22卒 本選考ES
技術職
22卒 | 大阪大学大学院 | 女性
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Q.
あなたの研究テーマや得意技術について専門外の人にも分かるように説明してください。
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A.
私は、似た構造をもつ分離できない二つの物質を、分離する方法に関する研究をしています。水と油の境界面に着目し、この境界面において大きな影響を与えることが知られている界面活性剤を用いて、境界面に何らかの作用を加え、物質が水から油へ移動する速度を調整することで、分離を目指しています。詳しく説明すると、水と油、二つの異なる溶液を用意し、先ほど述べた分離できない物質をAとBとするとき、これらを水に溶かして、油に移動させると、二つの物質は同じ速さで移動し、分離できません。そこで、例えば、境界面になんらかの作用を加えることで、物質Aの移動速度を遅くし、Aは水側、Bは油側に存在するようにして、分離することを目指しています。しかし、問題点があります。物質が境界面を移動する界面通過過程は反応が速すぎて、界面通過で作用が起こっていても、その影響を見ることができないことです。そこで、私は、界面通過に着目する方法を検討中です。界面活性剤を用いて物質移動の制御が可能になれば、新規分割法の開発に繋がると期待しています。この分離が実現すれば、将来的に、食品・農業・医薬品など生体に関係する分野において役立つと考えています。例えば、二つの物質のうちのいずれか一方が望まない効果や副作用を生じる場合があります。それぞれを分離することが可能になれば、望まない効果や副作用を排除することが可能になると期待しています。 続きを読む
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Q.
学生時代(大学・大学院)に周囲を巻き込んで困難を乗り越えたエピソードを説明してください。その中であなたの果たした役割やこだわった点を具体的に説明してください。
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A.
フルマラソンの挑戦です。友人にフルマラソンの経験者がおり、走ってみたいと話したところ、総勢14名で出場することになりました。私がそれまでに走った最長距離は7kmであり、フルマラソンの壁は高く、中々決断できませんでした。しかし、やらずに後悔したくないと思い挑戦を決め、自分で決断したからには、完走すると心に決め、全員で完走を目指しました。この取り組みの中で、苦労した点は練習が想像以上に厳しかったことです。練習を開始後、急に走りこんだことで怪我をしてしまうなど、何度もくじけそうになりました。また技術的な面では、正しい練習方法がわからず、本番走り切れるのかと不安でした。その中で、工夫したことは、仲間と一緒に楽しみながら練習することを意識することと経験者からアドバイスをもらうことです。以上のことから、お互いのモチベーションをあげ、私自身も、半年間、週3回の10kmの練習を欠かさず行うことができました。その結果、全員で完走できました。この強みを生かして、社会に出てもチャレンジ精神を持ち、仲間と共に最後までやり遂げたいと考えています。 続きを読む
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Q.
自身の技術分野(2つ)
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A.
分析化学、界面化学 続きを読む
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Q.
希望事業部
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A.
オムロン株式会社 IAB/制御機器・FAシステム 続きを読む