り扱う商品についての知識を欲しいと感じた。

独立系SIerについて、という枠での業務説明はしてもらった(保険系・メーカー系との違いという観点も含めて)。しかし、ネットワンシステムズそのものの業務紹介を重視している側面は少なく、あくまでSIerの働き方を短期間で体感するということを重視したインターンシップだった。

インターンシップの参加者を見る限り、ITに詳しい・技術力の高い学生が多くいるわけではなさそうだった。独立系のSIerということで知名度もそれほど高いわけではないので、ある程度IT技術力(プログラミングなどの実践経験なども含め)はかなり有力に働くと考えた。

独立系SIerなので自由度が高く色々な業務を行えるということは魅力に感じたが、自分が志向しているキャリアパスとは少し違う方向性にむかうような気がした。セカンドキャリア以降でシステム構築のマネジメントというのが自分のキャリアパスとして理想になる可能性もあるので、その時は考えるかもしれない。

他にセミナーなどもあまりなさそうだったので、自ら申し込んでインターンシップに参加したという意欲の見せ方は有利に働くと感じた。ただ、直接的にインターンシップと本選考が直結しているわけではないと思う。

IT業界・金融業界の２つに志望業界を絞って、就職活動を行なっていた。IT業界に関していうと、メガITとITベンチャーで考えた時にITベンチャーの方が成長線上で働くことができると考えていたが、メガITの場合もIT以外の部分に強みを持つ会社も魅力的だと感じて志望していた。金融業界の場合は、やはり大手(メガ)であることに強みがあると感じたし、業務の規模・広がりにおいても強いと感じて志望していた。

独立系のSIerも、ひとつの選択肢として一度考えてみようとは思った。しかし、待遇や規模・業務の広がりなどの面から第一志望群にはならないと思う。あまり自分でシステムを作成する側には回らないようなので、若い頃のうちは自分でどんどんシステムを作成するエンジニアとしてのキャリアを重視したい自分にとっては少し方向性がずれているかもとも感じた。