【次世代バイクの夢】【23卒】本田技研工業の二輪ものづくりの本選考体験記 No.34780（非公開/非公開）（2022/6/28公開）

学生時代に力を入れた学問/学生時代に力を入れたこと/何がしたいか・実現のためにホンダを選ぶ理由

採用サイトのマイページから提出

Webで入力

結論ファーストで書くこと。また自分がホンダを志望する理由やしたいことを、下手に飾らずに正直に書いた。面接では面接官が純粋に気になったことを深堀されると聞いていたため、簡潔かつ高密度に書くよう意識した。

就活会議など、ES対策が詳しく乗っているサイトを参考にした。また学校の採用担当に過去の事例を聞いたりした。

採用ページ、就活会議

対策本などは解いていないが、それまでに他社のSPIを何回か受けていたので場慣れはしていた。

SPI。言語非言語性格診断。PCのカメラとマイク、画面共有を使用してリアルタイムで監視される。

一般的なSPI

なし

なし

明るくハキハキと喋ったことが一番評価されたと思う。これはホンダに限らずどの企業でもそうだと思う。ほかには、様々なことにチャレンジしてきたことも評価されて様だった。

比較的和やかだった。前もってESをよく読み込まれており、純粋に気になったことを質問されたようだった。

なし

就活会議

今まで様々なジャンルに取り組んできているが、その際抵抗はなかったか。

私「やはり、今までとは違う分野のことをするので大変だなとは思いましたが、抵抗は全くなく、むしろ様々な体験ができて嬉しいなと、成長できるなと思いました。」
面接官「なるほど。ESにも『失敗も良い経験として捉え』と書かれていますが、その様子がよく伝わりました。では、〇〇さんの今までの失敗談と、それがどう生きているかを教えてください。」
私「失敗談は、研究発表等の質疑で焦った際、余計なことを言ったり、遠回りなことを言ってしまい、余計に混乱させてしまうことがあったことです。自分は以前より緊張しい性格でした。もしかしたらこの面接でも既に余計なことを口走ってしまってるかもしれませんが、」
面接官「そんなことはないですよ（笑）」
私「それも何回も数を重ねて、とくに留学中は英語での発表もあり、発表や質疑の時間に慣れていき、焦らず冷静になって考えることで多少は改善されたと思います。」

留学されたようですが、それはどんな留学でしたか。

私「私は、昨年の8月から今年の1月まで韓国の釜山大学に留学していました。この留学は大学が行っているプログラムで、希望すると参加できます。学校からの援助が手厚く、それが魅力的に感じ参加しました。そのプログラムは、一応『環境工学に関して、世界をリードできる人材を育成する』という目標がありますが、実質的には『言語習得』や『スポーツ』などといった明確な目的は無く、海外での学生生活を送り、様々な国の人々と関わるといった経験を積むための留学でした。そこでは研究室に所属したり、授業を受けたりし、韓国人や中国人、イギリス人など多くの国籍の友達ができました。」
面接官「それは非常に素晴らしい経験をされたようですね。では、その留学で印象に残ったことを教えてください。」
私「様々ありますが、選ぶなら『言語はコミュニケーションを図る道具の一つに過ぎない』ことです。私は英語がそれほど得意ではなく、ましては韓国語は全くと言ってよいほどできませんでした。それでも、多くの人々と関わることができました。もちろん、しっかりと言語が使えた方がより複雑なやり取りができますが、簡単な言葉でも良いので、まずは喋ってみて、身振り手振り使って、相手に自分の思いを伝えることが大事なんだなと実感しました。」
面接官「私もタイに２年ほど駐在したことがありますが、その気持ちよくわかります。」

なし

上記の通り、「バイクが好きなこと」「様々なことにチャレンジしてきたこと」「誠実で明るいこと」。明るくハキハキと喋ることに注意した。

人事の方が進行役をし、主に技術系の方から質問が来た。
一次面接と異なり、緊張した雰囲気だった。最後に、「バイクで事故を起こさないように」とユーモアのある言葉を頂いたので、単に私が緊張しすぎていただけかもしれない。

結果通知の電話の際にあり。「バイクが好きなこと」「様々なことにチャレンジしてきたこと」「誠実で明るいこと」が特に評価された。逆に、「想定外の質問が来ると、説明が長くなったり、遠回りになったりすることがあるので、これからの学生生活ではそこを改善できるよう意識したらよい」とも言われた。

就活会議

高専本科での研究はどういった経緯で選んだのか。

私「私はもともと鋳造に用いる装置の設計製作がテーマでした。しかし、研究初日に『テーマを変えても良いか』と尋ねられました。私の教授は毎年科研費に応募しており、毎年却下されていました。そこで、当時流行りであったVRを使った教材のテーマを応募したところ、採用されました。しかし、教授は機械系の人間であり、ソフトの開発などできません。そこで、私ができないかと尋ねられました。最初は驚きましたが、純粋に面白そうだと思ったので二つ返事で受け入れました。」
面接官「ではそこで苦労したことを教えてください。」
私「やはり、全くの専門外である上に教授ですら頼れない状態だったため、何をするにも苦労しました。ソフトの開発の仕方やC#というプログラミング言語について、本やネットで調べて、何とか完成し、最終的には学会で発表しました。」
面接官「様々な苦労があったのですね。ESには『様々な欠点がありながらも』と書いてありますが、具体的にはどのような欠点があり、どう改善したらよいと思いますか。」
私「一番は酔いやすい点です。撮影は、2台のカメラを作業者のヘルメットに張り付けて行ったため、歩くたびに画面が揺れ、非常に酔いやすい状態でした。なので、映像が安定するような工夫、たとえばスタビライザーなどを用いるといった改善が必要です。また、教材としてもまだまだといった代物なので、たとえば事故を防ぐ対策をしたり、工程全体を体験できるようにすべきだと思います。」

EVのバイクの魅力を向上させるためにはどうしたらよいと思いますか。

私「とりあえずは、今ある問題点を改善すべきでしょうか。具体的には、重たいことや航続距離が短いことです。重たいことは、たとえばオフロードバイクは軽くないと取り回しがききにくかったり、扱いが大変になったりします。また、航続距離が短いことにはツーリングに行くことが難しくなります。そこで、現在のガソリンスタンドのように、交換できるバッテリーの普及が必要だと思います。それも、今よりも手軽にコンビニなどでできるようになれば、どこでも気軽に走ることができると思います。そのような問題を解決したうえで、性能面などで熱機関のバイクを上回る、もしくは今までにはなかったような楽しみが見出せるようになれば、EVバイクの魅力は今よりも向上すると思います。とりあえず、今思いつく案はこのくらいです。」