- Q. 志望動機
- A.
シンプレクス株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒シンプレクス株式会社のレポート
公開日:2020年7月21日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- ITコンサルタント
投稿者
- 大学
-
- 東京工業大学大学院
- インターン
- 入社予定
選考フロー
企業研究
インターンと参加時に頂いたパンフレット、就活サイト(ここや外資就活)を参考にして企業研究を行いました。2次面接まではそれほど志望度を問われないため、選考を受けつつ理解を深めていくのもありだと思います。細かい業務内容のすり合わせは面接を受けながら考えればよいと思いますが、マインドの部分での一致は不可欠です。
扱っている領域は金融とITの複合領域ですが、目指しているものは金融機関とも、大手SIerとも大きく異なります。成長環境やフラットな社風、技術重視といった他の日系企業にはない特徴を軸にすれば、志望動機は立てやすいのではないかと思います。企業理念や業務内容に関する情報はネットにも転がっていますが、文章では伝わらない独特な雰囲気とベクトルを持つ企業です。興味のある方は、まず夏季の1dayインターンシップへ参加することをお勧めします。内容はコンサルタントとしてのグループワークと、プログラミングの個人ワークです。どちらもゲーム感覚で楽しみながら取り組むことができ、実際の業務がどのようなものなのかを体験することができます。また、社員さんと接する機会があるので、ある程度雰囲気を掴むことができると思います。人によって合う合わないが強く出る企業ですので、馴染むことができるかどうかを確かめておくとよいと思います。私自身、インターンへの参加が企業研究に役立ったと感じています。蛇足ですが、インターンのプログラミング課題で一定以上の評価を出すと、本選考時に課されるプログラミング試験が免除になります。
志望動機
金融とITに関する専門的な業務に取り組みたいと考え、御社を志望いたしました。就職活動においては、ITや数理的手法などの技術面に携われるかという点と、考え抜いて創意工夫を凝らしながら課題解決を図っていけるかという点を軸としております。他社のインターンシップへの参加を通じて、クオンツやITエンジニアといった技術系の職に興味を持ち、これらの職でスペシャリストとしてのキャリアを築いていきたいと考えております。その中でも、一気通貫でコンサルティングと技術部分の両方に携わることができる点と、合理性を重んじる御社の社風、妥協せず製品のクオリティで競争に打ち勝っていこうとする姿勢に魅力を感じ、志望させていただきました。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年01月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- ヴィジブルート取締役
- 通知方法
- 直接
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
このタイミングでは内面の部分を見ているようです。上を目指す姿勢が評価されたのではないかと考えています。
面接の雰囲気
ヴィジブルートという採用コンサルの方との面談で、とてもフランクでした。私の素の部分を見ようとしているようでした。
1次面接で聞かれた質問と回答
長所と短所を教えてください。
長所は創意工夫を凝らすところです。大学の近くの個人経営店でビラ配りを行っていた際、最初はただ指示に従って用意されたビラを撒いていました。次第にビラの改善点が思い浮かぶようになり、パワーポイントでビラを自作し、地図を書き足す、割引券を付けるなどの改良を加えました。地道な努力の末、4か月で一日10人程度だった客数が倍増しました。しかし、増えたのは主に社会人や中高年層で、学生の客数が伸び悩んでいました。そこで、学生層を呼び込むための施策を考え、バイト仲間と協力してSNS上で広告活動を行うことにしました。すると一気に学生の客数が増え、その後2か月で全体の客数を一日40人程度まで伸ばすことに成功しました。短所は心配性な点です。減点を避けるために課題や学会発表スライドの細部まできちんと仕上げようとするあまり、多くの時間を無駄に使ってしまうことがあります。最近はこのような自分の傾向を自覚し、時間配分を考えるよう心掛けています。また、学友や研究室の先輩に相談して、どの程度やれば十分なのかを把握するようにしています。
なぜ今の大学を選んだのか。
二つあります。一つには、物理学を通じて、世の中の原理原則を突き詰めたいと考えたからです。小さい頃から理科系の科目が好きで。高校入学後も変わらず数学や物理、化学が得意だったため、当初から理工系の大学に進学することを希望していました。中でも、数式を用いて世の中の現象を説明する物理学に魅力を感じたため、物理学科を目指しました。数ある大学の中でも、物理学科が設置されていて、設備が整っていて十分な研究を行うことができるという点から、今の大学が候補にあがりました。もう一つは、より上の環境を目指したかったからです。偏差値的にも常に上位のランクに位置しており、理工系の最高峰で優秀な学生が集まっているため、成長する環境として魅力を感じ、志望いたしました。
筆記試験 通過
- 実施時期
- 2020年02月
- 通知方法
- 直接
- 通知期間
- 即日
筆記試験対策で行ったこと
特に行っていません。独自の試験ですが、webテストの対策を行うことで読解や計算の対策を行うことはできると思います。
筆記試験の内容・科目
専用のロジカルテスト
2次面接 通過
- 実施時期
- 2020年02月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 現場社員1人
- 通知方法
- 直接
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
この段階でもさほど志望度の高さは求められませんでした。何を成し遂げたいか、どんな空気を好むかといったマインドの部分が会社と合っていることを示せた点が、評価に繋がったのではないかと考えています。また、就活の軸や知り合いの話などを、なんとなく、ではなく論理的に筋道立てて話すことができたのも良かったと思います。
面接の雰囲気
前回と同様にフランクです。形式的な志望理由が求められているとは思いません。何がしたいのか、どういう企業に行きたいのかについて、本音を述べるとよいと思います。
2次面接で聞かれた質問と回答
周りにどんな人が多いか、友人達のどんなところが好きか。
職人肌な知り合いが多いと思います。一芸に秀でた、何かを極めるタイプの友人が多いです。例えば、学科に数学や物理がとても得意な知り合いがいて、彼に聞くとなんでも知っているので、レポートを書く際によく助けを借りていました。彼の頭の良さ、理解の深さにはいつも圧倒されます。また、学科以外ですとプログラミングやITスキルに長けており、アプリ作成を行っている知り合いがいます。私はまだまだITに疎いので、彼から色々と教わっています。このように、何か特定の学問や趣味で、誰にも負けないような強みを持っている人が私の周りには多いです。器用にそつなくこなす人よりも、何か一つ二つ明らに秀でている要素を持っている人に魅力を感じます。私自身も今後、これだけは負けない、あるいはこのスキルセットでは負けないというものを作っていきたいと考えています。
就活の軸を教えてください。
私の就職活動における軸は三つあります。一つ目は、技術的な部分にしっかりとアプローチできることです。多くのIT企業では工程ごとに分担して業務を行うため、技術に関係するシステムの細部に携わることが困難です。私は技術的な部分にもしっかりと携わることで、よりクオリティの高いアウトプットを出したいと考えており、御社の一気通貫のスタイルには魅力を感じています。二つ目は、専門性です。先ほど申し上げたように、何かこの分野では負けない、というものを作っていきたいと考えております。ですので、金融とITに関する深い専門性を習得できる御社のフィールドに魅力を感じています。三つめは、創意工夫を凝らせる職であることです。難しい課題を考えて成果を出す作業が好きなので、それが求められる職に就きたいと考えております。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 役員1人
- 通知方法
- 直接
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
就活状況や志望度、希望職種の確認といった意味合いが強かったので、2次面接と筆記試験でおおよそ決まっているのではないかという感じがします。他社と迷っていることを正直に伝えましたが、志望理由と優先順位をしっかりと語ることができれば問題ないと思います。クオンツをやりたいと申し上げたところ、これからデータサイエンスにシフトしていくかもしれないけど大丈夫?という突っ込みを頂きましたので、具体的な業務へのこだわりはそこまで求められていないようです。
面接の雰囲気
最終面接ですが、形式的な厳格さは特に求められていないと思います。興味を持っていることや、率直に感じていることをそのまま話すとよいです。
最終面接で聞かれた質問と回答
他にどのような企業を受けているか。
金融機関のクオンツとデータサイエンスコース、およびSIerに出願しています。特にクオンツの志望度が高いです。これは、技術に携わる、専門性が身につくといった就活の軸に合った職業であることに加えて、数理的素養を生かして業務に携わることができること、金融市場を通じて経済活動全般に広く携わることができることなどが理由としてあります。また、他社のインターンシップへの参加を通じて、金融工学やプログラミングを用いたデリバティブの価格決定やリスク管理、ポートフォリオ構築の業務を行い、ここで勝負していきたい、という思いが強くなりました。SIerに関しては、要件定義のみを行う会社ではなく、きちんとコーディングその他技術的な部分に携わる企業のみを選んで受けております。
どのようなキャリアを歩んでいきたいか。
入社後数年間は、システム開発の業務に携わり、金融とITに関する基礎を身に着けたいと考えております。技術と業務知識に習熟し、どんな環境でも戦っていけるよう成長していきたいと考えています。その後のキャリアとしては、現時点ではクオンツの業務に興味があります。金融工学を用いた業務は、大学でのバックグラウンドを活かすことができますし、自分の強みが最も生かせる業務領域だと考えています。特に、運用クオンツの方はトレーディングの自動化やアルゴリズム取引といった最先端の技術を活用しやすい領域ですので、新しい技術にキャッチアップしつつ、新技術を収益の増加にどのように生かすことができるのかを日々考えて業務に取り組んでいきたいと考えております。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
所謂オワハラ的なものはありませんでした。就活を続けてもらって構わない、というお言葉をいただきました。
内定に必要なことは何だと思うか
成長環境、技術への熱意、トップを狙うといったマインドの一致を示すことがまず重要です。そのうえで、論理的思考力や企業理解をアピールできるとよいです。シンプレクスと聞くと金融&ITやFintechを思い浮かべる方も多いと思いますが、現在この会社が手掛けている業務や、金融やIT業界へのこだわりは特に求められていないと思います。社員の方曰く、「シンプレクスはハイテクベンチャーであり、その時その時に儲かることをやる。今はたまたま金融をやっているが、今後例えばAIや量子コンピュータの発達によってより有望な産業が出てきたら、そちらにシフトする」というスタンスです。特に最近はAIやデータサイエンスに注目おり、ベンチャーを立ち上げていろいろと新しい取り組みに挑戦しているようです。ですので、業務理解については、金融フロント領域とは何なのか、普通のIT企業との開発体制の違いは何か(=一気通貫)辺りを押さえておけばそれで十分だと思います。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
論理ベースで語ることができるか、成長意欲があるかの二つが重要な要素だと思います。グローバルトップになるという目標を掲げる企業理念に共感できること、またそれを達成するための能力があることを示すことが求められていると感じました。入社後数年間はヘビーな開発業務を体験し、対象領域の中には金融工学をふんだんに用いる難しいものもあるため、プログラミングや数学への適性も間違いなく評価対象になります。志望度の高い方は、選考前にプログラミングに触れておくとよいと思います。
内定したからこそ分かる選考の注意点
2次面接と同時に筆記試験が課されますが、これが鬼門だという噂があります。玉手箱をより難しくしたような特殊な試験で、詳細は伏せますが論理的思考力を図っているものと思われます。7割前後がボーダーのようです。対策は難しいですが、ここで不覚を取らないように体調を万全に整えて臨むとよいと思います。
内定後、社員や人事からのフォロー
内々定を頂いた最終面接の場で、疑問点や今後の動向に関する質問に答えてくださいました。また、何かあればメンターの方が答えてくださいます。
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シンプレクスの 会社情報
会社名 | シンプレクス株式会社 |
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フリガナ | シンプレクス |
設立日 | 2016年9月 |
従業員数 | 614人 |
代表者 | 金子英樹 |
本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1丁目23番1号 |
URL | https://www.simplex.inc/ |
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