19卒 本選考ES
総合職
19卒 | 室蘭工業大学大学院 | 男性
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Q.
研究テーマ(
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A.
分子動力学法を用いた、Na2O-CaO-Si2O系ガラスの構造解析 続きを読む
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Q.
研究内容(500文字)
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A.
ガラス材料は、元素の組み合わせや、その量比によって構造が変わり、物性もその影響を受けて変わると考えられています。しかし、ガラス構造は周期性を持たないことから理解が不十分です。構造と物性の関係性を理解する試みが続けられていますが、現在でもガラス材料の設計は経験則に基づく部分が大きいとされています。そこで、分子動力学法を用いたシミュレーション計算を行い、構造解析を進めます。分子動力学法とは、原子や分子間に働く相互作用を用いて各粒子に働く力を求め、全粒子を一斉に運動させることで、原子の位置と速度を時間の関数として得る計算手法です。これにより、ガラス材料の組成、構造、物性間の関係性を理解し、ガラス材料の設計や開発の効率向上につなげる事を目的としています。また、将来的には、放射性廃棄物の処理に用いるガラス固化体のシミュレーションを行い、数万年単位で地下に保存されるガラス固化体の経年変化に関する知見を得る事も目的の一つです。 続きを読む
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Q.
どのように取り組み、何を得たか(500文字)
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A.
現実の状態に即したシミュレーションを行うために、ガラスの状態を再現する必要があります。そのために、実際のガラスの製法と同じように、高温状態から徐々に冷却する。という過程の再現や、計算の初期段階では大規模な構造が安定しない。という問題点を解決するために、原子が運動しやすい高温状態のまま計算を続けることで構造を安定化させる。という手法をとりました。これにより、ガラスの基本構造であるSiO4四面体や、ガラスの環状の骨格構造の再現ができました。私はこの経験により、「結果をもたらしている要素を個別化する力」と「それぞれの要素の役割を見極め、区別する力」が身につきました。また、シミュレーションは小さなパラメータの変化が結果に大きく影響を及ぼすこともあります。そのため、小さな変化が大局を左右する。という視点を持って原因の推測をする事ができるようになりました。 続きを読む
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Q.
最も情熱を持って取り組んだ内容(500文字)
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A.
私がもっと熱意を持って取り組んだのは、eSportsです。。eSportsとは、対人をスポーツとして捉える名称です。例えるなら、チェスや将棋のような頭脳をスポーツとして捉えるようなものです。近年世界中でプロゲーマーが活躍しており、毎年、賞金が5億円を超える世界大会が開催されていて、競技に採用されるという話もある程盛んになっています。私はその中の一つのタイトルを継続的に取り組できました。始めた当初は、友人と遊ぶことを目的でしたが、続けていくうちに、もっと上手くなりたい。世界で活躍するプロプレイヤーと渡り合えるようになってみたい。と考えるようになりました。さらなる上達を目的として続けており、今年で6年目、時間にすると6000時間程費やしています。 続きを読む
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Q.
取り組みの過程で直面した困難(500文字)
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A.
私のプレイしているタイトルは、5体5の対人戦で、敵の本陣を先に落とした方が勝ち。というルールです。インターネットを通じて、実力の近い人同士で対戦できるような仕組みのため、自分が上達すればするほど対戦相手のレベルも上がります。ランキングがあり今自分が全体の中でどのくらいのレベルなのかを数値で把握することができます。私は上位30%付近に到達した位から、試合に負けることが多くなり、伸び悩みを感じ始めました。今までと同じようにやっていても勝てない、このまま続けても勝てるようにはならないと感じました。これが、私が直面した困難です。 続きを読む
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Q.
乗り越えるために「どうしたか」、自身の思いなども踏まえて(500文字)
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A.
伸び悩みを根本的に解消し、これから先も上達を重ねるためには、適切法論が必要だと感じました。私は、上達に関わる書籍を参考にしたり、仲間と議論を重ねた結果、上達するためのノウハウを構築しました。大まかに分けると1.自分の試合を録画して分析し、反省点を見つける。2.世界のプロ選手の動きや考え方を研究して、取り入れる。3.eSportsの盛んな海外の記事を読み、知識を深める。の3点です。また、5体5のチーム戦なので、他のプレイヤーとのコミュニケーションの重要性も再認識しました。細かな状況を逐一伝え合う情報共有以外にも、劣勢のときのチームの士気のケアにも気を配るようにしました。これは、頭脳戦であるため、精神状態がパフォースを大きく左右するからです。私は、これらのプロセスを何度も繰り返すことで、結果、ランキング上位10%以内に到達することができました。プロは、上位0.01%の世界なので、目標にはまだまだ遠いですが、方法論をその都度見直し、今も上達を続けています。 続きを読む
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Q.
その経験から何を学んだか、それを仕事にどう活かしていきたいか(500文字)
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A.
私はこの経験から、何事も闇雲に取り組むのではなく、適切法論を考えて実践することが大切だと学びました。また、自分が本気で熱意を持って取り組んだこと得られた知見は、他分野でも応用できる部分があるということを学びました。仕事では常に新しいことを学び続け、社会や時代の流れに適応していく必要があると考えています。私は、趣味のeSportsで学んだ「上達するための方法論」を軸とし、新しい事に取り組んだ際も適切法論を考えることができます。また、チームで行動する際のコミュニケーションがもつ重要な役割も実感することができたため、この経験で学んだ事を応用し、高いパフォースを発揮できるよいチームを作って仕事をしたいと考えます。 続きを読む
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Q.
仕事を通じて成し遂げたいこと(500文字)
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A.
私はものづくりを通して、多くの人に感動を届けたいと考えています。私はレザークラフトを趣味としており、鞄や手帳など日頃の生活で用いる様々な物を作り自分で使っていました。ある時、私の作品を見た知り合いが製作の依頼をしてくれました。私はその人がその製品に求めているの何か、その人が日常的に使用するにあたって重要な要素は何か、というニーズを意識して的確に要望に沿う物を作りました。完成した物を知り合いに渡した時、知り合いは私に感謝の言葉と共に、感動の気持ちを伝えてくれました。この時に私は「人に感動を与えられる」という実感をし、これが私にとってのものづくりの本当の喜びなのだと感じました。この経験から、感動を届けるものづくりに携わることができれば私は幸せなのだと感じました。私は、世界中の人々に感動を届けるものを作り続けたいと考えています。 続きを読む
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Q.
実現に向けてどうアプローチするか(500文字)
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A.
まず、人々に感動を届け続けるためには技術者として成長し続ける事が不可欠です。そのために必要だと思う要素は次の3点です。広い視野を持って世界中を観察し、ユーザーが何を求めているのか、これから何が必要になるのかを考え続ける事。より良い製品を目指すために、小さな問題点や不満点を見逃さない事。そして、それを実行できるだけの技術力を身につけ、向上させ続ける事です。そして、私は2つの軸を元にして製品づくりをしていきたいと考えています。1つ目の軸は、必要性です。暮らしを支え生活を便利にする製品は多くの人が必要とします。必要性を見極めた製品を作ることで多くの人に感動を届けることが出来ます。2つ目の軸は嗜好性です。好きなものを使う事は、精神的な満足をもたらし、生活に潤いを与えることが出来ます。ユーザーの心を鷲掴みにして強烈な感動を届けるためには、必要性や便利さだけでなく「好き」にはたらきかけることが重要だと考えています。 続きを読む
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Q.
実現の場としてHondaを選ぶ理由(500文字)
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A.
1つ目の理由は貴社が、多軸的な事業展開を行っている点です。貴社は、基本となる技術を徐々に発展させていき、多岐にわたる様々な事業を行っています。一つの分野に拘るのではなく多くの分野に関わることで、それぞれで得られる知見や培った技術を相互に活かし合うことができ、更に加速的に技術力を伸ばす事ができると考えています。また、幅広い事業展開ができるという事は既成概念に縛られない視野を持っているということであり、そのような環境でものづくりを行っているならば、時代が移り変わってもその都度適応して技術力を伸ばし続けることができると考えています。 2つ目の理由は、技術者が夢を追い、作りたいものを作れる環境があるという印象を受けるからです。貴社にはS2000、NSX、HondaJet等、長い時間をかけて作ったこだわりの強い製品が多くあります。作りたいものを作れる。という土壌は技術者のものづくりに対する強いモチベーションになります。そして私は、作り手が楽しく作ったものこそが、人に感動を与えることができると信じています。 続きを読む