22卒 本選考ES
生産技術
22卒 | 東京工業大学大学院 | 男性
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Q.
当社を志望する理由を教えてください。(200文字以下)
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A.
化学の力で社会課題解決に挑む「KAITEKI」経営に共感しました。そして、基礎化学品、産業用ガスから医薬品まで幅広い事業領域があり自分の挑戦するフィールド選択の幅が広いことも魅力を感じました。さらに貴社は、海外展開やグループ総合力の発揮のため会社のあり方も加速度的に改革を進めており、外国人とのコミュニケーションや新しい環境や課題に挑戦することを苦にしない自分の特性を活かせると考え志望致しました。(198文字) 続きを読む
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Q.
職種を希望する理由を教えてください。(150文字以下)
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A.
ものづくりの現場に携わりながら、多様な人との関わりを持つことができる生産技術・製造技術職に特に魅力を感じました。また、専門知識だけではなく、判断力、意思疎通能力などの多岐に渡る能力が要求されることや、巨大なプラントスケールでの仕事は、大きなやりがいと自己の成長に繋がると考えたからです。(143文字) 続きを読む
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Q.
現在行っている研究概要を簡潔に記述してください。その際、従来技術(研究室の保有技術)とご自身の研究テーマ部分を明確に区別して記述してください。(600文字以下)
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A.
近年、メチルシクロヘキサン(MCH)をはじめとする水素キャリアは遠隔地からのエネルギー輸送の媒介として利用が広がり始めています。水素キャリアを用いた水素輸送では、水素の利用時に触媒反応を用いて水素キャリアの脱水素反応を行う必要があります。より大規模での水素利用が予見されるなか、より高速・安価・選択的に水素を取り出す触媒が求められます。従来では、活性の高い Pt 系合金をアルミナなどの酸化物担体に担持した触媒が用いられていますが、担体酸点上での副反応、貴金属(Ptなど)の使用による触媒価格の増加が懸念されています。水素の高速製造のためには活性金属の高密度化が鍵となりますが、金属の担持量の増加に伴い金属粒子径は増加しやすく、活性低下を招きます。 一方、当研究室ではイオン交換樹脂を前駆体として用いることで、金属を高密度かつ微粒子状態で炭素担体に担持することに成功しています。炭素担体は活性点をもたないため副反応を起こしにくいという利点があります。これまでに本手法を用いて調製した Pt-Sn@C 触媒を用いてMCHの脱水素反応を行い、実用レベルの 5 倍の水素生成速度を達成しました。しかし、貴金属を多量に使うといった問題は解決されていません。 したがって、本研究では、卑金属系で脱水素反応に比較的高い活性を示す Ni、Ni系合金を対象にMCHからの高速水素生成に取り組んでいます。(567文字) 続きを読む
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Q.
上記の研究に取り組む上で見出した課題とご自身が考えて行った解決手段、そこに至る背景(発想)について記述してください。例えば、どのような実験中(解析中)に、どのような事象に気付いて(誰のアドバイスで)、何を考えた、など具体例を挙げて分かりやすく記述してください。(600文字以下)
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A.
MCH脱水素反応による触媒活性試験の結果より、イオン交換樹脂を炭素の前駆体とする手法により調製したNi@C触媒では、高い担持量で担持できているにも関わらず非常に低い転化率となりました。 また、C-C結合の開裂などの副反応が起きたことが原因で低いトルエン選択率となりました。したがって、どのようにして高い金属分散度を維持したまま高い脱水素活性を実現するかが課題となります。担持金属に関して、COパルス法による分析を行い金属表面積と金属粒子径を計算したところ、TEM像の粒子径結果から算出した実際の金属表面積よりも、COが吸着できる金属表面積ははるかに小さいことが確認されました。このことから、金属は炭素担体に包埋されその表面の一部が細孔に露出している構造を持つのではと考えました。 そこで、Ni@C触媒の活性金属表面積の改善とMCH原料の触媒活性点に対するアクセシビリティの向上を目的として、金属粒子を取り囲む炭素担体をH2Oによってガス化する超臨界水処理(ScWT)を実施しました。さらに、ScWT前後の触媒性状の比較を行った結果、活性金属表面の増加は確認できましたが、TEM像およびXRD測定からは金属粒子の凝集による粒子径の増加もみられました。よって、今後の活性試験でScWTによる触媒活性への影響を検討する予定です。(560文字) 続きを読む
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Q.
学生時代に課外活動で挑戦したことを通じて、あなたを自由に自己PRしてください。(600文字以下)
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A.
新たなことに対しての意欲と、積極的な行動力が私の長所です。 大学時代にアメリカ合衆国とオーストラリアへの2度の短期語学留学を経験しました。初めは外国人との慣れないコミュニケーションや、文化、考え方の違いに戸惑いと難しさを感じました。しかし、貴重なチャンスを無駄にしたくないと思い、積極的に外に出て人と関わりを持つように心がけ実行しました。そうした留学期間の中で、日本では当たり前の文化が、その国では当たり前ではない、そしてその逆も起こり得るという現実に大いに面白さを感じました。そして、自分とは異なる文化や価値観を持つ人々に興味を持ち、未だ自分が知らない世界を自分の目で見て感じたいという強い好奇心を抱きました。その後は長期休暇が得られれば、海外の一人旅を繰り返しました。単に観光するだけに留まらず、その国、その土地に出来るだけ長期で滞在し、観光客があまり訪れない現地の人だけで賑わう場所に行くことや、英語や翻訳アプリを駆使して現地の人に会話やインタビューを行うことで、人々の暮らしぶりや文化をより深いレベルで知ろうと心がけました。その際には多文化への敬意を払うことも意識しました。 現在も、留学先や旅行先で出会った外国人と連絡を取ることや、来日した際に都内を紹介するなどで、語学力だけでなく元々私の長所であった社交性や協調性をさらに伸ばすことが出来ていると感じています。(584文字) 続きを読む