- Q. 志望動機
- A.
日東電工株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2020卒日東電工株式会社のレポート
公開日:2020年2月5日
選考概要
- 年度
-
- 2020年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 総合職
投稿者
選考フロー
企業研究
日東電工の企業研究では二段階に分けて行いました。一段階目は現時点での会社としての強みをはじめとして、製品分野、企業風土や入社後のキャリアプランに関して、説明会やインターンシップでの社員の方との話し合いから分析していきました。特に、この会社はイノベーティブを大切にしているので、それをどう実現・支えているのかをもう少し詳しく調べておくべきであったと思います。二段階目は一段回目で調べたことから、将来の日東電工を考察することです。特に今後どの分野・事業・製品に力を入れていくかはしっかり調べるべきです。そこからさらに、その挑戦がその企業のこれまでの強みを活かせるのかは重要だと思います。私自身、最近人気なライフサイエンスは果たしてその企業にとって本当に将来性があるのか等を深堀しておいてよかったと思います。
志望動機
創出した製品が人間社会を豊かにしているという達成感を得続けたいからです。材料からこだわりを持ち、様々な事業分野のお客様に独自性の高い製品を提供でき、クオリティで勝負できる業界として化学系の業界に私は注目していました。近年競争が激化するその業界にて、キーとなる技術や部材の開発と提供を通じて貴社は人間社会の発展を支えてきました。また、インターンシップを通して、信頼関係の構築と潜在ニーズの収集、それに応える技術力の3つに魅力を貴社に感じました。さらに、製品に用いられる素材の研究に幅広く力を入れており、環境への影響を考慮してモノづくりとの両立を行ってきました。そこには技術力だけでなく、他企業より優れた先見性や目標を設定する企画力、生産技術力、それらを支える人材と企業風土があったからこそ、成しえてきたと考えています。この環境がある貴社であれば、自己実現を通して貴社の成長に貢献したいと考え志望しました。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2019年01月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
研究概要(A4一枚)、誕生~現在までを振り返って、これまでの人生におけるあなたの充実度の変化のきっかけとなった体験・出来事・場面を記入して下さい(1000文字)
ES対策で行ったこと
1月20日から始まるので、事前に書類の内容を把握しておくと急がなくて済む。夏季インターンシップ時点から、いろいろな企業にESを提出し、書類審査を通過する文章の書き方を研究した。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2019年02月
- 形式
- 学生2 面接官3
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 人事二人
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
どれだけ業界や企業を研究出来ているはが重要なのではなく、そこにどれだけあなた自身の理由が存在しているかだと感じました。また、今のあなたに至るまでを知ることで、これからのあなたの成長性・期待性を図られていると感じました。
面接の雰囲気
緊張感をほぐすのが非常に上手で、ある程度リラックスしてから面接が始まります。面接は面接官の質問に対し、受験者が交互に応えていきます。
1次面接で聞かれた質問と回答
あなたの業界選択、企業選択について教えてください
自分たちにしか作れない製品を創出し、多くのお客様に使っていただくのが、私の将来の目標です。そのために、多くの製品の材料と直結し、その性能と独自性の維持に重要な化学の業界を志望しています。また、そのために私は就職したい企業として求めるモノが2点あります。一つは、この先も企業の製品の独自性を支えて続けていけるだけの研究開発力や生産技術力があるのかどうか、さらに次世代製品に関する情報を他企業に先駆けて入手するために必要な信用や世界シェアがあるかどうか。二つ目が、独自的な製品を開発するために、クリエイティブな挑戦を企業が支援してくださるのかという点です。御社は、実際にニッチな分野でも挑戦し、そこからイノベーションへとつなげていくことを会社の理念として掲げており、この社風は非常に魅力的に感じました。
人生で一番自分が変わったきっかけは?あるいは変えたきっかけは?
大学生のとき、父親とこれまでの人生や私の将来の話をしたことです。父親と比較して、自身に足りていないものをこの時初めてはっきりと実感し、尊敬と同時に負けたくない気持ちが生まれました。そのときから、自分の中に目標とする人物像も定まりました。これを機に、私は周囲の人と比較することは重要だと思います。目指すべき、学ぶべき人を見つけることは、人が自らどう成長していくけばいいかを決めるのに一番手っ取り早いと思います。また、その際の比較の仕方として、自分がどれだけ劣っているかではなく、何をできるようになればその人の領域に近づけるのかと考えることです。これを繰り返し、私はPDCAサイクルの考え方など、身に付くのに時間がかかることを大学生の段階から学び、実践してきました。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2019年02月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
WEBテスト対策で行ったこと
先輩のWEBテストを後ろから眺めて、解く練習をしておく。テストセンターのSPIはWEBテストよりはるかに簡単です。
WEBテストの内容・科目
事前の性格診断、テストセンターの言語、非言語
グループディスカッション 通過
- 実施時期
- 2019年03月
- 形式
- 学生6 面接官不明
- 時間
- 180分
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
テーマ
スマートフォン(アイフォン等すべて)がない世界で売れている製品はなんでしょうか?
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
その人個人の評価と、メンバーの一人としての評価の二つで、後者が特に比重が大きいと思いました。前者は、ロジカルシンキングができるかどうか。後者は議論の進展にどうかかわったか(リーダーシップ)です。私の場合は、まず今よりも理想的な世界(目指すべきゴール)を設定した後、現実とのギャップをどう埋めるか(スマートフォン以外でどんな製品が必要か)を考えていこうということをグループに提案しました。この提案は、有意義な議論の進展に重要だと採用者にはグループディスカッション後に賞賛を頂きました。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2019年04月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 技術部長一人、人事一人
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 1週間以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
「どれだけ考えてやってきたか」という部分で、そのレベルよりも、どう実行に移してきたのかを追求されました。その応答過程で、本当にそれだけ考えてやってきたのか、周囲とのコミュニケーションについて評価されていると思いました。
面接の雰囲気
緊張感はありましたが、圧迫感はありませんでした。技術一人が質問を繰り返し、人事はメモを取る分担で、淡々とした感じでした。
最終面接で聞かれた質問と回答
あなたのこれまでの研究の流れや内容など、自身やってきた研究をどう組み立ててきたかをホワイトボードを使って説明してください。
私の研究はリチウム金属単独で負極材を形成し、高容量な二次電池の実現を目指すものです。しかし、現在の技術では充放電時に平滑で均質な析出面を形成できず、短期間での電池容量劣化や内部でショートする課題を抱えています。これに対し、充放電中に電極面を加圧し続け、物理的に電極面を平滑にできるかを検証してきました。電気化学測定だけでなく、リチウムの析出形態を観察して原理を確認するために加圧試験用の電池を新しく考案しました。また、電極面に加えた圧力の大きさに伴う充放電結果の傾向と再現性を確認するため、圧力の大きさの調節が容易で、一定の大きさで加圧し続けられる強化ばねを使用した一軸加圧による試験方法も考案しました。その結果、加圧によるリチウム析出面の平滑化、それに伴う容量劣化の抑制を実証出来ました。今後は液漏れの危険性を考え、現状の液体の電解質を固体ポリマーに変更した加圧用電池を考案し、電解質材料の研究開発にも繋げていく予定です。
自分で考えたことを、どうやって実行まで移していったのか?
その提案の際に意識していたことが「説得は論理的だけでなく感情的も」というものでした。テーマをいただいた当初、結果だけでなく原理確認の必要性を考え、教授とは異なる実験方針を提案しました。しかし、初めは教授の指示通りやってほしいと言われ、その方法では結果が出ませんでした。そこで私が考えたのは、その方法の間違いを言うのではなく、自身の考えを少しずつ加えながら「もっと良くすることが出来る」と説得することでした。これは信頼を獲得しながら主張の規模や幅を大きくしていくことで感情的に対立を避けられると考えたからです。その結果、現在では自身の考えで課題解決に繋げられ、教授からの信頼も勝ち取ることが出来ました。また、自身の研究に関しては、方針決定に関しても一任されています。将来自身より上の立場の方に提案・説得していく際に、必ず役に立つ貴重な経験ができたと思っています。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
私は自由応募で選考に応募していましたが、最終面接通過後の内定時に、すぐに推薦を出すように言われました。推薦を提出しないと返事した場合、合格が取り消されれました。
内定に必要なことは何だと思うか
選考に挑む前に、自分がどんな目的(何をアピールしたいか、何をしてほしいか)をもってその面接・グループディスカッションに挑むのかを明確にして準備してから、挑むことが重要だと思いました。そうすることで、面接での応答やディスカッション中の行動や発言は、採用者により伝わりやすくなり、結果アピールできると思います。さらに書類や面接では、自分の考えや狙いなど自身の中にあることを具体化し、実際にやったことは抽象化して簡潔にすると伝わりやすいかと思います。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
ストレートに言うと、日東電工に入りたい人か、自己実現のために日東電工という会社を利用したいか、という点に尽きると思いました。そのうえで、自分と企業が将来Win-Winの関係になれそうと思わせることが重要だと思いました。
内定したからこそ分かる選考の注意点
グループディスカッションが肝になっていると思いました。これは個人に注目した評価をするのではなく、グループのメンバーの一人としてみたときの評価であることを意識して行動することが重要です。グループディスカッションまではかなりの人数通過していたので、ここを通過できると内定に大きく近づくと思います。
内定後、社員や人事からのフォロー
内定をもらいましたが、その後辞退しましたのでわかりません。
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日東電工の 会社情報
会社名 | 日東電工株式会社 |
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フリガナ | ニットウデンコウ |
設立日 | 1918年10月 |
資本金 | 267億8300万円 |
従業員数 | 26,144人 |
売上高 | 9151億3900万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 高崎秀雄 |
本社所在地 | 〒567-0041 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 |
平均年齢 | 40.8歳 |
平均給与 | 761万円 |
電話番号 | 06-7632-2101 |
URL | https://www.nitto.com/jp/ja/ |