
23卒 本選考ES
技術系総合職
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Q.
趣味・特技について教えてください。
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A.
趣味はスポーツ観戦です。特にプロ野球が好きで球場に足を運んでいました。特技は剣道です。剣道を通して、礼儀作法と忍耐力を身に付けることができました。5歳から約20年間続けた現在では4段を取得しています。 続きを読む
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Q.
研究テーマを教えてください。
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A.
研究テーマは「PLD法を利用したSm-Fe系磁石膜の開発」です。本研究では、高温下で使用可能な新規磁石材料の開発を目指しています。既存のネオジウム磁石では、高温下での使用の際に、ジスプロシウムを添加しています。しかしながら、ジスプロシウムは希少元素であるため、安定供給が課題となっており、ジスプロシウムフリーな磁石の開発が求められています。そこで、高温下においてネオジウム磁石に勝る性能を有するSm-Fe系磁石に着目し、PLD法を利用した新規磁石膜の開発に取り組んでいます。 続きを読む
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Q.
研究要旨を、研究の位置づけを含めてわかりやすく記入してください。
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A.
私は磁性体の研究を行っています。現在、室温で最も優れた磁気特性を示すネオジウム磁石は幅広い分野で応用され、特に電気自動車用や風力発電の需要拡大が予測されています。ネオジウム磁石はキュリー温度が低く、高温下での使用が困難であるため、電気自動車等の高温で使用されることが推定される場合、ジスプロシウム等を添加して利用されています。しかしながら、ジスプロシウムは希少元素であることに加えて、産出地域が限定されているため、資源リスクが高いことが課題となっており、長期的な安定供給が難しい状況にあります。したがって、電気自動車や風力発電が普及する今日、ネオジウム磁石に代わる、高温下で使用できる新規磁石の開発が求められており、日本における元素戦略プロジェクトの一つとして取り組まれています。本研究は、ネオジウム磁石と比べてキュリー温度が高く、高温下で優れた磁気特性が期待される材料の一つであるSm-Fe系磁石に着目しました。現在はその基礎として、PLD(Pulsed Laser Deposition)法という成膜方法を利用して磁石膜の作製・評価を行っています。Sm-Fe系磁石の開発が成功することで、高温下で使用可能な磁石材料の選択肢を増やすことが可能になり、資源リスクを軽減することが可能となります。 続きを読む
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Q.
研究の中で、あなた自身が発揮した独創性やオリジナルティによって課題解決/課題発見したエピソードを教えてください。
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A.
既に薄膜作製技術の一つであるスパッタリング法によりSm-Fe系磁石膜が開発され、大きな保磁力を実現しているものの、数µmと非常に薄いため、デバイスへの応用を考慮した際に、更なる厚膜化が求められています。そこで私は、スパッタリング法に比べて、高い成膜速度を有し、厚膜磁石の作製実績を持つPLD法を利用することで、数十µm~数百µm厚のSm-Fe系磁石膜が作製できると考えました。加えて、サマリウムという元素は非常に酸化しやすいため、高真空下の成膜が必要となります。反応ガス等を必要とするスパッタリング法に比べて、高真空状態のチャンバーにレーザを入射させるだけで成膜できるPLD法は、Sm-Fe系磁石膜の酸化による磁気特性劣化を抑制できると考えました。現在、磁石膜厚30 µm程度のSm-Fe系磁石膜を作製し、新規磁石材料の厚膜化を実現しており、更なる磁気特性向上に向けて添加物等の検討を行っています。 続きを読む
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Q.
三井化学において、将来あなたはどんな活躍をしたいですか。キャリアパスのイメージがあれば、それも含めて記入して下さい。
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A.
私が貴社を志望する理由は、ものづくりを支えたいという思いを実現できると考えたためです。貴社の製品はあらゆるところに使用されており、産業を広く支えています。その中で、私は将来的に大規模プラントも扱う設備エンジニアとして、最先端技術を用いた保守・保全の業務の効率化を行いたいです。私はこれまで剣道部での経験から「縁の下の力持ち」である役割に使命感とやりがいを感じてきました。この経験や価値観は、ものづくりのインフラの「素材」を扱う貴社で、「縁の下の力持ち」である設備エンジニアを志望するきっかけになりました。私は大学時代の経験から得た「常に問題意識を持ち、改善に向けて考え、行動する」姿勢を活かし、設備エンジニアとして、より安全で効率的に保守・運用できるプラントの設計に携わりたいと考えています。入社後は保守運用業務を学び、最終的に大規模プラントも扱える設備エンジニアとして専門性を身に付けたいです。 続きを読む
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Q.
あなたの研究以外の自己PRを、具体的なエピソードと共に教えてください。
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A.
私の強みは、目標に向かって行動できるところです。私は大学時代に剣道部での活動で、チーム目標であった全国大会出場を達成するために、朝練を提案しました。当時のチームは、毎年、あと一歩のところで全国大会への切符に手が届かない状態でした。私は全国大会出場に向けて今のチームには何が足りないのか、チームの課題を分析しました。その結果、「技の打ちの強さ」「体力不足による試合中のパフォーマンスの低下」というフィジカル面に課題があると感じた私は、朝練を提案しました。メンバー全員で話し合い、週2回朝7時から1時間程度、行うことを決定しました。朝練では、稽古の中ではできない筋トレや体幹トレーニング、ランニング等を行いました。朝練を通して、チームの弱点であったフィジカル面の強化だけでなく、選手がより高い意識を持って稽古に取り組むようになりました。メニューからメニューに移る際の体系移動が素早くなり、選手間でのアドバイスが増加し、チームとして目標に向かって一致団結することができました。その結果、団体戦で目標としていた全国大会出場を達成しました。貴社で働く際には、「常に問題意識を持ち、改善に向けて行動する」姿勢を活かし、継続して取り組んでいきたいと考えています。また、技術者として成長するために必要な事を学び続けたいと思います。 続きを読む