18卒 本選考ES
グループ全社
18卒 | 千葉大学大学院 | 男性
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Q.
あなたの研究テーマや得意技術について専門外の人にもわかるよう説明し、その技術を用いてどのような社会課題の解決に貢献できる(したい)か説明してください。
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A.
私の研究テーマは「認知症予防を目的とする会話ロボットの開発」です。研究の背景として、会話をする機会が少ない高齢者は認知機能が低下しやすい、すなわち認知症になりやすいという報告があります。そこで私は従来、情報案内などに使われていた会話ロボットを用いて高齢者の会話の機会を増やすシステムを考え、その開発を研究の目的としました。 対話システムの設計は認知機能訓練として用いられている会話手法である共想法をベースに行いました。共想法とは、写真を用意し、その写真に関してエピソードを話し、その後質疑応答を行う会話手法です。本研究では小型ロボットとタブレット端末を用いることによって、ロボットを相手に共想法、すなわち認知機能訓練を行うことができるシステムの開発を目指しました。このようなシステムを実装することが出来れば、一人暮らしの高齢者等の会話を行う機会の少ない高齢者の認知機能の低下を防ぐことが可能であり、高齢者の認知症患者の増加およびそれに伴う介護士の不足問題等の社会問題を解決できると考えられます。 続きを読む
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Q.
学生時代(大学・大学院)に周囲を巻き込んで困難を乗り越えたエピソードを説明してください。その中であなたの果たした役割やこだわった点を具体的に説明してください。
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A.
周囲を巻き込んで困難を乗り越えた経験に、多世代交流を支援するNPO法人に学生スタッフとして所属していた際の経験があります。私の所属していたNPO法人は地域での他世代交流を支援するために、高齢者と学生の交流の場を設けることが主な活動目的でした。しかし、イベントの際には高齢者の参加者に対して、学生の参加者が少ないことが多く、長年の課題となっていました。そこで私は、学生の参加者を増やすために、大学内、もしくは学外で地域交流や少子高齢者に関連する授業を行っている教授を探し、授業内で受講生に対し、活動の宣伝をする時間を頂くことを提案しました。学生メンバー四人で手分けしてこの計画を実行することになり、私は実際に受講生の前で宣伝をする役割につきました。宣伝をする際には活動内容を述べるだけでなく、それに対してメンバーがどのようなやりがいを感じたかを説明することにより、受講生に活動の魅力を共感してもらうことを意識しました。その結果、次年度の学生スタッフの志願者数を例年の約二倍にまで増やすことができました。このような体験から、私には、自分の所属内だけでなく、外部を巻き込むことで困難を乗り越える能力があると考えています。 続きを読む