【未知の不正を防ぐ】【23卒】 日本総合研究所 金融ｘAIコースの通過ES(エントリーシート) No.75816（非公開/非公開）（2022/5/10公開）

大学の研究では、機械学習に触れる機会があり、機械学習の基礎的な原理は理解しているため、機械学習をビジネスに応用する現場を自分の目で確かめてみたいと考えたからです。学術的研究の文脈で、機械学習がどのように応用されるかを理解し、実際手を動かして実装したこともありますが、企業が機械学習をどのように活用しているかを知ることで自分のキャリア形成の参考にしたいと考えています。それに加えて、理論研究を大学で行っているというバックグラウンドを最大限生かせるであろう金融業界に興味があり、金融ビジネスのやり方を間近で見てみたいという強い気持ちがあります。そのため、機械学習の応用と金融業界の体験が同時にできる、当プログラムを魅力的に感じ、志望させていただきました。 続きを読む

私が、金融業界への機械学習の応用について興味があるのは、不正取引検知に機械学習のアプローチを援用することです。機械学習を不正取引検出に用いることは、膨大な件数の取引を自動的に扱える上に、未知の不正取引にも対応できるという点で、人力で不正取引を防止することに卓越しているといえます。課題としては、一般に、あらゆる問題に対して最優の汎用アルゴリズムは存在しないため、いくつかのアルゴリズムを組み合わせて不正検出を行う必要があるのですが、その部分の選定をどうするかという問題が考えられます。この問題は機械学習には常についてまわるものですが、金融の場合、不正を見逃すことは絶対にあってはならないので、再現率を極力高めるように注意する必要があります。それに加え、複数のアルゴリズムを併用するような場合には処理速度の問題もあります。このような問題にどう対処していくのかが気になり、私は不正検知に注目しています。 続きを読む