【22卒】アビームコンサルティングの夏インターン体験記（文系/ビジネスコンサルタントコース）No.15082（東京大学/女性）（2021/5/28公開）

他の学生と交流する機会はほぼなかった。個人ワークを通して、ひとつのお題に対する全員の異なるアプローチを知ることができて勉強になった。

お題の設定がかなり細かく、リアルなコンサルの実務を体感することができたように感じる。また、現役のコンサルタントによる解説を毎度うけることができたので、学生と社員さんのレベルの差異を実感することができて、大変刺激になった。こうした知的思考が苦にならないことがコンサルの第一歩であると思った。

ワークに取り組む上での時間の使い方など、前もって練習をしておけばより満足度の高いアウトプットを体感できたのではないかと感じる。

コンサルタントが日々向き合う業務の複雑さや、それをひとつひとつ解きほぐす知的な営みには大変感銘を受けた。しかし、この仕事をする上で「自分らしさ」や「オリジナリティ」が発揮されるイメージが持てず、「自分だからこそできる仕事を成し遂げたい」という自分の就活軸とは改めて合致しないことを確認した。

インターンの参加学生を見る限り、本選考を受ける人もコンサル就職に向けてハイレベルの対策をしている人ばかりではないと感じたから。また、1dayインターンの参加後、本選考の1次選考のパスルートをいただけたため、内定までの選考回数が軽減されたから。

志望度が下がったわけではなく、特に上がらなかったという表現が近い。もともとコンサル志望ではなかったため、コンサルならではの知的労働は面白く感じたものの、自分の大切にしたい「オリジナリティ」などの観点には合致しないと再認識したため、いい会社さんだとインターンを通じて感じたが業界そのものを志望するには至らないと解釈した。

本選考の段階で、インターンシップのワークで評価がよかった人は選考フローが一部スキップとなる優遇措置があった。1dayインターンでその待遇を受けられたので、複数日程のインターンがあれば迷わず参加すべきだと思う。

1dayインターンシップながら、ワークの評価によって本選考の選考フローが一部スキップされた。特に個人に対するフォローはなかったが、定期的に採用ページより情報共有があった。

広告代理店およびIT企業を志望していた。前者については、扱える案件の規模感や社内で出会える人の魅力という観点から大手広告代理店を志望していた。後者については、「なるべく関わる可能性のある事業領域の幅が広い方がいい」といった漠然とした観点から複数の事業領域をもつ企業を志望していた。また、SIerなどより事業やサービスそのものを生み出すことのできる仕事に興味があったため、IT企業の中でも事業会社に絞っていた。

一般に広告代理店とビジネスモデルが似ているとされるコンサルのインターンに参加したことで、「外の目から課題を抽出する」という立ち位置が及ぼしうる可能性の大きさを実感した。ただ、やはりコンサルの仕事はクライアントありきであり、自分で案件をとってくることのできるマネージャークラスの立場に至るまでは何年もかかるため、コンサルの先のステップを想定している人はファーストキャリアにコンサルを選ぶ意義についてしっかり考える必要があると感じた。この時間軸の観点はその後の就職活動に大きく影響を与えた。