22卒 本選考ES
総合職(技術系)
22卒 | 名古屋大学大学院 | 男性
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Q.
オムロンでは大切にする価値観の1つとして、「絶えざるチャレンジ」をあげています。あなたが他者を巻き込んで、共通の目的に向かってチャレンジした(取り組んだ)経験について、あなた自身が果たした役割や取り組みの成果も含め、具体的に記してください。
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A.
私は学部生の頃に学園祭の企画・運営を行う実行委員会に所属していました。学園祭実行委員会は、300人以上の学生が所属する大きなサークルであり、様々な企画部門によって構成されていました。私は、お笑い芸人を招いてお笑いライブを運営する「お笑い企画」や、模擬店を出店し経営する「模擬店企画」、お化け屋敷を作り上げて運営する「お化け企画」といった多くの部門に所属しました。その中でも、「模擬店企画」に所属していた際に、たこ焼き店舗の店長としてメンバーをまとめて、お店を経営したことについて取り上げたいと思います。たこ焼き店舗はメンバー10人で構成されていました。そして、たこ焼き店舗の店長に就任した際に、「昨年度のたこ焼き店舗では売り上げが悪く廃棄が多く発生してしまった」という報告を受けました。私は、売り上げを伸ばすための課題解決に取り組むことにしました。私は課題解決に向けて、何が良くなかったのか状況を整理することにしました。そして「たこ焼きの味付けがソースマヨのみの1種類しかなかったこと」や「メンバーの役割が明確に割り振られていなかったこと」に原因があると考えました。そこで、味付けに関しては、メンバーに意見を募って10種類ほどの味付けを考案し、実際にその味付けを試作してみることで、新しい味付けの作製に取り組みました。その結果、ソースマヨに加えて、ねぎポン酢とねぎ味噌を加えた3種類の味付けで出店することに決めました。また、店舗を運営する際のメンバーの役割に関しては、注文・会計と商品の受け渡しをする「渡人」、たこ焼きを揚げる「揚人」、たこ焼きの盛り付けと味付けをする「味人」、お客様の呼び込みをする「呼人」といった役割をメンバーの希望を聞きながら割り振り、シフト表も作成して効率よく経営できるようにしました。学園祭は2日間あったのですが、1日目も2日目も売れ行きが好調でした。結果として、2日間でたこ焼き3200個(400パック)を全て完売することができ、昨年は赤字だった売り上げを約50000円の黒字に改善することに成功しました。メンバー全員と協力し合い、学園祭を成功させることができ、学生時代にしかできない貴重な経験をすることができました。 続きを読む
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Q.
あなたの研究テーマや得意技術について専門外の人にも分かるように説明し、希望する事業部でどのようにその技術を活かしたいか説明してください。
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A.
私の研究テーマは「〇〇〇」です。1型糖尿病は、主に自己免疫によっておこる病気であり、現在の医学では治らない病気とされています。小児での発症が特に多く、幅広い年齢で発症し、たくさんの患者が苦しめられています。原因としては、膵臓に存在する「膵島」と呼ばれる島のように散らばった細胞塊の中にある、インスリンを分泌する細胞である膵β細胞が自分自身のリンパ球によって破壊されることで、インスリンの分泌がなくなってしまうからだと考えられています。インスリンが分泌されなくなると、血糖値を正常に保てなくなってしまいます。主な治療法としては、インスリン注射がありますが、毎日数回の投与が必要であり、患者の生活への負担がとても大きいです。また、膵臓移植をする方法もありますが、移植の際に全身麻酔により大きくお腹を切り開く必要があり、患者への負担がとても大きなものとなってしまいます。そこで、近年注目されている新たな治療法として、膵島移植があります。この治療法では、局所麻酔によりお腹を一部だけ切り、点滴の要領で膵島のみを移植するため、患者への負担が少なく、とても魅力的な治療法とされています。しかし、移植した膵島が免疫応答により破壊されてしまうことでうまく生着しないといった問題点があります。そこで私は、移植した膵島が生体内でどのように作用しているか観察する必要があると考え、膵島を生体内でイメージングすることにしました。この研究を通して、「細胞培養、免疫組織染色、顕微鏡観察、ELISA、動物実験」など様々なバイオサイエンスの技術を身に着けることができました。この経験を興味がとても強いヘルスケア領域に活かし、世界中の人々の健康ですこやかな生活に貢献するような製品を生み出していきたいです。 続きを読む