22卒 本選考ES
総合職(技術系)
22卒 | 熊本大学大学院 | 男性
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Q.
現在の研究の概要を以下2点が分かるように作成ください。 ・テーマの位置づけ(どのような科学技術の発展に必要な研究なのか) ・新規性、独自性、独創性
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A.
私は 「真菌の共培養により得られる二次代謝産物の探索」というテーマで研究を行っています。微生物をはじめとする天然物は構造や生物活性の多様性から、医薬シーズとしてこれまで利用されてきましたが、近年、微生物由来の医薬品は減少傾向にあります。原因として、微生物が有する二次代謝産物の生合成遺伝子の大部分が働いていない休眠状態であることが考えられます。また共培養は複数の微生物を混合して培養する方法で、単独培養では休眠状態にある遺伝子が活性化され、新規性の高い生物活性物質の産生が期待できます。これまで細菌を用いた共培養の報告例が多く、真菌どうしの共培養についてはほとんど報告例がありません。本研究では、真菌どうしの共培養に着目し、新たに生合成される二次代謝産物の探索を目的としました。土壌から単離した真菌を用いて、共培養の組み合わせの検討を行いました。そして、LCMSにより代謝産物プロファイルを分析し、新たな化合物の産生が認められる組み合わせを見出しました。その組み合わせで大量培養を行い、得られたエキスから新規化合物と既知の生物活性物質を単離しました。本研究の結果より、真菌どうしの共培養でも、新規化合物や生物活性物質の産生が誘導できることを明らかにしました。共培養は減少傾向にある微生物由来の医薬品の開発に繋がることが期待されます。 続きを読む
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Q.
現在、研究以外で力を入れていることについてご記入ください。(400文字以内)
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A.
私が学生生活で力を入れたことは、大学時代に所属した水泳部です。私は小学・中学と水泳部に所属していましたが、ブランクもあったため、タイムを伸ばすことができない期間がありました。しかし、私は負けず嫌いな性格のため、自分に足りないことは何かを考えて、それを補うことに尽力しました。具体的には、部の練習以外にプールで自主練を行い、筋力強化のためにジムに通い、上級者の方に技術面の指導を受けました。このような努力を2年間地道に続けて、学部3年次の大会では自己ベストを大きく更新しました。一つのことに情熱を注いで、全力で取り組んで得られた達成感は自分自身の成長につながりました。この経験の中で、行動力、忍耐力、自己分析能力などの多くの強みを得ました。今後もこれらの強みを最大限活かして、様々な事に挑戦していきたいと思います。 続きを読む