【お酒楽しむ新提案】【23卒】アサヒビールの冬インターン体験記（文系/＜事務系＞マーケティングコース）No.29704（非公開/男性）（2022/7/27公開）

もともとメーカー業界に関心をもっていて、かつお酒を飲むことが好きであったこともあり、飲料メーカーでの働き方がどのようなものなのか、他のメーカーの事務系総合職とは求められるパフォーマンスの面で違いがあったりするのかを知りたいと思い、応募に至った。

デザイン思考テストが課されるため、事前に他社のインターン選考で受験しておくことで、創造セッション・評価セッション共に高評価を獲得するコツを掴めるように心がけた。
また、動画選考においても、限られた時間内で自身の人となりを理解してもらいやすいようなエピソード選定、話し方を意識した。

動画選考・デザイン思考テストの評価は重視されていたのではないかと感じた。この会社のマーケティングコースのインターンシップでは面接選考がなく、ES・Webテスト・動画選考・デザイン思考テストのみでインターン参加が決まるため、人となりや物事に対する価値観・考え方を見極めるうえでデザイン思考テスト、動画選考は重視されたのではないかと思う。

昨今アサヒビールが注力しているスマートドリンキングに絡めて、アサヒビールの新商品や新サービスをグループで考える。具体的なペルソナ設定、それを踏まえたニーズを洗い出したうえで、そのニーズを複数満たしているような新商品やサービスを新しく考案する。

まず、デザイン思考についての講義があり、そこで学んだ内容を用いてスマートドリンキングに関連させた新たなお酒との向き合い方についてのアイデア出しを複数ステップにおいて行った。そのうえで、最終的な提案内容を考え、スライドにまとめて発表するというものであった。プレゼンテーション自体は2日目に行われ、プレゼン後は懇親会の時間も設けられる。

マーケティングにおいて、どのような層をターゲットとして選定するかによって広告戦略の打ち出し方やアピールポイントが大きく変わってくるということを学ぶことができた。

スマートドリンキングというアサヒビールが取り組んでいる新しいアルコールの楽しみ方・の味方に関連させて、新規事業を考えるというもの。

1日目にやったこと

1日目は、最初にデザイン思考についての講義ならびにアサヒビールのこれまでの歩みや昨今の取り組みについて説明して頂く時間があった。その後、そこで学んだ内容を用いてスマートドリンキングに関連させた新たなお酒との向き合い方についてのアイデア出しを複数ステップにおいて行い、1日目は終了となる。

2日目にやったこと

1日目でアイデア出しを行ったのち、その中でどういった評価軸をもとにどのアイデアを採択・ブラッシュアップするかを決定し、半日かけてスライドに落とし込んでいく。各チームで最終的な結論をプレゼンしたのち、社員の方々との座談会の時間がある。最後には懇親会の時間があり、各班にメンターとしてついて下さっていた社員の方々などと歓談できる。

マーケティング部を含め様々な部署の社員の方々に加え、人事部の社員の方が数名ほど。

なし

社員の方々は各班に1名メンターとしてついて下さり、我々の議論が滞った時などにアドバイスをして下さる。印象に残っているのは、「ターゲット選定においては、ある程度ターゲットを絞ったうえで提案内容・広告戦略を考えないと、なかなか顧客に刺さるような提案をすることは難しい」というアドバイスである。

大変だったのは、お酒に対するマイナスイメージやそもそもお酒が弱くあまりお酒を飲む気が起こらないような顧客層をも巻き込めるような新たなお酒の楽しみ方を考えることだ。自分達学生目線での考え方のみならず、社会人、ご高齢の方など様々な顧客層の視点に立って考えてみて、どのようなお酒の楽しみ方が今後求められるようになっていくかを何度も議論し、提案内容に落としこんでいった。

同じ班の学生とワークを進めていくことになるため、他の班の学生との関わりはほとんどない。同じ班の学生とは2日間の間で仲良くなることができるし、良い人が多かったためインターン後も互いに協力して就活に取り組む仲間を作ることができた。

顧客に対し新たな飲料・サービスを開発・普及させていくにあたっては、最初の段階での「ターゲット選定」が非常に重要になるということを学ぶことができた。インターンシップのFBで頂いたアドバイスでも、選定したターゲットの幅が狭すぎると売上は伸び悩むが、逆に選定ターゲットが広い場合も広告戦略が刺さりづらくなったりして売上の低下に繋がることもあるというお話があり、モノの価値を知ってもらう、届けることの難しさを肌で感じた。

アサヒビールがどのようなCMを打ち出し、どういったターゲット層を狙った商品を取り揃えているのかについてもっと勉強してからインターンに臨めば良かったと反省している。

自身が働いている姿を想像できた理由としては、このマーケティングという仕事が自身のモチベーションの源泉とマッチしていると感じたためだ。より多くの人々に、自身が旗振り役となってソリューション・製品を届けることで沢山の笑顔が生まれる起点になりたいという思いを持っていた自分にとって、「価値を知ってもらう・届ける」ことに重点的に関わることのできるマーケティングの仕事は、非常に魅力的だったし自身が働いている姿を想像しやすかった。

内定が出ると感じた理由としては、自身がマーケターになるとして、これまでの取り組みで学んだことがどのように活かせるのか、及びマーケターに関心を抱いた原体験についてもしっかりと話せる自信があったからだ。それもあって、本選考でマーケティングコースで受験をするとすれば、非体育会ではあるものの合格可能性はゼロではないと考えていた。

変化しゆくお客様のニーズ、時代の変化にアンテナを張り、常に新たな商品の開発・普及に挑戦できるところに大きな魅力を感じたためだ。飲料メーカーの事務系総合職というと、なかなか新規商品の開発・マーケティングには携わることが難しく、既存の商品をどれほど売り込むかにしか携わることが出来ないイメージがあったものの、実際にはその逆で、事務系であっても様々な関わり方ができると知り、志望度が高まった。

特に強い優遇があるわけではないものの、アサヒビールの事務系ならではの仕事を疑似体験できたため、どの業務に従事してどんなことにチャレンジしたいかなどを含めて、志望動機関連の回答を考えるのに有用な情報を数多く得ることができたため。

インターンシップに参加する以前は、基本的にヘルスケア事業に携わることのできる業界（化学メーカー、医療機器メーカー、通信業界、IT業界など）をメインで受けていた。「国内外の医療格差の是正」を志望理由として持ったうえでそういった業界を受けていたが、「飲み物」という人間の生活においてなくてはならない商品の観点から人々の健康の保持増進に関わることも1つの手だと考え、飲料メーカーのインターンに応募した。

このインターンシップに参加したことで、飲料メーカーでも顧客の健康の保持増進に向けた価値貢献ができるのだということを学ぶことができた。気前がよく明るい社員の方々も多く、この会社への志望度がぐんと高まった。ただ、顧客のヘルスケアに関しての携わり方は間接的なものになってしまうため、自分の中では化学メーカーや通信業界のほうが志望度が高いということにも気づいた。