- Q. 志望動機
- A.
株式会社シグマクシス・ホールディングスの本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒株式会社シグマクシス・ホールディングスのレポート
公開日:2020年7月9日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- コンサルタント
投稿者
- 大学
-
- 電気通信大学大学院
- インターン
-
- FutureOne
- ビデオリサーチ
- パーク24
- ソニー
- 日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ
- PwCコンサルティング合同会社
- 日鉄ソリューションズ
- 横河マニュファクチャリング
- 川崎重工業
- 入社予定
選考フロー
企業研究
コロナの影響で会社説明会を対面で参加したり、オフィスへ行く事ができなかったので就活サイトや企業のHP、ニュース記事などで情報を収集しました。特に就活サイトはopenworkでの社員さんの口コミを見たり、外資就活で内定者コミュニティでのやりとりを見たり、就活会議・One Carrerなどのサイトも活用してES・選考体験記を確認したりしました。その甲斐あって選考の流れや会社の設立経緯などは一応を抑えることはできました。しかし本当に選考のケース面接などで役立ったのはそのほかのコンサルティングファームを受ける際に対策した内容でした。フェルミ推定やMECE、SWOT分析、3C・4P分析など様々な手法を学び練習をしていたのが効果的でした。
志望動機
志望動機:
やりたいこと
「労働生産性向上により、日本を働きやすい国にして、
外国人含めて魅力的な労働環境を作りたい」
ありたい姿
「経営者(事業者)とエンジニア, 日本人と外国人など異なる者同士を結びつける立場」
=>すなわち”通訳者”
なぜコンサル?
1. 事業会社に所属しないことで、その会社の労働生産性だけでなく、国内の複数の企業の生産性を高めることができ、結果として「日本」の労働生産性を向上することができるから
2. まだ「日本」の労働生産性を向上する際にボトルネックとなっている業界がわからないので、経験を積みながらそれを特定するために幅広い業界にアプローチしたいから
3. (追加)第三者として結びつける立場に立つことが多いから
1. コンサルティング(相談)自体が適切な解を出すために様々な知識を用いて必要な手法とリソースを導いて結びつける仕事だと考えている
- 投資先の技術を使用して、大手事業会社の業務を改善する
- ベンダーと事業会社を適切に結びつける
なぜシグマ?
1. 最新技術に積極的なので、労働生産性を向上させるのに最適な手法を選択できる
1. 能力の多様性を大事にしている点で、幅広く最新のものにキャッチアップできる
2. 事業投資・経営をしているので、”通訳者”のビジネススキルを身につけることができる
3. ITを用いたプロジェクトの豊富さやITを扱うシェルパが2つも存在していることから、”通訳者”のITスキルを身につけることができる
4. (おまけ)時間の無駄の削減である労働生産性以外に、資源の無駄の削減である3Rの分野にも興味があるJoint Venture設立や事業投資にも取り組んでいるので、その分野にも取り組めるのではないかと期待している
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
経験の内容、期間、利用したソフトウェア等、具体的にお教えください。(長期インターンシップに参加した, データモデルの作成経験がある, オリジナルのシステムやアプリを作成したことがある)/自己PR
ES対策で行ったこと
他の企業を含め、就活会議・One Career・外資就活で先輩のESを参考にして書いた。就活の後半でESを作成したので、かなりストックができており、他の企業で作成したものを若干手直ししただけで提出した。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
特に対策しなかった。それはオフィスへ来訪して受ける論理思考アセスメントテストという正体のわからないものだったから。
WEBテストの内容・科目
GMAPの論理アセスメントテスト CT-ライトという名前だった。60分30問。
SPIの推論、表の読み取りに似た問題がほとんど。時間内に見直しができるくらいの余裕はあった。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- プリンシパル
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
1. 論理的思考能力 : ケース面接とその他の受け答え
2. 客観性 : ケース終了後に模範解答を聞き、それを受けて議論を発展させられるか
3. 自己管理能力 : インターン等経験から最適な打ち手を打てているかどうか
この3点を十分に満たしていたと伝えられました。
面接の雰囲気
穏やかな雰囲気だった。web面接ということもあり、できるだけお互いがはっきりゆっくりと喋るようにしていた。
1次面接で聞かれた質問と回答
エッセイで労働生産性の向上について取り上げているが、なぜそれを中心に取り組みたいと考えた?
書類選考及び筆記試験を突破した後に1次面接までの期間に面接シートという1000字程度の小論文を提出しなければいけませんでした。テーマは「あなたが思い描いている近い将来(5-10年後)はどのような社会で、あなたはどのように生きたいと思いますか。またそのために今何をしていますか。」でした。そこで自分は労働生産性の向上について取り上げた理由は留学で日本で働くのは嫌だという意見をもらいすごく悔しかったからです。多くの外国人の友人が日本に旅行に行きたい、どこに行くべきか?案内してほしいなどのことを言っていたのに働くことに言及する人は少なく、居ても嫌だという反応でした。それは労働時間が長いことや閉鎖的な環境のせいでした。そしてその根本的原因が労働生産性の低さだと自分は考えるのでそれを改善していきたいと考えています。
なぜそれをコンサルタントという立場で取り組みたい?
1事業会社だと特定業界の、その企業の特定の分野では労働生産性を向上できるが、業界全体や異なる業界に渡って、尽力することができないから「日本の」労働生産性の向上にはつながらないと考えています。したがって、異なる業界に広く関わって、様々な企業の課題解決ができるコンサルタントとしての立場は日本全体に影響を与える上で非常に重要な立場になると考えています。別の理由としては、自分が注力すべきボトルネックの企業や業界がまだ特定できていないので働きながら特定していきたいためです。現状では労働生産性が低いため日本の労働環境があまり良くないものになっていて国際社会からの評価も高くないですが、ではどの業界を、どの企業を改善すれば良くなるか分からないので、自分でプロジェクトで関わって見極めていきたいです、
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2020年05月
2次面接 通過
- 実施時期
- 2020年05月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 常務執行役員
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
性格診断で出ていた傾向は現状を疑う性質の結果だから、変革に必要だと思うと言ってもらえた。チームワーク志向、顧客志向であること。感情をコントロールできる人であること。
面接の雰囲気
常務執行役員という肩書であるにも関わらずすごく優しく丁寧に対応してくださった。一度電波の状況が悪くなってしまった際にも電話に切り替えて面接を続けてくださり柔軟性を感じた。
2次面接で聞かれた質問と回答
興味のある分野を5つ挙げて、その中から一つを面接官が選びケース問題を解く
1. 興味のある分野を3~5つあげる
1. 業務の効率化(時間の無駄)
2. 資源の効率活用(資源の無駄)
3. 外国人との交流の促進(外国人に日本を知ってもらう)
4. 旅行業・観光業を盛り上げる(日本の魅力を知ってもらう)
5. スノボ・スキー業界の集客改善
2. 1,2はうまく最適化すれば需要はあるし、食えそう。でもありきたりだから競争が激しいので、コロナの対応もあるし3,4を採用。
1. 今はコロナで観光業はダメだから、客にしない方がいいという考え方もある
2. ただ一方で組織改革が必要とされているので、実際に案件(DXとか)も出てきて忙しい現状もある
3. そこで3,4の内容(特に4)に注目してケースを行う
3. 一社具体的な社名を出して、そこの役員に提案できる施策を考える
1. コンサルタントフィーをもらうためにも、1000億円以上の売り上げの会社。期間は3~6ヶ月
1. アパホテル
2. 東横イン
1. 地方のホテルを対象に国内旅行者をクライアントにする
4. 施策の案をブレインストーミングで出す
1. 地域の企業と提携して、客数が増えない分単価を上げる
2. バックオフィス業務をデジタルで効率化をする(コロナで人件費を削減ないといけないし)
3. 食に力を入れていないので、仕事のない地域のレストランと提携して、差別化を図る
5. この三つの案の中で、優先するならどれ?
1. 食(取り組みやすいから)
2. 提携(食で実績を作ると提携しやすいから)
3. 業務改善(3~6ヶ月では実現が難しいから)
6. クライアントの役員の立場として、懸念する観点を述べよ
1. 食はもともと重視していなかったので、レストランと提携しても客は興味がなく、魅力に映らないかも。むしろコストが回収できないかも。
2. 地域の観光業と提携しても、ビジネスホテルにくるビジネス客に観光は不要かも
3. デジタルで業務効率化といっても、既に努力してきているのにさらに7割減なんて可能なのか?
強みと弱みを教えてください
強みは2点あります。
- 好奇心が旺盛なところ
- 異なる物を受け入れる力
です。
弱みは1点あります。
- 圧倒的な専門性がないことです。
面接官から付随する質問として、、、
「性格診断テストで、”独走してしまう”と出ていたがどう思う?どんな時に出る?」
- 現状の規則・システムに納得できない時に、根拠を述べて改善を要求しても、応じてくれない場合に,「もういいよ」となってしまう点。ここで気をつけているのは他人へ意見を説明せずに独走することや、他人の意見を全く聞かないで独走するこてゃしないようにしています。一度は自分の考えを説明し、もしくは他人の意見を聞きやりとりを複数回重ねた上で合意できない場合に独走してしまいます。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年05月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 人事部長
- 通知方法
- 直接
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
1,2次面接で面接官が感じた論理思考能力や客観性、自己管理能力などを簡単にですが、確認されました。また入社に対する意思の確認も行われました。その4点について十分だと評価されたと感じています。
面接の雰囲気
すごくラフな感じだった。時間も短く質問も志望動機というよりは就活状況の確認程度だったため、正直に話して終了した。
最終面接で聞かれた質問と回答
就活の様子を教えてください。内定をもらっている会社はどこですか。
内定が2社から出ており、本当に受けたい企業だけを絞って受けています。去年の10月から就活を始めたので業界研究や選考対策は既にある程度行い現在は研究の合間に面接を受けています。内定を頂いたのはA社(ITコンサルティング会社)とB社(外資系SIer企業)です。B社の内定は辞退しておりA社のみ内定承諾を保留にしています。A社とシグマクシスの違いは主軸の位置だと感じています。A社はプログラミングや実装経験などエンジニアよりの色合いが強く、強みも技術力にあると考えています。一方御社はコンサルティングそのもの、提案力や思考力に強みがあると考えています。加えて事業投資、合弁会社設立も行うなど事業経営に関する経験と知識にも強みがあると考えています。
合弁会社をプロジェクトで立ち上げて、しばらくしたらその会社をクライアントに統合させている理由はなんですか?
逆質問に対する回答です。
ローソンの場合は元から契約で合弁会社の形態を取るのは3年間と決まっていました。それまでにローソンが独り立ちできるようにサポートするのがシグマクシスの仕事でした。ただそれは全てのジョイントベンチャーでの話ではない。今回のケースでは違いますが、よくあるのは最初の3年間はお互いに株式を売買できない契約にし、その後はどちらかが買いたい(売りたい)と思ったタイミングで売るというケースです。人手不足への懸念ももっともな事です。そこでシグマクシスでは資本金も人でも限られているので当たればラッキーというお試しの投資はしません。絶対にいけると考えた時のみに投資するという方針で経営しています。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定から1ヶ月弱の内定承諾期限を設定された。5月に内定したので選考自体が早ければもう少し時間をいただけたかもしれない。しかしそれ以外の圧力は全くなかった。
内定に必要なことは何だと思うか
論理的に考えて、課題を特定し施策を立案するという流れはそのコンサルティング会社でも一般的であると考えます。その中でシグマクシスから内定をもらうためには、それなりの思考力と自分の興味のある分野への知識が要求されると思います。事前に興味を持つために情報を集め、それを理解するために勉強をすることが必要だと思います。あとは全ての職で共通のハキハキと喋ることや前向きな姿勢などを磨けば内定は難しくないと考えます。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
シグマクシスが定義している評価指標全てを満たしているかそうでないかだと思います。論理思考力・客観性・自己管理能力が評価指標です。論理思考能力はコンサルタントになるためには基本的なものですが、客観性と自己管理能力が面接でも求められるのはシグマクシスらしいと感じます。
内定したからこそ分かる選考の注意点
かなりの自立性・主体性が求められます。やりたい事が”作業”であって、その目的は問わないというエンジニア・職人的な志向の人は必要とされていないし、向いてもいないと思います。自分の実現したい事のためにはどんな手段でもいいというスタンスと積極性が必要だと思います。
内定後、社員や人事からのフォロー
オファー面談に加えて、内定者向けの会社説明会そして若手コンサルタントとの座談会が全てwebで行われました。また内定者期間にも学習すべき内容が設定されています。
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 20代の成長環境
- 会社の事業内容・サービス・やりたいことが実現できる
- 給料・待遇
入社を迷った企業
フューチャー株式会社
迷った会社と比較して株式会社シグマクシス・ホールディングスに入社を決めた理由
フューチャーでは提案・戦略の機会が圧倒的に少ない。また事業を経験することで、よりビジネス的に現実的な戦略を描ける。
確かに、ITの実践経験は減るだろう。しかし今後はSaaSやコグ二ディブコンピューティングのようにコーディングをしなくても技術活用できる時代が来る。そうするとエンジニアリング能力の価値は相対的に下がる。一方ビジネス能力はますます機械と人間を差別するために必要な能力になり、それを高めることがコンサルにも引き続き求められる。
そこで、事業投資・経営をコンサルタントとして働きながらも経験できるシグマクシスの環境は貴重であり、自分もビジネス能力をそうして高めていきたい。
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シグマクシス・ホールディングスの 会社情報
会社名 | 株式会社シグマクシス・ホールディングス |
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フリガナ | シグマクシスホールディングス |
設立日 | 2008年5月 |
資本金 | 28億2400万円 |
従業員数 | 708人 |
売上高 | 224億1000万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 太田寛 |
本社所在地 | 〒105-0001 東京都港区虎ノ門4丁目1番28号 |
平均年齢 | 34.7歳 |
電話番号 | 03-6430-3400 |
URL | https://www.sigmaxyz.com/ja/index.html |