- Q. 志望動機
- A.
株式会社日本総合研究所の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒株式会社日本総合研究所のレポート
公開日:2020年6月18日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- ITソリューション
投稿者
選考フロー
企業研究
日本総合研究所のITソリューションコースはインターンに参加することが重要です。私の場合は秋のインターンシップに参加しましたが、参加者の半分は内定が出ます。インターンに参加すると業界・企業理解が進みますし、志望動機も書きやすくなります。金融に特化したSIerのような企業で、やや特殊な面も多いのでしっかりとした企業研究が必要不可欠なように思います。仮にインターンに参加できないならば、同業他社のインターンに参加することをおすすめします。総研系の多くの会社にはIT部門がありますし、日本総研に関して言えばSMBCグループのIT部門とも行っている業務は近いです。総研系以外であれば大手のSIerが仕事としては近いのでその辺りのインターンや説明会で業界理解を深めましょう。
志望動機
「日本を支える金融システムに直接携われる」点です。これは先日の社員交流会で「仕事の中で1番誇れる点は何ですか」と伺った際の回答で、私が最も共感したポイントです。昨年参加した5daysのインターンシップでも、SMBCグループのシステム更改プロジェクトを体験し、貴社の作るシステムが広く日本中で使われていることを実感しました。私は高校時代に文化祭実行委員の課長を務め、全校生徒が参加する文化祭を主体的に運営できたことに大きな達成感を感じました。また、現在もゼミを統括する委員会で広報・ITを担当し、2・3年生合計で約1400人が閲覧するHPの管理を担っています。このような、多くの人の当たり前を支え、多くの人を幸せにできる仕事に魅力を感じています。今後人口減少で利用者が減少するハード面のインフラではなく、IT化が加速する金融業界のインフラに携わることで、やりがいを持って貴社に貢献していきたいです。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2019年07月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
今後、学部・院において研究したい専門テーマとその理由をご記入ください。/現在力を入れていること(研究、部活、学外連携、社会活動等)をご記入ください。/自己PRをご記入ください。
ES対策で行ったこと
特殊なことはなにせず、聞かれた質問に対して結論ファーストでわかりやすく書いた。一部ONE CAREERや就活会議のESを参考にした。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2019年07月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
通常の玉手箱なので、他の企業で練習しておけば問題ない。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語、性格診断
グループディスカッション 通過
- 実施時期
- 2019年10月
- 形式
- 学生6 面接官不明
- 時間
- 60分
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 即日
テーマ
社会人に必要な能力を3つあげよ。
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
①議論を先に進められるか。発散した意見やわかりにくい他人の意見を簡潔にまとめ、みなに発信できるか。②前提確認ができるか。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2019年10月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 中堅人事
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
論理性とエピソードに基づいていた点だと思う。話をするときは始めに論理構成を考え、結論ファーストで端的に話した。論理性は自信がある部分だったし、他社でも評価されたので日本総研にも評価していただいたように思う。もう1つはエピソードに基づいていた点で、どんな意見を言うときも自分の経験を根拠にできたので説得力があったように思う。
面接の雰囲気
質問は鋭いが、雰囲気は和やかだった。基本は1人が質問し、もう1人はメモをとり、最後に少し質問された。
1次面接で聞かれた質問と回答
就職活動の軸を教えてください。
大きく3つあります。①広い意味でのインフラであること。②チームで仕事ができること。③一定程度の社会的地位と給与が保証されていること。です。①に関しては高校の文化祭実行委員で3000人以上が来場する文化祭の運営を下から支えた経験、大学の委員会で2000人が閲覧するHPの管理をしていた経験を通して、自分が仕事をしないと多くの人が困るという環境に責任感を感じ、やりがいを持って仕事ができたから。②に関しては、文化祭実行委員でも、ゼミでの論文執筆でも、チームで共通の目標に向かって努力することに大きなやりがいを感じてきたから。③に関しては、誰と仕事するにしても、肩書きから逃れることはできないから。どんなに実力があっても、肩書きによっては色眼鏡で見られてしまう。余計な心配をしたくないので、社会的地位は欲しい。
学生時代に力を入れた経験は?
ゼミでの論文執筆です。私は計量経済学のゼミに所属し、学会優勝を目指して4人班4つに分かれて論文を執筆しました。大学3年生はゼミ以外にサークルや就活が忙しく、各個人におけるゼミの優先度を揃えるのは困難でした。チーム環境が悪かった先輩方の反省を活かし、班長だった私は環境作りに尽力しました。クラウドを用いてオンライン中心で取り組む班もあった中で、全員が集まるコアタイムを週3回設置し、対面で分析する時間を作ることで「on」での信頼関係を築いた一方、活動後の夕飯・旅行を兼ねた実地調査を通して「off」での関係構築も図りました。また、常に前向きに分析に取り組む姿勢を見せることで「分析=タスク」という認識を改めました。その結果、私たちの論文は93本中14本の上位論文に選出され、優勝はできずとも成果を出しました。この経験から、困難な仕事も協力と信頼があれば乗り越えられると実感し、貴社でも環境作りに貢献します。
インターン
- 実施時期
- 2019年11月
2次面接 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 中堅の現場社員2人。
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
上記のように、志望動機は細かく聞かれた。同時に入社後のキャリアのイメージも聞かれたので、深いレベルでの企業理解が求められていた。その点はインターンで学んだことを伝えられたので評価されたように思う。また、2つ目の質問で書いたが、単純に「なぜ?」という深掘りだけでなく、変化球の深堀りもあったのでしっかりエピソードの全体像をしっかり確認しておく必要があった。
面接の雰囲気
終始和やかな雰囲気だった。面接後には趣味のサッカー観戦の話もするなど、非常に話しやすい面接だった。2人とも人がよさそうだった。
2次面接で聞かれた質問と回答
なぜ金融業界を志望してる?その中でもなぜ日本総研?
高校の文化祭実行委員で3000人以上が来場する文化祭の運営を下から支えた経験、大学の委員会で2000人が閲覧するHPの管理をしていた経験を通して、自分が仕事をしないと多くの人が困るという環境に責任感を感じ、広義のインフラを志望している。金融は日本中、ひいては世界中に関わるインフラで、社会的関心も強い。ソフト面のインフラとして非常に興味を持っている。また、それはITにも共通のことが言えて、金融×ITはソフト面で日本・世界を広く支えるインフラ領域である。その中でも御社を志望する理由は2つある。1つは営業活動がなく、プロジェクトに集中できると考えるからだ。2点目はインターンで出会った人の良さだ。2回、合計5日間のインターンに参加したが、そこで出会った仲間とは今でも連絡を取っていて、非常に打ち解けることができた。将来的に同期になる可能性もあるメンバーが魅力的であるのは大きなポイントだ。
スタンフォード大学で学んだデザイン思考はどのような場面で役に立った?また、逆に実践の場では適用できなかった点は?
これはブレインストーミングにも共通することだが、ゼミで執筆した論文のアイデア出しのところで、質より量を重視して、付箋を用いてアイデアを発散させ、後に収束させていくという方法を取ることができた。これはデザイン思考でマーケットインの考えの下でアイデア出しをやった経験から得たものである。やみくもにアイデア探しをするのではなく、フレームワークを持ってできたのは良かった。一方で、理論と実践が違った点もある。これは私の研究分野特有の問題かもしれないが、データの制約を考慮すべきだった。どんなに良いアイデアでも、データがなければ分析できない。そこを考慮せずにブレインストーミングに走ったのは反省点かもしれない。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 年次は高めの人事。
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
正直あまり厳しい質問はなかったので、前回の面接が山場だったように思う。個人的な点でいうと、デザイン思考の話はとても興味を持って聞いてくれたので刺さったように思う。
面接の雰囲気
年次が高い人事の方だったので緊張感があった。これまでの選考とは違う豪華な部屋で、椅子もフカフカだった。
最終面接で聞かれた質問と回答
1年目・5年目・10年目にそれぞれ何をしたい?(+海外ではどこに行きたい?なぜ行きたい?)
1年目は研修を通して業界のこと、会社のこと、IT技術についての理解を深めたい。また、社会人としての基礎を築きたい。5年目にはプロジェクトマネージャーとして、プロジェクトの進捗を管理する仕事がしたい。プロジェクトの全体像を俯瞰的に把握することで成長したい。10年目には、夢である海外勤務をしたい。海外では特に国の希望はないが、強いて言えばニューヨークに行きたい。ニューヨークは金融の中心地であり、金融業界を志望する人間としては1度は経験してみたい環境である。海外では、私の2つの強みを活かせると思う。1つは英語力で、3回の短期留学を通して得た英語力をビジネスの場面でも発揮していきたい。もう1つは異文化理解で、多様性を受容する姿勢であったり、欧米式のフレームワークも学んだことがある経験を活かしていきたい。
あなたの組織での役割は何ですか?
2つの側面があると考えています。1つは調整力です。この力は高校時代の文化祭実行委員で発揮しました。私は課長を務め、校内の机やイスなどの備品を管理し、備品を需要する約50団体と、供給する学校・材木業者を仲介しました。団体からの申請が在庫数を超えることもありましたが、各団体の要求の核心を聞き出し、最低限それを満たすような備品配分を実現しました。もう1つは組織作りです。ゼミの論文班で班長だった私は、チーム環境が悪かった先輩方の反省を活かし、クラウドを用いてオンライン中心で取り組む班もあった中で、全員が集まるコアタイムを週3回設置し、対面で分析する時間を作ることで「on」での信頼関係を築きました。また、活動後の夕飯・旅行を兼ねた実地調査を通して「off」での関係構築も図りました。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
本選考の前に就活相談会があり、その際に不動産業界が第1志望であると伝えていたのでそこの選考を待ってくれた。
内定に必要なことは何だと思うか
インターンに参加すると約半分が内定といわれている。つまりインターンに参加することが重要である。私の場合は夏のインターンシップではGDで落ちてしまったが、秋のインターンの選考の際には書類選考が免除になった。その後のGDも面接も特別手ごたえがあったわけではないので、早期から志望していたという熱意が評価されたかもしれない。インターンシップは正直高学歴の人しかいないが、頑張って早期からエントリーすれば道は開けると思う。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
インターン組とそれ以外で大きく異なると思う。私はインターン組なので前者について書くが、必要なのは論理性・協調性・志望度のみであると感じた。インターンに参加せれば自ずと企業理解は深まるので、どこで差が出たか考えるとこの3点のように思う。特に志望度は大事なので、インターンに参加できれば、あとはひたすらに熱意を見せれば内定獲得は容易だと思う。
内定したからこそ分かる選考の注意点
インターンに参加するかどうかで難易度が大きく変わるように思う。それは志望度を重視していると言い換えることもできて、早期から日本総研という会社に注目しエントリーしているとそれだけで評価されるような気がした。仮にインターンに合格できなかったとしても、本選考の際に早めにエントリーしていた旨を伝えて熱意をアピールすべきである。
内定後、社員や人事からのフォロー
定期的に他社の選考状況を聞く電話がかかってきた。正直に答えれば何の問題もない。
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日本総合研究所の 会社情報
会社名 | 株式会社日本総合研究所 |
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フリガナ | ニホンソウゴウケンキュウショ |
設立日 | 2002年11月 |
資本金 | 100億円 |
従業員数 | 2,349人 |
売上高 | 2496億7800万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 谷崎勝教 |
本社所在地 | 〒141-0022 東京都品川区東五反田2丁目18番1号 |
電話番号 | 03-6833-0900 |
URL | https://www.jri.co.jp/ |