【食品業界への挑戦】【23卒】キッコーマンの冬インターン体験記（文系/事務職）No.23100（非公開/非公開）（2022/4/21公開）

志望業界がメーカーであり、中でも食品業界の志望度が高かったため。また夏のインターンにも応募したがES通過できなかったため、秋もリベンジをしたいと考えた。そして4日間のインターンは珍しいので、参加できれば多くのものを得られると思った。

ESのみの選考であり、かつ設問はガクチカと応募理由というシンプルなものであることから、差別化しつつもいかにわかりやすく伝えるかが重要だと考えた。そのためにワンキャリアや企業ホームページを参考にし、自分らしい内容にした。

面接選考がなくESのみで参加できたので、学生時代にやってきたことや、なぜキッコーマンのインターンシップに参加したいのかをいかにアピールできるかが勝負だと思った。

家庭用・業務用営業体験ワーク、新商品考案ワーク

1日目は会社や事業に関する説明、2日目はオンラインで営業職（家庭用・業務用どちらも）の体験ワーク、3日目は野田の工場見学、4日目は新商品提案プレゼンを行う。

営業職の業務内容、商品企画に必要な考え方

家庭用・業務用営業体験ワーク、新商品考案ワーク

前半にやったこと

1日目は会社や事業に関する説明があった。各事業の社員の方が登壇し、質疑応答なども行われた。2日目はオンラインで営業職（家庭用・業務用どちらも）の体験ワークをした。こちらも営業職の社員が説明や発表へのフィードバックをしてくれる。

後半にやったこと

3日目は野田にある工場で見学をする。午前は工場長の説明を聞きながら工場を見て回った後、グループに分かれて4日目のプレゼン準備。4日目は午前にプレゼンの最終確認・資料提出をし、午後に新商品提案プレゼンを行う。

人事部長、執行役員など

なし

人事担当の方はグループワーク中、昼食時、工場見学中の移動時など、あらゆるタイミングで気さくに話しかけてくださる。また最終日の新商品プレゼンでは部長など役職の高い方からフィードバックがあるが、プレゼン資料の見やすさなどもかなり重視していた点が印象的だった。

最終日の新商品提案プレゼンでは、新商品案がなかなか定まらずに苦戦した。1日目の午後、3日目の午後の準備時間内では完成の目途が立たなかったため、3日目の夜にZoomで作業した。新商品という、この世にないものを生み出す難しさを痛感した。その甲斐あって、4日目は余裕を持って準備でき、フィードバックも比較的良いものをいただけたと思う。

グループワークは合計3回行われるので、さまざまな学生と関わる機会があったが、主体的な学生がとても多かった。

工場見学を通して、キッコーマンが持つ技術力の高さやモノづくりへの強いこだわりを感じた。長年の伝統を守り抜り、商品を作り続ける姿勢には目を見張るものがあった。インターン最終日にたくさんお土産をいただき、さまざまなキッコーマン商品を試したが、商品力が高く営業でも自信を持って取引先に提案できそうだと感じた。

企業研究を全くせずにインターンに参加したため、1日目の企業説明の際に初めて知る情報ばかりでもう少し調べてくればよかったと思った。簡単なクイズではあるが、キッコーマンやしょうゆに関するクイズの回答をランダムで当てられることがあった。

歴史・伝統・技術力がある企業であることから、ユニークさを追求した売り場提案や商品企画・マーケティングは難しいのではないかと感じたから。良い企業であり、社風も和やか、仕事中心の生活になることはなさそうという点では魅力だが、変化を楽しみたい自分には合わないと思った。

4日間のインターンシップを通して、ホームページやOB訪問で知れる以上の企業研究ができたため、志望度を伝えたり他の学生と差別化する上で最高の材料が得られたと思うから。ただ食品は高倍率であるし、インターン参加者の学歴が高かったことを考慮すると、内定が出る！とまでは思えない。正しい努力をすれば合格ラインに到達できるのではないかというレベル。

4日間キッコーマンのことを考え続け、毎日配られた豆乳やジュースを飲み、新商品プレゼンのために商品ラインナップをくまなく見る、ということをしていたため愛着がわいた。また人事の方をはじめ、大変あたたかく家族のように見守ってくださったこともある。

上記で述べた通り、参加者の優遇は特にない。早期の選考をいただけるわけでもないし、ESの選考が全員合格と明示されているわけでもない。ただインターンに参加したことで、ESや面接で差別化したり、自分の経験ベースで思いを語ることはできると思う。また最終日のプレゼンでは、履歴書のようなものにメモしている様子も見られた。

メーカー（食品・日用品・玩具・文具など）を見ていて、特に食品業界の志望度が高かった。日常に笑顔を届けたく、飲料メーカーやお菓子メーカーが第一志望であった。調味料メーカーは安定のイメージがあることや、笑顔を作るというよりは縁の下の力持ちとして食を支える存在だと思っていたため志望していなかったが、「志望しない理由」を確かめるためにも応募した。

自分はチャレンジや変化を求めるタイプであるため、やはり調味料メーカーは安定志向が強く、志望度は低いままであった。また和食よりは洋食派であり、グローバル志向でもないため全体的にマッチしなかった。しかし「安定」がもたらす社風の和やかさ、働きやすさは魅力的であり、自分が行きたい企業を判断する上で観点の一つに加わった。