【次世代開発、効率と成果を】【18卒】パナソニックホールディングスの夏インターン体験記（研究・スタッフ部門/生産技術本部/新規メカトロデバイスの構造シミュレーション技術の開発）No.748（東京理科大学/男性）（2017/12/14公開）

自分が最も興味を持っている職種の中で，日本でトップクラスの企業に勤める人たちは何を考えて何を行っているのかを肌で感じたいと思いました．

面接の前に現在取り組んでいる研究内容，自分がこの会社でやりたいこと，この会社で実際に行っていることを照らし合わせ，自分の持ち味をどう活用できるかを考えた．家電量販店に足を運ぶこと，現在放送されているコマーシャルを見ることで企業が打ち出している製品の具体的なイメージをつかみ，他社製品との比較を行った．実際に企業に入って働くことをイメージして面接官への質問を考えた．

シェーバヘッド小型化のための，次世代アクチュエータ開発

1週目にやったこと

一日目の午前中に企業，受け入れ先の部署の概要を説明していただき，午後からは実習中に使用する解析ソフトの説明を受け実際に製品の開発に取り組みました．二日目～四日目は現在作成されている解析モデルの問題点を理解し，どのように解決するかを考えながら複数の解析モデルを作成しました．五日目は時間のかかる解析を行い始めたため，その時間中に最終日の成果報告資料を作り始めました．

2週目にやったこと

一日目～三日目は一週目に引き続き解析を行いながら，合間を縫って成果報告資料の作成に取り掛かりました．資料を完成させて，担当社員に確認してもらい，自分で訂正するという作業を繰り返しました．解析自体は残りの実習期間を考えて，ある程度有用な結果が得られたところで終了しました．四日目の午前中に，担当社員，受け入先の社員2名の前で，最終日の成果報告を想定した発表練習を行いました．そこで受けた指摘を元に午後から資料の訂正を行いました．五日目は，夕方の成果報告に向けて，資料の最終確認・発表練習を行いました．

受け入れ先部署の担当社員・課長/他部署の社員/人事

なし

担当社員の方から「限られた時間の中で，常に効率の良い推進方法を考えながら作業に取り組むことが大事である．作業を進めながら，本来の目的・自分が今何をやっているのかを見失わないようにしなければならない」というアドバイスをされたこと．

初めての就業体験では毎日分からないことの連続で，分からないことをすぐ担当社員に聞くことが効率につながるのか，最後まで自分で考え抜くべきかが分からず苦労しました．プライベートと仕事中での態度のメリハリも大変でした．

学生の研究生活とは違い，限られた短い時間の中で成果を出さないといけないということを実感しました．問題解決する上で，常に効率の良い推進方法を探りながら作業に取り組むことの重要性を学びました．

企業内の部署や，企業の歴史ついてもう少し知識を蓄えておけば，より社員の方と同じ目線で仕事を体験できたのではないかと感じています．

始業前に決められたデスクにつき，ラジオ体操や社員が所感を行う朝礼に参加することで毎日会社に通勤することのイメージができました．その他にも，昼食や休憩時間を社員の方とともにすることで，どのように毎日を過ごしているのかを体験できました．

周りの学生でその職種に関して強い思いを持っている人は少数でした．人気企業であるため応募人数が非常に多い中で，自分の強み・熱意を明確に伝えられれば内定はもらえるだろうと感じました．逆に受け入れ先の部署には，博士号を持った優秀な人ばかりだったため，修士卒でその部署に内定をもらうのは無理だろうと感じました．

インターンシップ参加前は，規模の大きな企業で勤めると自分が何をやっているのかを見失ってしまうのではないかという懸念がありました．ですが，実際に社員の方に囲まれて仕事を進める上で，目的を見失わず，明確な製品化のイメージを持ちながら仕事をできると感じたからです．

インターンシップに参加した人限定でCEATECの企業ブース(案内つき)や，その他の展示会に招待されることがあり，本選考でのアピールにつながると感じたから．

インターンシップ参加前に志望していたのは電機メーカー，具体的にはパナソニック・SONYなどです．短期間で世間に販売できる電機製品の開発を志望しており，特にこの2企業の場合若手社員のアイデアを発表する機会があり，若いうちから重要な仕事ができると考えました．

インターンシップに参加することで，電機製品が具体的にどのような流れで世に出るのかをイメージすることができたので，電機メーカーへの志望度は参加前より上がりました．同時に，参加した企業だけでなく他の企業についても調べて，詳細に比較してみたいと感じました．