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キヤノン株式会社 報酬UP

【未来を拓く画像革命】【21卒】キヤノンの開発職の本選考体験記 No.9588(埼玉大学大学院/男性)(2020/7/22公開)

キヤノン株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2021卒キヤノン株式会社のレポート

公開日:2020年7月22日

選考概要

年度
  • 2021年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 開発職

投稿者

大学
  • 埼玉大学大学院
インターン
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

イメージセンサーの部門を志望していたが、実際に自分が大学で専攻していることとは違っていたためまずイメージセンサーの原理やこの業界ではどのような会社が活躍しているのかを調べることから始めた。キヤノンでは今まで自社の商品に搭載するためのイメージセンサー作りをしていたが近年になって外販を始めている。キヤノンではこれまでとても性能の良いカメラを世界中で販売し使用されており、その技術が凝縮されているイメージセンサーはこれから伸びていくのではないかと考えました。現時点ではソニーがこの市場を大きき締めていますがキヤノンは今後伸びていく可能性があること、ソニーなどの他社と比べどのような技術が特徴かなどを調べておくといいと思います。また、自分が大学で学んできたことをどのように活かして働けるかをしっかり考えておくことが大事だと思います。

志望動機

私が就職活動において大事にしていることは2つあり、1つ目は社会に幅広く貢献でき、将来性がある事業領域で働きたいことです。私が志望しているイメージセンサーはスマートフォン、デジタルカメラ、ノートパソコン、自動車、ドローン、IoT機器にも搭載されています。今後は人口増加、発展途上国の発展などに伴い現在ある機器の需要はさらに増していくことが考えられます。そして今開発されている自動運転技術、AIロボット、スマートグラスなどの普及による需要拡大と、より高速・高画質・省電力・低ノイズなイメージセンサ―が必要とされてきます。御社ではすでに2.5億画素のイメージセンサ―や真夜中でも真昼のような撮影を可能にする超高感度イメージセンサーの開発に成功しており、将来性をとても感じました。そして2つ目は会社の雰囲気や教育制度の充実度です。御社のインターンシップに参加した時、今まで参加してきた他社のインターンシップ、座談会に来られていた社員の方と比較して御社の開発の方、人事の方、工場の方みな明るい雰囲気でとても魅力的に感じました。また、社員の方のお話でフリーバカンス制度を利用して旅行に行ったこと、会社で有給休暇の積極的な利用と残業をあまりしないようにすることの促していることはとてもすばらしいことだと思いました。また、その企業でも働く際初めてのことをたくさん学んでいかなければいけないと思います。御社の説明を聞いた時、研修制度が充実しているというお話を聞きましたので自分が成長できる環境が整っていると感じました

インターン

実施時期
2020年02月

エントリーシート 通過

実施時期
2020年03月
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

ESの内容・テーマ

会社に入って実現したいこと、学生時代の経験、大学での研究。

ES対策で行ったこと

インターンシップの時に提出したエントリーシートを中心にインターンシップで感じたことを追加して内容に重みをもたせるようにした。

WEBテスト 通過

実施時期
2020年03月
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

WEBテスト対策で行ったこと

SPIの参考書を解き問題ごとの解き方を習得した。

WEBテストの内容・科目

言語、非言語、性格診断

1次面接 通過

実施時期
2020年03月
形式
学生1 面接官3
面接時間
40分
面接官の肩書
人事、技術職
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

面接後のフィードバックで研究に対する理解度の高さ、はきはきしていて協調性が感じられたと評価されました。

面接の雰囲気

大学での研究プレゼンがあったため研究内容についての質問が大半でした。技術の方が興味を持っていることはわかりましたが多少圧迫感を感じました。

1次面接で聞かれた質問と回答

キヤノンでやりたいことは何か。

人々がより良い暮らしを送ることができるようさらに高性能なイメージセンサー開発に携わり、積極的に使われるような独自技術を生み出したいと考えています。今まで父親の転勤などで普通の方よりもたくさんの方に出会い、今ある自分もたくさんの人に関わってきたことで成長してきたと考えています思っています。そこで私はたくさんの方に貢献するため最終製品ではなく様々な製品に使用される機器の開発に携わりたいと考えました。イメージセンサーなどの半導体デバイスはスマートフォンを始めたくさんの機器に使用されこれから需要拡大が予想できます。太陽電池研究で学んだ半導体デバイスの技術を活かしイメージセンサーの高性能化に貢献したいと意気込んでいます。

大学で一番苦労したことは何か。

一番苦労したことは、今行っているSnO2層の作製です。PEDOT:PSS上に成膜するためには低温で限られた溶媒で作製しなければなりませんでした。さらに、当初SnCl2の加水分解による成膜を検討しており、SnCl2からSnO2を作製するには高温が必要でありどのようにすればいいのか考えました。始めはSnCl2の溶液中に燃焼剤を入れ、膜自体が発熱し加水分解を促進させるという手段を行いましたが綺麗な膜になりませんでした。ここでさらに条件を変えこの方法を続けるか新しい手法にするか悩みましたが、新しい手法を進めることにしました。その結果現在では発表の通りうまく成膜することができました。この経験よりあきらめず粘り強く取り組むことが大事と思っていましたが時には新しい手法を取り入れ検討することも大事だと気が付きました。

最終面接 通過

実施時期
2020年03月
形式
学生1 面接官2
面接時間
30分
面接官の肩書
役員
通知方法
電話
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

最終面接であったため懸命に自分をアピールしたこと、聞かれている質問にしっかり答えることを意識したことが評価されたと感じました。

面接の雰囲気

社員の方の雰囲気がとても圧迫感を与える感じであった。研究の内容と研究の内容が半々のような感じで質問をされた。

最終面接で聞かれた質問と回答

なぜイメージセンサーなのか

私が就職活動において大事にしていることは2つあり、1つ目は社会に幅広く貢献でき、将来性がある事業領域で働きたいことです。私が志望しているイメージセンサーはスマートフォン、デジタルカメラ、ノートパソコン、自動車、ドローン、IoT機器にも搭載されています。今後は人口増加、発展途上国の発展などに伴い現在ある機器の需要はさらに増していくことが考えられます。そして今開発されている自動運転技術、AIロボット、スマートグラスなどの普及による需要拡大と、より高速・高画質・省電力・低ノイズなイメージセンサ―が必要とされてきます。御社ではすでに2.5億画素のイメージセンサ―や真夜中でも真昼のような撮影を可能にする超高感度イメージセンサーの開発に成功しており、将来性をとても感じました。そして2つ目はたくさんの人に貢献できる業界で働きたいということです。電化製品や自動車などの最終製品は人々に直接貢献できるという利点があります。このような最終製品はその商品を使っている人のみに関わります。しかし、イメージセンサーはたくさんの製品に使われており、間接的ではありますがより多くの人に貢献できると考えました。そのため私はなるべく商品の根幹に近い部分で、大学で学んできた半導体の知識を活かすことのできるイメージセンサー部門を選びました。

なぜあなたの研究はこれまで誰もできなかったのか。

できなかったというよりはやられていなかったのだと思います。タンデム型太陽電池に使用されるペロブスカイト太陽電池は2000年以降に発明され作製の容易さ、バンドギャップ制御による吸収波長変化などから現在でもまだ成長を続けています。そのため、現段階の研究ではより高効率を目指すという研究が先行しており、耐久性や劣化の問題など製品化には課題点があります。そして、タンデム型太陽電池にもHIT太陽電池が使用されておりプロセスが複雑化、高コスト化していますがより高効率を目指す方向に進んでいます。そのため、研究の第一線ではまだある程度の効率でプロセスを簡易化して行うという研究はあまり行われていないのだと考えます。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

内定をいただいた後も就活を続けることができた。6月上旬の意思確認面接まで待ってもらうことができました。

内定に必要なことは何だと思うか

大学で行っている研究についてはとても深く聞かれます。自分が行っている研究の意義、新規性、優位性をしっかり主張できるようにし、質問にはしっかり答えることが大事です。また、会社に入って何を成し遂げたいのか、志望している業界の明確な動機などを自分の経験則などを交えて答えられると評価されると思います。学歴はあまり重視されておらず、しっかりと人を見て選ばれている感じがしたので自信をもって望むことを意識すると良いと思います。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

自分の研究に対しての理解がしっかりとできていることとしっかりとした受け答えができることが特に重要だと思いました。周りの人で内定をもらえてない人は少し深く質問されると黙ってしまう人やおどおどした様子になってしまう人が多いです。自分はコミュニケーションには自信があり、研究についてもとても力を入れて行ってきたので内定をもらえたのだと思います。

内定したからこそ分かる選考の注意点

最終面接後の内定連絡は順番に電話で行っているようです。採用人数が多いので全員に連絡がいきわたるまで時間がかかります。就活掲示板などで内定が出ている人がいるととても焦りますが、気長に待つといいでしょう。

内定後、社員や人事からのフォロー

今後、入社までの流れやこちらの不明点を聞いてくれる機会があり不安要素が解消されました。

内定後入社を決めた理由

入社を決めたポイント

  • 会社のブランド・知名度
  • 社員の魅力・実力

入社を迷った企業

スバル興業株式会社

迷った会社と比較してキヤノン株式会社に入社を決めた理由

人生の大きな分かれ道であるため私は行っている事業はもちろんですが、会社の雰囲気や有給休暇も制度なども重視して見てきました。インターンシップに参加した時、社員の方がみな明るく、すれ違いざまなどにはとてもフランクに接してくれて楽しそうな職場に見えました。また、フリーバカンス制や有給休暇の積極的な所得の促しなどとてもホワイトな一面を感じました。会社のブランドとしても世界中で知られている企業なので申し分ないと思いました。

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キヤノンの 会社情報

基本データ
会社名 キヤノン株式会社
フリガナ キヤノン
設立日 1937年8月
資本金 1747億6200万円
従業員数 174,291人
売上高 4兆1809億7200万円
決算月 12月
代表者 御手洗冨士夫
本社所在地 〒146-0092 東京都大田区下丸子3丁目30番2号
平均年齢 44.1歳
平均給与 832万円
電話番号 03-3758-2111
URL https://canon.jp/
採用URL https://global.canon/ja/employ/new/
NOKIZAL ID: 1130258

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