【自動車業界の革新を体感】【23卒】デンソーテクノの冬インターン体験記（理系/WEB仕事体験（ソフト系ワーク））No.20516（非公開/男性）（2022/3/15公開）

自動車業界に興味を持っていて，情報系選考であったので，自動車業界のソフトウェア企業を探していました．トヨタのグループ企業でソフトウェアを専門に扱う企業だったので，インターン参加に至りました．インターンの内容も1dayで選考もなく早い者勝ちだったので，気楽に参加を決意できました．

選考自体が行われることはなく，参加条件は企業説明会に参加することとプログラミングの経験があることでした．予約も早い者勝ちなので，予約が始まってからすぐに予約しました．

企業説明会に参加すれば応募できるので，単純に企業に興味を持っている学生に参加してもらいたいのではないかと感じる．

仕様を満たすシステムを開発する課題解決型グループワーク

最初に役割分担を決める．リーダー，タイムキーパー，発表担当，書記を割り当て，リーダーが進行していく．
まず初めに，仕様を満たすシステムがどのようなものかを考え，フローチャートを作製する．
作製したフローチャートに沿ったプログラムをチームで開発し，車に実装して社員さんに動かしてもらう．あとは，各種パラメータを調整する．

システム開発を行う上で，顧客始点の最適なシステムの考え方

指定されたコースを走る車のシステムを開発する

1日目にやったこと

仕様を満たすプログラムの開発を行う．プログラムは一から作成するのではなく，あらかじめプログラムの概要は用意されていて，チームで考えたシステムを適宜追加していく．最後にチームで考えたシステムについて代表者が発表する．

技術系社員

なし

各チームを担当してくれる社員さんとは関わることが多かった．質問すればすぐに反応してくれるし，こちらから声をかけなくても適宜アドバイスをしてくれた．特に，チーム内で議論が煮詰まったり意見が衝突したときには率先して手助けをしてくれて，円滑な議論の進め方を学ぶことができた．

インターンの課題は，要求を満たすだけなら非常に容易なものであった．しかし，ワークの時間が非常に短いので，限られた時間の中で要求に沿ったシステムを開発し，かつ，顧客目線で最適なシステムを考えて付加価値を付けていくのは難しかった．初めの自己紹介の時点で自分が担当したい役割を言っておけば，議論に入るまでがスムーズになると思う．

チームは6，7人でしたが，基本的に3，４人が主体となって進めており，終始議論に参加しない学生もいた．初めに決める役割分担で何かしらの役割をもらっておけば，議論に参加しやすくなると思う．

ソフトウェア開発の神髄は，プログラムの作成ではなく，顧客にとって最適なシステムをは何かを考えることであると学んだ．特にこの企業はソフトウェア開発の中でも，開発・設計専門の企業なので，その色が強いように感じた．また，チームでの議論の進め方としても，人数が多い場合の議論は初めてだったので，良い経験になった．

プログラミングの勉強をしておくことが大切と感じた．業務体験ではC言語を使うので，C言語を日ごろ使っていない人は復習しておくと，グループワークのプログラミングの段階で詰まることは無くなると思う．

業務内容について，システム開発の進め方を知ることは出来たが，企業に対する理解を深めることができなかった．というのも，インターンの中で行われた企業紹介は，企業説明会とほとんど同じ内容で，目新しいものではなかった．企業についてもっと深く知るためには，インターン参加者限定の職種紹介セミナーに参加するまでしないとダメだと感じた．

参加学生のレベルは非常にまばらで，志望度をみてもあまり強い人はいないように感じた．グループワークの中でも，ごく一部の学生が積極的に議論に参加しているという印象だった．なので，自動車業界かつソフトウェア系を第一志望として考えている自分にとって，志望度や熱意の点で他の学生には負けない自信がある．

志望度は特に変わっていない．というのも，ソフトウェア系企業の業務の進め方について知ることができても，この企業での実際の業務について知ることはあまりできなかったから．時間が短いのが全ての原因だが，企業紹介の時間も企業に関する質疑応答の時間も不十分であったため，企業理解をより深めるためには別のセミナーに参加する必要があると感じた．

インターン参加者向けの早期選考などは特になかったから．というのも，別にES等の選考がある夏季インターンがあるので，そちらに参加していれば有利に働くのではないかと思っている．この1dayインターンは，夏季インターンに参加できなかった学生向けではないかと予想している．

自動車業界に興味があった．100年に一度の大変革期と呼ばれており，将来的に様々な業界と深い繋がりを持つようになると感じているので，純粋に楽しそうという印象があった．自分は情報系の学生だったので，自動車業界の中でハードではなくソフトを扱っている企業を志望していた．自動車業界の中でも自動運転は，消費者向けはもちろん，企業向けのビジネス展開に無限の可能性があると感じていて，これからが一番熱い業界であると考えている．

ソフトウェア系企業のイメージは，ひたすらPCに向かってプログラムを書き続けるという印象があったが，実際にはプログラムを作るより，どのようなプログラムが最適であるのかを考える時間の方が圧倒的に多いということがわかった．また，最適なプログラムを考えてからプログラムを作成するので，思ったよりプログラミングをする時間は少ないとも感じた．志望業界としては自分の想像通りで，今後が熱い業界であることを再確認して，志望業界を固めることができた．