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三菱商事株式会社 報酬UP

【夢を最大化する商社】【16卒】三菱商事の本選考体験記 No.549(東京大学大学院/)(2017/6/13公開)

三菱商事株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2016卒三菱商事株式会社のレポート

公開日:2017年6月13日

選考概要

年度
  • 2016年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 不明

投稿者

大学
  • 東京大学大学院
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

説明会(6月) → 1次面接(8月) → 2次面接+小論文(8月) → 最終面接+個人ワーク(8月)

企業研究

この企業に関してはOB訪問はほぼ必須。その他の業界に関しては必ずしもOB訪問は必須でないと感じたが、商社は5大商社のビジネスモデルにほぼ差異が無いため、差別化のためにOB訪問をすることを強く勧める。また、5大商社の社員の方はいずれもその会社のカラーを強く出しているため、自分が働くイメージがつかみやすいとも感じた。規模があまり大きすぎる説明会は質問できる機会も限られ、社員の方の雰囲気も掴みづらいため、できるだけ小さい座談会などで情報収集することを勧める。

志望動機

私は、「自分に無い価値をもつ多くの人々の価値を最大化する」という夢を仕事の中で実現したいと思っています。私は長年続けているバレーボールや、インターンの経験から、「他者の力を引き出す」面白さを痛感し、それを仕事としたいと考えています。そのためには私自身が他者の価値を見抜き、彼らを巻き込むプロとなることが不可欠です。私にとって、トレードや投資で他者の価値を最大化し、ビジネスを生みだす三菱商事は夢を実現する最高の環境であり、三菱商事の一員として商社のもつノウハウや信用を借り受け、夢の実現をしたいと思っています。

独自の選考 通過

実施時期
不明
通知方法
不明
通知期間
不明

選考形式

小論文、個人ワーク

選考の具体的な内容

小論文…生活の中で感じる世間の問題点を挙げ、商社としての関わり方を自分なりに考え、記述する問題が1問のみ。個人ワーク…会議が行われる動画を視聴し、その内容を報告書としてまとめるという課題。動画は数パターン用意されていた模様。

1次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官2
面接時間
20分
面接官の肩書
10年目前後/役職不明
通知方法
電話
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

ESと面接を通し、話している内容が一貫しており、それを常に論理的に説明できたことが評価されていたのだと思う。質問内容はESに関することや、王道的な就活の質問が多かったため、奇抜な発想は必要ないが、自分の書いた内容や答えた内容については、その場でさらに深く突っ込まれても問題なく対応出来るような下準備が求められる。表情も見られているように感じたため、笑顔も忘れずに。

面接の雰囲気

基本的にESに沿った質問をされ、一つ一つの質問に対する答えを掘り下げられていく形式だった。半端な考えでは答えに詰まる可能性もあるが、面接官の方は非常に真剣かつ真摯に学生の意見を聞いてくれていたように感じた。

1次面接で聞かれた質問と回答

なぜ商社の中でも三菱商事を志望するのか。

私が商社の中でも三菱商事を志望するのは、素直に「こんな大人になりたい、と思える社員の方が多かったから」です。OB訪問などでお話させていただいた社員の方は誰も非常に真面目で、良い意味でエリート意識をもち、自分の仕事に対して誇りと使命感をもっていることが強く感じられました。私自身、自分の任された仕事にはしっかりと真面目に、責任感をもって取り組みたいと思っており、そうした自分になるための成長環境として、見習いたいと思える先輩方が最も多くいた環境が三菱商事でしたので、ぜひ御社で働きたいと思っています。注意したのは、ビジネスモデルや事業内容の差について述べず、OB訪問を通して感じた素直な気持ちを話すことでした。学生の身分で調べられる付け焼刃のビジネスの知識で他商社との差別化をすることが難しかったため、自分自身が納得できる理由を胸をはってお話することを意識しました。

商社はどのグループに配属されるかわからないし、大学で学んだ専門分野を活かせるとは限らないが、それでいいのか。

私は仕事を選ぶ上で、あくまで「自分にしかない価値で、自分にない価値をもった人を助ける」という夢を実現できる環境を求めており、これまでの専門分野を仕事で活かそうとは思っておりません。ただし、これまで理系の研究分野にいたことで身に付けることのできた論理的思考力や課題を洗い出す能力などについては、自分の専門分野だけでなく、ビジネスの上でもきっと有用であると思っておりますので、存分に活用したいと思っています。どんな商材を扱うことになるのかわからない商社を志望する上で、自分のやりたいことがガチガチに固まりすぎているのはオススメできない。理系院生だからといって、自分の専門を武器に売り込む必要はない。

2次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生2 面接官1
面接時間
20分
面接官の肩書
20年目前後/役職不明
通知方法
電話
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

ESの内容やよくある設問への対策などではなく、その場、その瞬間に考えて自分の意見を述べる能力が問われているように感じた。どの設問も事前に準備出来るような内容ではないため、アドリブで対応せざるをえない。多少返答が遅れても焦らず、しっかりと目を見てコミュニケーションをとることを意識していた。設問の答えの優劣はもちろん、プレゼンをする以上しっかりと自信をもって、笑顔で説明をすることを心がけた点が評価されたように思う。

面接の雰囲気

非常にフレンドリーで、話しやすい雰囲気の中で面接が行われた。ESの内容は一通り見てはいただいていたが、設問内容などは必ずしもESに沿ったものではなく、こちらのアドリブ力や頭の回転の速さを見られていたように感じた。そのために緊張感はあったものの、終始和やかで笑顔の多い面接だったように感じた。

2次面接で聞かれた質問と回答

あなたの出身高校をより良くするためにどうしたらいいか、問題点を三つ挙げ、解決策を3分でプレゼンしてください。準備時間は1分です。

私の出身高校が抱える問題点は、①学校全体が非常に閉鎖的②学歴至上主義③生徒のプライドが高い、の3点だと思います。私の出身高校は進学校として有名ですが、そのために長年学歴至上主義が蔓延っており、学生たちも自分たちの学力に大きな自信をもっています。しかしその一方で、有名大学を目指すモチベーションはあっても、自分のやりたい仕事などについてのビジョンは全くありません。そこで私は、高校時代からより社会についての知識を得るため、就業インターンを経験することを提案します。大学受験ばかりに注力するのではなく、インターンを経験し、将来的に自分が働くことまでを意識することで、より目的をもって勉学に励むことができるのではないかと考えるからです。さらに、実際に就業体験をして、良くも悪くも打ちのめされることで、半端なプライドに縛られて自分の成長を止めることがなくなると考えています。アドリブ力が試されるため、短い時間でいかに話す内容をまとめ、話しながら次の文章を組み立てていくかが重要視されたと思う。事前準備は出来ない内容なので、普段からいかに話しながら考える習慣がついているかが問われる。

日本の理系力をあげるにはどうしたらいいと思う?

日本の理系力を上げるためには、理系をもっとオープンにすることだと思います。数年前の事業仕分けの際に多くの理系分野の予算が削られたことがありましたが、当時、世間は削られた研究分野が一体何を研究しているのかほとんどわからないままでした。理系分野は専門的であるため一般に広く説明することが難しい分野ではありますが、日本の理系力を伸ばすためには、こうした理系への無関心を取り払う必要があります。そのためには理系の研究者が今よりももっとオープンに、世間に対して自分たちの研究をアピールする必要があります。またそのアピールの際にも、専門知識を並べ立てるのではなく、自分たちの研究が描く未来の生活の姿を描き出し、夢を与えるようなアピールの仕方が不可欠だと思います。自分の考えをアピールするプレゼンである以上、しっかりと相手の顔を見て、自信をもってプレゼンテーションすることを意識した。

最終面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官2
面接時間
30分
面接官の肩書
部長
通知方法
電話
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

質問内容は特別難しいものではなかった。その一方で、学生の話し方や姿勢、雰囲気、表情など、文字だけでは表せない人格面をしっかりと評価されているように感じた。笑顔を絶やさず、自信をもってしっかりハキハキと応対できたことが高く評価されたように感じた。ただし、あくまでコミュニケーションであることを忘れず、一方的な演説のような話し方にならないように気をはらっていた。

面接の雰囲気

面接官の方は非常に迫力のある方だったが、口調は穏やかで笑顔も多く見られた。決まった質問をするのではなく、学生をまっすぐに見てコミュニケーションをとろうとする姿勢が強く感じられた。圧迫面接ではなかったが、緊張感は終始高かったように思う。

最終面接で聞かれた質問と回答

ESで提出してくれた、「あなたらしさが出ている写真」について、もう一枚追加できるとしたらどんな写真を追加しますか。

研究室で実験している時の写真を追加しようと思います。私の大学、大学院生活の中で最も長く過ごした場所が研究室であり、そうした点で自分らしい写真だと思うからです。ただ、ESの提出にあたって研究室の写真を選ばなかったのは、研究はどうしても一人で取り組む場合が多く、私自身が喜びを感じる瞬間である仲間となにかを作り上げる場面を写真に収めることが出来なかったからです。ESで提出しなかった写真についての説明のため、「何故それを選ばなかったのか」についても説明するよう心がけた。

広告代理店から内定を得ていると聞いたが、そこを蹴って当社に入社したいのはなぜか。

私は、自身の就職先選びの軸である「自分に無い価値をもつ多くの人々の価値を最大化する」という夢を最も実現できるのが御社だと考えているため、御社を第一志望としています。しかし、広告会社の採用専攻を受けた時から、この軸は変わっておりません。広告代理店は広告という武器を用い、他社のもつコンテンツの価値を向上させることが出来るという点で、私の夢を実現する一つの方法であると思っております。就活において他社の選考状況を聞かれることはよくあることだが、受ける企業を選ぶ上での軸が一貫していることをしっかりと話すように意識した。

内定者のアドバイス

内定に必要なことは何だと思うか

商社業界を志望するのであれば、企業ごとの差別化を図るためにもOB訪問は可能な限り行った方が良い。数を競う必要は全くないが、自分なりに社風の違いを感じた上で志望動機を話したほうが説得力があるし、自信にもつながる。また、事前に準備が出来ないタイプの設問も必ずどこかで織り交ぜられてくるが、慌てることなく、不安そうな態度を面接中に見せないことが重要。商社の中でも特に真面目でエリート意識が高い社員の方が多いので、無理に「面白さ」をアピールする必要は無い。また、学歴はほとんど関係ないと思ったほうがいい。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

自分の考えがしっかりと固まっていて、それに従って行動出来る人物が内定者には多いように感じる。留学経験者や体育会系はもちろん多いが、「結果的に何をしたか」ではなく、「なぜそれをやろうと思い立ったのか」をしっかりと説明出来る人物が求められているのだと思う。また、内定者は皆堂々としており、相手を不安にさせるようなオドオドした態度をした者はいない。

内定したからこそ分かる選考の注意点

学歴はほとんど関係無いと思っておいたほうが良い。また、必ずしも体育会系や留学生が優遇されるわけではないので、無闇に自分の海外経験などをアピールする必要はない。学生の頭の良さや成績はもちろん考慮されるようだが、それ以上にその学生のもつ雰囲気や人柄が重要視される。笑顔と堂々として態度を常に忘れずに。

内定後入社を決めた理由

入社を決めたポイント

  • 会社のブランド・知名度
  • 社員の魅力・実力
  • 福利厚生・手当・働きやすさ
  • 会社の規模
  • 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる

入社を迷った企業

株式会社博報堂

迷った会社と比較して三菱商事株式会社に入社を決めた理由

私が博報堂と比較して三菱商事を選んだ理由は、その事業領域の広さが魅力的に思えたからです。社員の人柄や能力はどちらも非常に魅力的でしたが、商材が広告に限られ、携わることのできる国や地域も三菱商事と比較して博報堂は少なかったため、多様な人材に出会い、海外とも仕事をしたいと思っていた私には三菱商事が魅力的に思えました。また、三菱商事は福利厚生が手厚く、ワークライフバランスも整っているように思えました。社員の方や内定者の同期はどちらの企業も非常に活発で明るい方が多く、社風はどちらも素晴らしかった。

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三菱商事の 会社情報

基本データ
会社名 三菱商事株式会社
フリガナ ミツビシショウジ
設立日 1950年4月
資本金 2044億4600万円
従業員数 80,037人
売上高 19兆5676億100万円
決算月 3月
代表者 中西勝也
本社所在地 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目3番1号
平均年齢 42.7歳
平均給与 2090万円
電話番号 03-3210-2121
URL https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/
採用URL https://www.mitsubishicorp.com/jp/ja/recruit/
NOKIZAL ID: 1130267

三菱商事の 選考対策

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