19卒 本選考ES
研究職
19卒 | 北海道大学大学院 | 男性
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Q.
これまでに最も力を入れてきたこと(サークル活動,アルバイト,その他自己啓発)と,それを通じて得た,成長したと感じていることを記載して下さい。(400字以内)
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A.
私は大学生活でトライアスロンに最も力を入れてきました。中高で陸上競技をしてはいましたが,当初は100mも泳げなかった上にロードバイクに乗るのも初めてでした。そこで,水泳経験者の同期や先輩に指導を仰ぎ,時には水泳部や自転車部と連絡を取りながら積極的に練習しました。元々彼らとは一切コネクションがありませんでしたが,練習への参加をとりつけて合同でトレーニングしました。複合競技ではなく,専門的に一つの種目に取り組む彼らは知識やフォーム,練習法などで学べることが大変多く,競技力は大きく向上しました。そして翌年にはインカレ出場,複数のレースで優勝という結果を出すことができました。大学時代の部活動を通じて,新しい環境や困難な課題に挑戦するバイタリティや,黙々と努力するだけでなく積極的に他者とコミュニケーションをとりながら物事を進めていく重要性を学び,大きく成長したと思います。 続きを読む
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Q.
研究テーマ(または取り組もうと考えている内容)の概要と,それを研究することの意義について説明してください。また,これまでの研究成果(投稿実績,発表実績,表彰実績など)があれば,あわせてご記入ください。(400字以内)
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A.
高度経済成長期につくられたインフラ構造物が設計寿命を超えつつあり,今後の寿命予測や維持管理方法の確立は急務です。さらに,寒冷地では大量の融雪剤散布による塩害が構造物の寿命を縮める危険性があります。コンクリート内部の鉄筋は水酸化カルシウムを多量に含むセメントの高アルカリ環境で不働態化していますが,二酸化炭素吸収による中性化や腐食性塩類の浸透による脱不動態化で腐食が進行します。腐食により鉄筋に錆が生じると,体積膨張でコンクリートが内部から破壊されて構造体の崩壊につながるため,鉄筋の腐食過程をモニタし脱不動態化を予見して対処を施すことは重要な課題です。本研究はコンクリート内部の腐食環境ならびに鉄筋の腐食状況をモニタするための手法を開発し,実際の大型構造物に適用してこれらの維持管理や補修に用いる測定法を確立することが目的です。研究成果として口頭発表を一回行いました。 続きを読む
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Q.
入社後に携わりたい研究開発テーマとその理由を教えてください。(400字以内)
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A.
コンクリートポール中鉄筋などをはじめとした通信設備に利用されている金属の腐食に関する研究開発テーマに携わりたいと考えています。現在,私はコンクリート構造体中に埋設された鉄筋の腐食に関しての研究を行っています。以前に文献調査をしていた折に,学会誌で貴社の研究員の方が投稿されていた論文を拝見しました。そこでは実際に使用され,廃棄されたコンクリートポールを利用して,その内部鉄筋の実験や分析を行っていました。そのような研究開発テーマに近い内容に携わればダイナミックで実用的な研究ができると思いました。金属腐食はマイナーな分野のため研究者が少ない一方で通信設備をはじめとした社会インフラの維持保全には必要不可欠でもあります。現在の研究を始めてからその事実に気づき,金属腐食に関する研究を通して社会に対して貢献したいという思いから,上記の研究開発テーマを希望します。 続きを読む
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Q.
ここ最近(2016年以降)のNTT研究所が発表したニュースリリースで興味を持ったものがあれば教えて下さい。また,その理由についても記入してください。(400字以内)
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A.
シリコンナノトランジスタによる血清中イオン濃度の計測に成功し,新しい表面化学を利用した高機能センサの実現に向けて前進したという今年2月のニュースリリースに興味を持ちました。私の研究分野である金属腐食は電気化学に含まれ,これは表面化学と密接した領域です。私の所属する研究室でも導電性高分子を用いた有機電界効果トランジスタに関しての研究を行っていますが,上記のニュースリリースで示されているような極めて微細で動作が安定したナノトランジスタの開発という高い技術開発力,さらにその応用にも貴社が取り組んでいるということを初めて知りました。情報通信の会社というイメージを貴社に対してどうしても抱いてしまいがちで,私のような化学を専攻した者が知識を活かせる分野は少ないのではないかと思っていましたが,このニュースリリースを受けて自身が挑めるフィールドの広さを感じました。 続きを読む