22卒 本選考ES
研究開発
22卒 | 東京大学大学院 | 男性
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Q.
学生時代頑張ったことは?
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A.
大学2年生時に始めたイベントスタッフです。このアルバイトでは、班に分かれてイベント会場の設営やお客さんの案内を行うのですが、毎回業務内容もチームも異なるため、お客様を誤った場所へ案内してしまうことや班同士の連携がうまくいかないという困難が多くの従業員につきものでした。そこで私は、他人との関係が強いほどチーム作業がうまくいくはずだと考え、元々の社交性を活かし、朝の段階で班のメンバーに自己紹介をしておいたり、マップと業務内容を口に出して確認をすることでメンバーと関係を築き、業務効率の改善を試みました。その結果、今まで感じていた業務序盤のわだかまりは消え、チームでのミスも減り、業務効率が格段に改善しました。この取り組みはどの現場でもうまくいき、仕事ぶりを見た社員さんに認められ、昇給の権利を与えられました。この経験から、課題を見つけ、チームのために自発的に行動する力が身につきました。 続きを読む
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Q.
今の研究内容はなんですか?
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A.
視覚情報を利用して、動画視聴時の迫力感や速度感を制御する研究をしています。人は視界周辺の領域から運動情報を知覚しているのですが、この特性を利用して、視聴映像に画像処理を施して周辺視野の部分のみピクセル更新速度を変化させることで、ユーザに動画内の運動知覚を制御することを目的とするシステムを作っています。これが実現すれば、スポーツなどのスピード感を伴う動画コンテンツの臨場感が向上したり、水中歩行などの動画においてゆったりした気分を知覚させることができると想定しています。現在のところは、読み込まれた動画の周辺映像を一定時間感覚で遅らせて表示させるシステムを作成し終えました。これからユーザの知覚をみるために初期実験を行うと同時に、その後処理するフレームの領域や画像処理時間などのパラメータを変え、具に検討していくつもりです。対外発表はまだしておりませんが、9月に発表するつもりで進捗を進めております。 続きを読む
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Q.
入社して何を研究したいか?
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A.
移動通信システムの発展に関わりたいです。理由としては、IoT時代が進む未来で通信を発展させ、全てのものが繋がるスマート社会を実現したいからです。通信は生活の根幹と呼べるほどのインフラであり、特に移動体通信の領域は場所という制約を省くという意味でIoT社会には必須の技術と認識しています。一方で、現在では移動端末による通信は自動運転を構想とした車間通信や、車内機器の通信などに用いられておりますが、5Gとなった今でも実用化に至っている事例はまだ少ないと考えております。そこで私は移動通信ネットワークの研究を通じて、さらなる大容量、高速低遅延の通信を実現させ、繋がることが当たり前と言われるようなIoTスマート社会を目指します。この夢を実現するために、学部時代に無線通信の研究を行なって得た知識を活かし、トップの技術開発力を持ち世の中に大きな影響を与え続ける貴社で研究を行いたいです。 続きを読む
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Q.
NTT研究所のニュースリリースで気になったニュースはあるか?
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A.
300km/hのコネクティッドカーを用いた「通信電波を用いた測位情報に基づく基地局切り替え制御技術を実証」する実験のニュースに興味を持ちました。無線LANにおけるWiGigという通信では大容量通信が可能だそうなのですが、異なる基地局間を移動できないというデメリットがあると拝見しました。これが原因でドローンや車への搭載が困難であったということ知った時、この研究成果は移動通信の利用場面のという面でより信頼性が保証されるのではないかと考え、このニュースにはとてもワクワクしました。この研究では端末の位置推定を行ったのち適切な基地局との接続に切り替えることで1Gbit/sの通信を確保できたという結果が報告されており、報告書記載の通り大容量情報を地上へ伝送することや、同様にこれまで実用化は難しかったサービスへの適用も見込め、今後の通信サービスのバリエーションが大幅に増加するのではないかと楽しみです。 続きを読む