私は大学で写真部所属しており、そこで実施した班活動の班長を努め、約1年半、9人の班員をまとめて来ました。活動当初は、カメラに触れる機会が少ない新入部員が多かったため、定期的に勉強会や撮影会を企画しました。その結果、写真を撮ることの喜びや楽しさが伝わり、次第に個人活動にも力を入れる班員が増えました。活動を行う上で苦労した点は、班活動の集大成として展示会に出展する共同作品の制作です。撮りたい写真や感性の違いからテーマを統一することに苦労しました。多数決で決めることは避け、班員にそれぞれやりたいテーマのプレゼンテーションをさせるなど、皆が納得する意見を生み出す工夫をした結果、「生」という漢字から各々が思い描く写真を撮り、組写真を制作するといった意見が生まれ、個々の感性を活かした作品が出来ました。また、頻繁に活動出来る人と出来ない人の間に情報や制作意欲に差が出るといった問題も生じました。義務活動ではないため、強要することは避けつつも、全員でやり遂げる方法を模索した結果、活動に欠席した班員も次の活動にスムーズに参加できる環境づくりが必要であると思い、以下を実行しました。①活動ごとに進行状況をまとめ、不参加の班員にも情報の共有を行う。②活動に参加できない場合は、メールで写真のデータや作品に対する意見を送ってもらう。結果、約4か月かけて全員で3つの共同作品を完成することに成功し、来場者アンケートで1位と2位を獲得することが出来ました。活動を通じて、創意工夫しチームをまとめる力や、物事を最後までやり遂げる力を養うことが出来ました。
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