【20卒】住友化学の夏インターン体験記（理系/技術系総合職）No.7318（千葉大学大学院/男性）（2019/10/2公開）

B to Bの企業なので、インターネットで調べているだけでは理解の整理がつかないことが多いと思う。実際にどのような事業を行なっている会社なのか、どのようなことを目指しているのか、どのような人材を求めているのかが、インターンシップに参加してイメージできたと感じる。

日本国内のみならず、海外とも取引が多い会社なので、自分が世界で活躍できるような人材になるためにはどうしたらいいのか、普段から自分はどのような行動をしているのかといったことを考えておけば、グループワークでもメンバーを引っ張っていけたかもしれない。

技術系総合職志望の学生向けインターンシップであったが、研究の話などはほとんどなかった。大企業なので、研究以前に自分がどのような目標を持つべきなのか、そこに向けてどうやって努力していけばいいのかを学ぶことが主眼になっていたので、働いている自分の姿をイメージすることは難しかった。

冬季のインターンシップにエントリーしたが不合格となってしまい、具体的にこの企業で働くイメージをつけることができなかったから。この企業がどのような企業なのかは知ることができていたが、実際に自分がどのような仕事をするのか、それをするのが自分でなくてはいけない理由が何かを見いだすことができなかったから。

化学業界の企業ということもあり、事業領域が広くて応用が効くので、この会社に入れば多くの人を巻き込んで大きなことができるのではないかという希望を持てて、志望度が上がった。インターンシップの内容もグループの人と協力して取り組むものだったので、メンバーとの一体感も生まれ、とても楽しい経験となった。これも、企業自体のイメージアップにつながった。

今回のインターンシップは入社後の業務体験というよりは会社説明会に近く、本選考で有利になるのは冬季インターンシップに参加した人だと感じたから。インターンシップ参加前から具体的に自分の研究内容を仕事で活かすイメージがついていないと、中々難しいと感じる。

インターンシップ参加後に研究所見学に誘われる。この見学会は就活ナビサイトには掲載されない非公式なものであるが、どのような基準でインターン生が選抜されて見学会に誘われているのかはわからなかった。

研究室の先輩の多くは食品や化粧品の業界に進むため、化学業界のことやその企業のことはほとんど知らなかった。業界はあまり絞っておらず、食品、化粧品、ITなど幅広い業界のインターンシップにエントリーしていた。しかし職種は研究職が良いと決めており、自分の勉強してきたことが活かせる業界や企業を探している状況だった。

インターンシップ参加後の非公開研究所見学会で、自分の研究分野に近い研究所の見学を希望したが、その枠からは漏れてしまい、異なる分野の研究を行なっている研究所の見学を行なった。そのとき、化学業界は事業も幅広く、一部には自分の研究を生かせる可能性があるものもあるが、幅広く会社の中で活躍するためには、自分の研究分野はそぐわないのではないかと考えるようになった。そのため、化学業界以外の業界の会社に目を向けるようになった。