【未来を創る挑戦】【19卒】日本IBMの夏インターン体験記（理系/イノベーションコンサルティングコース）No.1088（筑波大学大学院/男性）（2018/1/31公開）

外資系ＩＴ企業を就職先として考えており，その中でも最大手の１つであるIBMにとても興味を持っていたというのが始まりです．また，募集期間も２ヶ月の間に様々なコースが予定されていたため，研究室との兼ね合いも取りやすく応募しやすかったという点もあげられます．

まず，IT部門での応募をしたので実際に貴社が提供しているサービスを可能な範囲で自分で使ってみました．ESは就活サイトや本を参考にして一度書いて，何日か後に見直してチェックをしました．

エントリーシート → WEBテスト → グループディスカッション

大手ハンバーガーチェーンに対して，日本IBMが持つWatsonの力を利用した，既存事業と相乗効果を生むような，Watsonのソリューションを提案する．

グループディスカッションであるが，チャットツールの１つである「Slack」を用いて行われました．よって，直接の会話ではなく，顔も見たことのない，自分を含めた５人での文字チャットでのディスカッションになります．伝達手段が文字でしかないため，発言というより書き込まなければ全く伝わらない状況下で，進めなければなりませんでした．また，社員のかたも同じグループの中に入っており，会話も全てログとして残るという点も考慮しながら，適切な意見を述べる必要がありました．

某大手コンビニに対してWatsonを用いたイノベーションを提案せよ

前半にやったこと

前半はIBMの歴史やWatsonについての説明・ビデオ，採用担当部長，新人部門部長からの挨拶などが他のコースの人たちと合わせてまとめて会議室で行われました．その後，社員の方と昼食をとった後，コースごとに分かれてインターンの内容の説明を受けました．説明を受けた後は基本的にグループワークをひたすら行う形でした．２日目以降は朝の最初の時間に，ディスカッションの仕方などの簡単な講義がありました．

後半にやったこと

後半は引き続きグループワークを行い3,4日目には中間発表のかたちでグループごとに個別に社員の方に発表をし，フィードバックを頂く機会がありました．決して甘くなく，駄目なものは駄目だというようなやや厳しい意見をいただきますが，決して意味のない批判はなく，全て納得のいく指摘という印象でした．最終日の午前中に最終プレゼン選考のための選考発表があり，５グループ中２グループが選ばれ，選ばれたグループは午後にシニアマネージャーの方に全員の前で最終プレゼンを行いました．
最終発表が終わった後は，IBMに新卒で入社した場合に所属する部門の部長からIBMの研修制度の説明などを受けました．

シニアマネージャー

早期選考の対象になれる(あくまで聞いた話であり，明確に提示されたわけではない)．

プレゼンを行う際に，どのようにスライドを作成したら印象的なプレゼンを作ることができるかと訪ねた時に，「大事なのは重要なことを目立たせることではなくて，大事でないところをいかに目立たせないか」というアドバイスを頂いたのが印象的でした．実際にスライドは太字や色が多くなってしまっていたため，補足内容や複雑な数式の排除などをして修正を行った結果，出来がよくなったので，非常に意義のあるフィードバックだったと思います．

テーマが与えられたあとは，基本的に指示はなく，グループで一から全ての作業を進めなければならなかったため，スタートが遅くなっていまい，全体的に時間不足になってしまいました．７時間半の就労時間では終わらないので，各自宿題にし，朝早く集まって持ち寄るなどして補う必要がありました．社員の方に常に質問できる環境ではあったが，やはり同じグループの学生の協力と頑張りが必要でした．

５日間で０から１の提案を作ることの難しさを体験できました．むやみに話し合いを続けていると驚くほど早く時間が過ぎてしまうため，常に着地点を考えながら進めることの大事さを学びました．同じグループの学生とは非常に仲良くすることができ，他大の学生と親交を深めることができました．また社員の方の話を聞く機会も設けられていて，給料のことなど非常にパーソナルな部分まで聞くことができたのが良かったです．

グループワークの進め方についてもう少し知識があったら良かったなと思いました．フレームワークなどは個人的にあまり好きではないのですが，知識として持っておくのは必要だと感じました．

今回のインターンはコンサルティング部門での参加でしたが，ITの知識も非常に求められているということがわかり，自分の学んでいる分野を活かすことができると感じることができた点．また，インターンは９時から17時半というように時間が決められていたが，実際には裁量労働制がとられており，自分の力量で仕事に熱心に打ち込むにはいい環境であると感じることができたたためです．

インターンで参加した学生は確かに旧帝早慶などの名門が多い印象があったものの，他大の学生もおり，その中で自分も選ばれたので選考をちゃんとうけることができるという風に感じました．また，自分の専攻が情報系である点もIT分野で働く上で確かにアドバンテージになると社員の方とお話させて頂いた時に思ったためです．

志望度が上がった理由は，まず働いている人に優秀な人が多いという印象を受けたためです．実際に本社で働いている様子を直に見て，働くなら周りに優秀な方が多い環境ほうがいいと思えました．また，基本的にグローバルワイドで物事が進んでいるのも自分の興味対象としてあっていると再認識できたためです．

あくまでインターンはインターンであり，本選考の選考も早期選考の対象者になればゆうりになるとは思うが，一概に参加したからと言って確実に有利になるとは思えなかった．

インターンに関わった社員の方の連絡先の一覧をいただけたり，学校に提出が必要な書類の作成の対応なども丁寧で助かりました．また，早期選考の案内もいただくことができました．

外資系IT企業を志望していました．具体的にはIBMを含め，マイクロソフト，アマゾン，オラクル，HPなどの企業です．これからの時代は英語ができなければ仕事がなくなるほど，英語が必要になってくると思い，外資系を目指していました．あとは，日系大手のIT企業を全般的に見ており，エンジニア職を中心として，ITに携わることのできる職種をみてまわっていました．

大手かベンチャーかというところで，自分にはやはり最初の志望通り，大手があっていると感じ，引き続き大手ITで業界を絞って就職活動を続けようと思いました．また，外資系企業中でも日系色が強いものと完全に外資系であるところでは違いがあると感じ，そのなかで自分がどのような企業が適しているか吟味する必要があると感じました．