19卒 本選考ES
研究開発職
19卒 | 横浜国立大学大学院 | 男性
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Q.
これまでに最も力を入れてきたこと(サークル活動、アルバイト、その他自己啓発)と、それを通じて得た、成長したと感じていることを記載して下さい。(400字以内)
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A.
私は研究室内の博士留学生との共同研究に最も力を入れました。共同研究を行った博士留学生の研究上で測定する手法は、研究室内で知っているのは唯一私のみであり、自ら共同研究を呼びかけました。測定した試料は未だ測られたことのない試料であったため、関連論文を何報も熟読し、考え得るあらゆるパターンを試しました。その結果、業績が認められ、論文誌の投稿に至ることができました。今回の共同研究は一人では決して達成できるものではなく、チーム一人ひとりの英知が結集して成されたものです。私はこの共同研究を通して世の中に無駄な知識は決してないことを学びました。そして、英語力・学力・考察力はもちろん、学外を含むたくさんの方々とチームを組んで研究を行う上で、チーム全体を見据えて行動できる力において成長を感じました。企業に入った際もチームプレイが主となってくると思うため、得られた力にさらに磨きをかけていきたいと思います。 続きを読む
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Q.
研究テーマ(または取り組もうと考えている内容)の概要と、それを研究することの意義について説明してください。また、これまでの研究成果(投稿実績、発表実績、表彰実績など)があれば、あわせてご記入ください。(400字以内)
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A.
私は次世代二次電池であるリチウム硫黄電池に適用する電解液のデザイン、そして高エネルギー密度化の検討に関して研究を行っています。ポスト・リチウムイオン二次電池として注目されていますリチウム硫黄電池は低コストで理論容量が高く、リチウムイオン二次電池を凌ぐ高エネルギー密度を有します。しかし、反応中間体が電解液へ溶出することから電池性能が低下してしまう問題点が挙げられます。そこで、私は反応中間体が溶出しない電解液をデザインし、その電解液を用いて高エネルギー密度を有する電池の創製をテーマにして研究を行っています。私が研究していますリチウム硫黄電池は将来、車載用電池や定置用蓄電池としてリチウムイオン二次電池の代わりに使われることを考えています。本研究は第85回電気化学会での口頭発表で成果発表を行い、また4月中旬に開かれるISE 22nd Topical Meetingという国際学会で発表する予定です。 続きを読む
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Q.
入社後に携わりたい研究開発テーマとその理由を教えてください。(400字以内)
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A.
私は蓄電デバイスやエネルギー関連のテーマに携わりたいと考えています。そのように考えている理由は、我々の生活を支えているエネルギーを安定供給することで、人々の生活を支えていきたいと考えているからです。現在、石油などの資源の枯渇や地球温暖化が問題となっています。そのため、再生可能エネルギーやクリーンエネルギーが注目視されています。この事業領域はまだまだ改善の余地があり、人々の生活基盤を支えるうえで最も重要な領域の一つと考えており、また大学で学んだ電気化学の基礎知識が役に立つと考えたため、是非携わりたいと思いました。入社をした際には、蓄電デバイスなどの材料の考察から、実用化を見据えた研究や開発まで幅広く挑戦していきたいと思います。貴社はデバイス開発から基礎研究まで幅広い分野の研究者が集結しているため、多種多様な分野の研究に触れることができると思い、志望させていただきました。 続きを読む
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Q.
ここ最近(2016年以降)のNTT研究所が発表したニュースリリースで興味を持ったものがあれば教えて下さい。また、その理由についても記入してください。(400字以内)
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A.
私はツチニカエル電池の作製に関して大変興味を抱きました。私も電池に関する研究を行っていますが、電池の外装材を含め、正極や負極にも金属や生物等へ影響を及ぼす物質が多く使われる印象を持っていました。しかし、貴社が開発した電池は外装材から内装材まですべて生物由来材料・肥料成分で作られていることを知り、衝撃を受けました。実際に電池が植物に与える影響もなく、ツチニカエル電池こそ環境にやさしい究極な電池だと感じました。これからIoT社会が進み、あらゆる場でセンサが活躍する際、回収不可能な電池をツチニカエル電池に代用することで環境に悪影響を及ぼさないため、この研究は非常に注目されるものだと思いました。貴社は情報通信技術や半導体技術等、様々な分野において多大なる強みを持つため、今後の発展と実用化が非常に楽しみに感じました。私もこのような画期的なモノづくりに関する研究を行いたいと考えています。 続きを読む