22卒 本選考ES
グローバルスタッフ
22卒 | 東北大学大学院 | 男性
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Q.
研究概要
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A.
持続可能な社会の実現に向けて、クリーンエネルギーである水素を利用する燃料電池が注目されています。一方、燃料電池は単体では性能が低いため、触媒を利用する必要がありますが、現在触媒材料に利用されている白金の埋蔵量は限られ、高価であるうえ、使用を繰り返すと触媒性能が低下するという問題も抱えています。従って、燃料電池の普及促進のためには、白金代替触媒の開発が必要不可欠です。既往の研究より、窒素含有炭素材料は、白金と比較して耐久性に優れ、触媒活性を示すと報告されています。しかし、その触媒性能は白金に劣っており実用化に至っていません。ゆえに、最適な触媒をデザインする為に、どのようなメカニズムで窒素含有炭素材料が触媒活性を示すか解明することが重要です。そこで、本研究では触媒活性発現因子の特定を目的として、窒素導入量や窒素導入位置を制御した窒素含有炭素材料の合成及び触媒活性評価を行っています。これまでの研究では、新規窒素導入方法を用いて、炭素材料の一種である天然黒鉛への窒素導入形態制御に成功しました。今後は合成した窒素含有炭素材料の詳細な触媒活性評価を行い、窒素導入形態と触媒活性の相関関係を明らかにする事で、触媒活性メカニズムを解明する予定です。 続きを読む
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Q.
上記テーマを選択した理由
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A.
理由は2つあります。1つ目は、炭素材料という素材に興味が惹かれたからです。炭素材料は鉛筆の芯に用いられる黒鉛に代表されるように、資源量が豊富でありかつ私たちの身近に存在する素材です。そのような身近にありふれた素材に対して、窒素を添加するだけで、社会に大きなインパクトを与え得る高機能材料に変貌する事に、とても魅力を感じました。2つ目は、自分の手を動かして結果を得られる研究をしたいと考えたからです。出発材料や合成プロセスを自らの頭で考え、合成した物質に直接手で触れ測定を行う事で、理論と実用の両面から最適な解決手段を見極める力を学びながら、社会の課題解決に向けた取り組みができる上記テーマを選択しました。 続きを読む
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Q.
学生時代に最も力を入れたこと及びその成果
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A.
80人規模の大学合唱団での活動に最も力を入れて取り組みました。全くの未経験から入部した当初は周囲についていけず苦労しましたが、自主練習計画を策定し、弱点克服に向けて取り組んだ結果、学部2年次には全国声楽アンサンブルコンテストに出場し、入賞することができました。また、学部3年次はパートリーダーとして20人ほどのチームを率いました。合唱団の最大のイベントである定期演奏会の成功という最終目標を達成するに当たって、パート全体の連帯感の向上が重要な課題であると考えました。具体的には、パートメンバー全員にノートを配り、練習の感想や曲作りに関する意見を募り、練習後の振り返り時間に共有することで、音楽づくりにおける共通認識の共有に努めました。その結果、パート内の連帯感が高まり、定期演奏会本番では来場客や辛口評価のOBから高評価を得られました。 続きを読む
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Q.
上記取組みで「特に工夫した点/苦労した点」
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A.
特に苦労したタイミングが2点あります。1点目は、合唱部に入部した1年目です。入部当初の私は全くの未経験で上手く歌うことができず、とても悔しい思いをしました。そこで経験者と比較して、基礎知識が欠如していることが課題であると考え、楽典やボイストレーニングの本を読み、自主練習を繰り返すことで基礎力向上に努めました。また、自分の歌声を録音して、熟練者の歌声と比較する事や個人練習を行ってもらう事で、自分に足りない部分や伸ばしていく部分を客観的に分析しました。その結果、技術力の向上が周囲に認められ、アンサンブルコンテストのメンバーに選抜されました。2点目は、パートリーダーに就任してからの半年間です。就任当初、私は技量が高い人や上級生の意見ばかり取り入れ練習を進めてしまい、初心者や下級生のモチベーション低下を招いた結果、パート内の雰囲気が悪化し、演奏の質が落としてしまいました。この失敗を通して、全体演奏のクオリティはパートメンバー全員の士気に左右されることに気づきました。そこで練習に初心者や下級生らに一部練習メニューの構成を任せ、彼らの提案を積極的に採用することで、彼らがやりがいを持って活動できるような環境作りに努めました。その結果、メンバーのモチベーションが向上し、練習出席率が7割程度から9割まで向上し、練習から質の高い演奏ができるようになりました。 続きを読む
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Q.
当社志望理由
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A.
志望理由は3点あります。1点目は、チーム一丸となって「大きなもの」を創ることに魅力を感じるためです。演奏会の成功に向けて、大学合唱団で活動した際には、チームで一つのステージを創り上げる事に、強い喜びを得られました。プラントエンジニアは、様々なバックグラウンドを持つ人たちと協力しながら1つのプラントを創造することで、社会に大きな変革を与える職業であり、「チーム×スケールの大きな仕事×社会貢献」という自分のキャリア選択の軸に最もマッチすると考えています。2点目は、貴社の業務内容に興味が惹かれたからです。私は現在持続可能な社会実現のための基礎研究を行っており、将来は社会を根底から支える職業に就きたいと考えています。貴社は、政界の諸問題解決のために幅広い分野で培った技術力と経験を活かし、数十年後の未来を見据えた画期的な事業を多角的に展開しており、強い興味を持ちました。3点目は、貴社社員の人柄に魅力を感じるからです。夏季インターンシップでは、現場社員の職種に縛られる事無く幅広い業務に取り組む姿や、情熱的に自分が携わってきた事業について話している姿がとても印象に残っています。また、この経験を通して自身の仕事に情熱を持つ貴社社員と、切磋琢磨しながら働きたいという想いを抱きました。貴社に入社し、幅広い職務やプロジェクトを経験することで、自分の能力を伸ばし、情熱をもって社会貢献ができる人間に成長したいと考えています。以上3点の理由より、貴社を強く志望します。 続きを読む
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Q.
当社には4つの価値基準がありますが、現在の貴方にとって特に重要視したいものを一つ挙げ、その理由を記入して下さい。
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A.
4つの価値基準の中で「人財」が最も重要視しています。私は研究活動や部活動を通して、多くの人と関わり合いながら、時には助けられ時には競い合うことで、これまで成長してきたと自負しています。大学合唱団のパートリーダーを務めた際は、チームメンバー1人1人の意見に耳を傾ける事が、当事者意識の芽生えや個性の発現につながり、結果としてプロジェクトの成功の成功を左右すると実感しました。また、プラントエンジニアは専門領域や国籍・年次等が異なるメンバーが集まるチームを率いて、限られた時間内で社内外の人達を巻き込みながら、プロジェクトを完遂する必要があるとインターンシップを通して学びました。そのような状況下では、異なる意見を調整しながら周囲を巻き込む姿勢や、状況を冷静に判断しリーダーシップをもって解決策を立案する能力等、人にしか発揮できない能力が問われる機会が多いと考えています。以上の経験より、物事を成し遂げるためには「人財」が最も重要であると考えています。将来はリーダーシップを持ちながら、他人の思いを汲み取り、チームの力を最大限引き出すことができるプラントエンジニアとなり、貴社に貢献できる「人財」になりたいです。 続きを読む