- Q. 志望動機
-
A.
多くのひとから愛される製品に携わることです。幼いころからものづくりに強い興味があり、趣味でもあるカメラ設計に関心を持ちました。カメラを購入した際、きれいな写真が撮れる感動と共に表現することの難しさも知りました。個人での色の見え方、撮影時の感情や環境が写真に反映され、心に思い描いた記憶をそのまま写真にできる、そんな個性を持ったカメラを作りたいと考えます。エントリーモデルからプロフェッショナル機まで扱うため、様々な個性を持ったカメラ作りに携われると考えます。そのような製品を作ることで、手に取った時の感動を多くの人に知ってもらいたいです。貴社で働くことで、多くのひとから愛される製品に係ることが携わることができると考えました。現在は、新製品開発に携わることでたくさんの知識や経験を習得し、自ら提案することで引っ張っていく技術者になりたいと考えています。 続きを読む
キヤノン株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2022卒キヤノン株式会社のレポート
公開日:2021年5月22日
選考概要
- 年度
-
- 2022年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 技術系総合職
投稿者
選考フロー
選考情報
- OB・OG訪問
- 実施していない
- リクルーター
- なし
選考時の新型コロナ感染症対策
選考は最初から最後までオンラインでした.
企業研究
コロナ禍での就職活動であったこともあり,説明会は全てオンラインでした.マイページ上で閲覧できるオンデマンド形式の業務説明動画に加えて,技術系社員や採用担当課長による講演会がリアルタイム形式で複数回行われました.このリアルタイム形式の講演会は,予約開始から30分ほどで定員に達してしまったため,こまめにメール通知・マイページを確認することをお勧めします.そのほかにも,1-3月に月1回の頻度で大学OB(リクルータ)による座談会も開催され,事業や過去の採用活動に関する質問はOB座談会で行いました.その場で分からないことがあると,社内で確認し後日丁寧に回答していただきました.面接では,どのような製品に携わりたいか,数ある光学系メーカの中でなぜキヤノンなのかを具体的に説明することが求められ,どれだけ事前に情報収集ができているかが評価のポイントになっていると感じました.
志望動機
私は,労働者不足が深刻化している生産現場において,作業のロボット化・スマート化に関する事業に携わりたいと考えています.その中で,私は作業ロボットに関する研究を通じて,カメラを使った視覚による環境認識の重要性を実感してきました.作業のロボット化・スマート化が期待されている生産現場においても,今後,ビジョン領域が担う役割は大きくなってくると考えられます。貴社は,最高峰のビジョン・イメージング技術を,ロボットの“眼”:マシンビジョンに加えて,ネットワークカメラによる複数の人/モノ/ロボットの認識など,産業分野にも幅広く応用しておられます.ここで,ビジョンシステムを多くの生産現場に普及していくためには,専門知識をもたない人も含めて誰もが簡単に導入・利用するシステムを提供していく必要があります.私自身,研究においてロボットとカメラ間のキャリブレーションといったカメラの環境整備に時間が取れられしまうことがあり,その作業を自動化するシステムを開発した経験があります.御社は,Vision-Editionシリーズのような誰もが簡単に導入・利用することができるビジョンシステムの開発によって生産現場のロボット化・スマート化の普及に貢献しておられます.私もそのような取り組みに携わりたいと強く感じ,貴社への入社を志望します.
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2021年04月 上旬
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
・10年後の世界はどのようになっていると考えますか。それを踏まえ、キヤノンに入社してやりたいこと、実現したいことは何ですか?(できる限り具体的な根拠を示しながら記載してください。)(600文字以内)
・学生時代に力を注いで挑戦したこと(していること)を教えてください。(その挑戦において、困難だったことや、その困難にどのようなアプローチで取り組んだか、またその経験から得られたことなどを具体的に記載してください。学業もしくは学業以外でも可)(400文字以内)
・【卒業研究】1. 研究テーマ・分野 2. テーマの選定理由 3. これまでに成し得たこと 4. 研究における独自性や新規性 5. 研究過程での気づきや発見 6. 苦労した点・改善点 などを踏まえて具体的に教えてください。(500文字以内)
・【修士論文】1. 研究テーマ・分野 2. テーマの選定理由 3. これまでに成し得たこと 4. 研究における独自性や新規性 5. 研究過程での気づきや発見 6. 苦労した点・改善点 などを踏まえて具体的に教えてください。(500文字以内)
ESの提出方法
採用サイトのマイページから提出
ESの形式
Webで入力
ESを書くときに注意したこと
できる限り具体的な根拠を述べることや,指定されている項目をできる限りカバーするように心がけました.
ES対策で行ったこと
就活会議や大学の就職活動報告書を参考にしてESを作成しました.大学OBの方に添削してもらったうえで投稿しました.
対策の参考にした書籍・WEBサイト
就活会議
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2021年04月 上旬
- 実施場所
- テストセンター
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
参考書を一通り解いて,出題形式を把握した.
WEBテストの内容・科目
言語,非言語,性格
WEBテストの各科目の問題数と制限時間
言語,非言語:30分程度
性格:30分程度
対策の参考にした書籍・WEBサイト
2022最新版 完全最強SPI&テストセンター1700題
1次面接 通過
- 実施時期
- 2021年04月 中旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン(i-web connect)
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 人事1名.技術2名
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
会場到着から選考終了までの流れ
オンライン
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
研究に関する質問について,論理的かつ簡潔に述べることが重要であると感じました.面接官の中には,文系の人事の方もいるため,専門用語はなるべく使用せず,簡単な言葉で説明するように心がけました.
面接の雰囲気
全体的に温厚な雰囲気で,面接官の口調も物腰の柔らかい感じでした.10分の研究発表ののち,研究に関する技術的な質問と人柄に関する質問を受けました.
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
1次面接で聞かれた質問と回答
自身の長所について教えてください.
私の特徴・長所は,常に様々なこと,新しいことに挑戦していくチャレンジ精神です.その例としまして,私は〇〇在学中にロボットコンテスト〇〇に参加していました.そこでは,専門であるソフトウェア開発に加えて,フレームや回路の設計・加工といったハードウェアの開発にも携わってきました.また,新しいこととして,現在は自動運転の技術の一つとして注目されている距離センサを大会の中でもいち早く導入しまして,ロボットの位置把握精度の向上に繋がったほか,新しいことに挑戦する取り組みが評価されまして,大会で特別賞を受賞することができました.私のものづくりに関する幅広い知識を業務に活かしつつ,常に新しいことに挑戦し続けていきたいと考えております.
自身の短所について教えてください.
私の短所は,細部までこだわりすぎてしまうため,物事に時間がかかってしまうことです.例えば,大学のレポート課題なども提出期限ギリギリまでかかってしまうことがよくありました.最近では,就職活動におけるエントリーシートシートの提出についても同様です.ロボコン活動においては,最初の頃は,例えばハードウェアの製作に時間をかけすぎてしまい,プログラム部分が大会までに間に合わないことが多く,予選で敗退してしまっていました.現在は,特にチームで作業をする場合は,全体を見通して部分毎の作業効率を意識してメリハリをつけた作業を心がけてています.また,どれだけ時間がかかっても必ず期限は厳守するように心がけています.
最終面接 通過
- 実施時期
- 2021年04月 下旬
- 面接タイプ
- オンライン面接
- 実施場所
- オンライン(i-web connect)
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事1名,役員1名
- 逆質問
- あり
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
会場到着から選考終了までの流れ
オンライン
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
研究内容に関する説明・質問について,技術面接(一次面接)では,研究に関して事前に資料を提出することができましたが,役員面接(二次面接)ではそれがないため,よりわかりやすく簡潔に説明することが重要だと思います.また,自身のやりたいこと(携わりたい事業や製品)について明確に述べることができるかどうかも評価のポイントになっていたと思います.
面接の雰囲気
全体的に温厚な雰囲気で,役員の方も終始笑顔で質問をしていました.ただ,研究に関する質問については,技術面接(一次面接)に鋭い質問が多かったです.
面接後のフィードバック
なし
対策の参考にした書籍・WEBサイト
なし
最終面接で聞かれた質問と回答
(志望動機で説明したVision-Editionについて)Vision-Editionについて,どのようにして知ったのか経緯を教えてください.
デンソーウェーブ社製の小型協働ロボットCOBOTTAに御社のカメラが搭載されていたことがきっかけです.カメラ部分に御社のロゴが貼ってあったため印象に残っていました.元々,ロボットに興味があり,2017年の国際ロボット展でCOBOTTAの展示を見たときから人とロボットが協働して作業を行うことができる「協働ロボット」に関心を持っていました.また,ロボットに関する研究を進めていくうちにロボットの”眼”・カメラに興味を持ち始め,御社のマシンビジョン やネットワークカメラについて調べていく中で,御社がVision-EditionとしてCOBOTTAに限らず様々なロボットメーカと提携してロボットの”眼”を簡単に導入・利用することのできるサービスづくりを提供していることを知りました.
得意科目・苦手科目を教えてください.
得意科目は情報処理,いわゆるプログラミングです.これは,講義を通じて学んだというよりかは,ロボコン等を通じて,趣味的に学んでいました.苦手科目は確率・統計でした.これは,私の専門・ロボットにあまり関係ないと考えていたからです.しかし,近年注目を集めているディープラーニングの基本となるパターン認識・機械学習は,確率・統計の考え方がベースとなっています.このことから,大学院では確率・統計の基礎から機械学習の基本について基礎からしっかりと勉強し,基本的なことは理解できるようになってきています.具体的には,PRMLというパターン認識に関する有名な本があるのですが,それを参考に一から式展開をしてみたりアルゴリズムを自前実装したりしています.
内定者のアドバイス
- 内定時期
- 2021年04月 下旬
内定を承諾または辞退した決め手
地元(首都圏)を中心に事業を行なっている企業であることが内定の決め手です.
内定後の課題・研修・交流会等
技術系社員による講演会が複数回実施されました(参加自由)
内定者について
内定者の人数
200名程度
内定者の所属大学
不明
内定者の属性
不明
内定後の企業のスタンス
内定連絡時に承諾するかどうか聞かれましたが,推薦で応募していたため,その場で承諾しました.翌日には,マイページ上に「マッチング成立」の表示がありました.
内定に必要なことは何だと思うか
学業・研究を重視して採用活動を行なっている企業です.熱意以上に論理的かつ簡潔に説明することが求められていると感じました.技術面接では研究に関して10分の説明を求められ,研究に関する技術的な質問がほとんどでした(学会発表の質疑を少しマイルドにしか感じです).なので,年内には一定の研究成果があると気持ち的にも楽かと思います.また,光学機器を使って研究を行なっている場合は,測定の仕組みや精度についてきちんと理解しているかどうか質問されたため,説明できるように準備しておくことをお勧めします.
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
論理的かつわかりやすく説明できるかどうかが,内定が出るか否かのポイントになってくると考えています.これは,具体的な根拠を示しながら説明をするということです.研究に限らず,志望動機など,全ての質問に対して,これが重要視されていたと考えています.
内定したからこそ分かる選考の注意点
役員面接(二次面接)で,技術面接(一次面接)以上に鋭い質問が来ることは毎年恒例のようなので,技術面接後に研究説明について改めて整理することをお勧めします.私はインターンシップには参加しませんでしたが,インターンシップに参加したうえで推薦応募するとほぼ受かるそうです(ほかのメーカでも同様).
内定後、社員や人事からのフォロー
技術系社員による講演会が複数回実施され,社員の方に直接質問する機会が設けられました.
内定後入社を決めた理由
入社を決めたポイント
- 会社のブランド・知名度
- 会社の規模
入社を迷った企業
株式会社デンソーウェーブ
迷った会社と比較してキヤノン株式会社に入社を決めた理由
首都圏を中心に事業を行なっていることが入社の決め手です.事業内容としてはデンソーウェーブの方が志望度が高かったのですが,車が苦手であったため,勤務地が地方(車社会)であることが迷いポイントでした.デンソーウェーブ社員との座談会において,「デンソーウェーブにいてもキャノンと一緒に仕事をすることはお多いし,キヤノンにいてもデンソーウェーブと一緒にすることは多いと思うので,どちらに就職してもやりたいことができると思う」というアドバイスを受けてキヤノンへの入社を決めました.
キヤノン株式会社の選考体験記
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キヤノンの 会社情報
会社名 | キヤノン株式会社 |
---|---|
フリガナ | キヤノン |
設立日 | 1937年8月 |
資本金 | 1747億6200万円 |
従業員数 | 174,291人 |
売上高 | 4兆1809億7200万円 |
決算月 | 12月 |
代表者 | 御手洗冨士夫 |
本社所在地 | 〒146-0092 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 |
平均年齢 | 44.1歳 |
平均給与 | 832万円 |
電話番号 | 03-3758-2111 |
URL | https://canon.jp/ |
採用URL | https://global.canon/ja/employ/new/ |