22卒 インターンES
経営コンサルタントコース
22卒 | 名古屋大学大学院 | 男性
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Q.
あなたが大学入学後、「乗り越えた困難」、「挑戦し成し遂げたこと」、 「最も力を入れた勉強(研究・ゼミ・授業など)」からいずれかのテーマを選び、具体的に教えてください。 特に、目標達成に向けて課題・ハードルだと考えた点、その原因、及び自分なりに創意工夫した課題解決方法を重点的に教えてください(600字)。
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A.
卒業研究の活動だ。研究室に所属した4月から、約1年間研究活動を行なった。 テーマは「ソルガム品種:風立の農業重要遺伝子座の解析」だ。飼料用途以外にも、化石燃料の代替としても注目を浴びる。私の研究は、ソルガムの重要な形質(大きさ、茎の太さ、糖度など)を左右する遺伝子を突き止めることが目的だ。実際に栽培し、データを回収。遺伝情報と照らし合わせ、重要な遺伝子を特定する。 大きいもので4m以上まで成長し、調査項目は多く、多大な時間を要する。また、研究チーム全体で2000個体以上と、膨大な数を栽培する必要があった。メンバー全員で協力して作業を行う必要がある。課題は、それぞれの作業の進捗がわからず、効率的に協力できないことだった。LINEで連絡は取っていたものの、形骸化していた。大学から栽培地までは、往復2時間を要する。せっかく農場に着いたものの、他の人は作業を行なっていない日もあった。 そこで、個々の実験の進捗を、クラウド上で共有することを提案した。それぞれの個体の調査日を記録し、全員がお互いの進捗を確認する。次の日にどれくらい作業をする必要があるのか、共通認識を作ることができた。 その結果、効率的にお互いの作業を助け合うことができ、例年より速いペースで調査を終えることができた。ラボで行う実験について、知識をキャッチアップする時間を取ることができ、他の人に極力頼らずに研究を遂行することができた。 続きを読む
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Q.
企業を1つ選び、あなたなりの視点からその企業が直面している問題点を1つ挙げてください。 その上で、問題の真因を明らかにし、企業がとるべき解決策を、あなたがNRIのコンサルタントになったと仮定して、提案してください(600字)。
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A.
私は塩野義製薬を選んだ。 直面する課題は、「パテントクリフによる収益の不安定の解消」だ。塩野義製薬は、2028年に主力製品である、HIV治療薬の特許切れを控えており、大幅な減収が予測される。今度も定期的にパテントクリフに直面し、収益の安定を保つことは難しい。また、インフルエンザ治療薬の副作用問題も表面化し、直近の4半期の売上は前年同時期比10%以上の減収だ。 問題は、創薬に収益を依存していることだ。創薬事業は、多大な研究費がかかる上、競争も激しい。別の収益の柱を建て、安定した収入を得られれば、全体の売り上げに占める、創薬分野の割合を減少出来る。その収益を研究開発費に投じ、更に競争力を高める。 そこで私は、サプリメント事業の強化と、健康管理アプリの開発を提案する。現在、「シオノギヘルスケア」という子会社でサプリメントを販売する。また、エムスリーと合弁会社を設立し、感染症トータルケアの実現を目指している。このアセットを利用する。 ターゲットは社会人だ。健康診断などで通院した人が、診察を受け、足りない栄養素を認識する。データをアプリと紐付け、健康状態を管理できるようにする。そこで、最適なサプリメントを提案する。次の診断で改善が見られるように、記録を残す。その他のサービスも拡充し、総合的なヘルスケアプラットフォームを目指す。 サブスクリプション型の課金制度を導入し、安定した収益の柱を創出する。 続きを読む