【未知なるビジネスの舞台へ】【23卒】旭化成の冬インターン体験記（文系/事務系1day業務体験プログラム）No.29694（非公開/男性）（2022/7/27公開）

国内外の医療格差の是正という自身の目標を叶えられる会社を探している中で、この会社がヘルスケア事業に注力している企業であったため関心をもった。秋以降は化学メーカーのインターンシップにもいくつか参加していたため、他の化学メーカーとヘルスケア事業への関わり方がどのように違うのかを体感すべく、応募した。

そこまで選考フローは重くないが、ESで「あなたのオタクな部分を教えてください。」という特殊な設問があったため、自分のオタクな部分を、自身の強みや取り組みの中での自身の貢献の仕方と少しでも紐づけられるような書き方を研究した。

ES・webテストと動画選考のみでインターンに参加することができるため、特にES・動画選考が重視されているのではないかと思われる。動画選考ではガクチカについて聞かれたため、組織の中での立ち回り方・困難に直面した際にどのようにして乗り越える人間なのかをしっかりとアピールすることが大切だと思う。

企業が独自に作成した事務系総合職の仕事の疑似体験ゲームを用いて、実務の大変さ・面白さを学ぶプログラム。1グループ4～5人で各タイミングでどのようなアクションを起こすかを話し合いつつ、依頼された素材・ソリューションが完成するまでの過程を体感していくというもの。

事前にワークに関する動画が配布され、それを閲覧しておくことが不可欠になる。当日は動画視聴を前提とした簡易説明しかされないため、必ず見ておかないとゲームの流れについていくことができない。当日はゲームにアクセスできるリンクが配布され、チームで話し合いながらゲーム攻略に向けて議論を進めていく。

事務系総合職が製品・ソリューションを生産するにあたってどのようにして原材料を調達し、どのようにして生産に携わり、完成品を買ってもらうあるいは認知を広げるにあたってどのような困難と格闘しているのかを学ぶことができた。

企業オリジナルのゲームを用いて、実際の業務を体験するプログラム。1グループ4～5人で次の行動を話し合いつつ、依頼された素材を作成するまでの過程を疑似体験する。

1日目にやったこと

当日はゲームにアクセスできるリンクが配布され、チームで話し合いながらゲーム攻略に向けて議論を進めていく。社員の方々は、ゲーム中に取引先の社員役として登場するほか、座談会では参加者の質問に答えてくださったりする。最終的にゲームの最後の課題まで達成することができたチームはzoomのメインルームに戻ったときに学生ならびに社員の方々から表彰される。（景品などはなし）

人事部の社員の方数名、部署不明の現場社員の方数名

なし

印象に残っているのは、「自分達の作っている製品・ソリューションにそこまで専門知識を持たない顧客企業の担当者の方々に、いかにして自分達の提供できる価値の幅広さ、クオリティの高さを分かりやすく伝えるかが営業業務の1つの難しさだ」というお話だ。自分たちがその製品・ソリューションのスペシャリストになるだけではだめで、得た知識を顧客にも丁寧かつ正確にプレゼンできるようになるまで実践のなかで試行錯誤することが重要なのだと学んだ。

特に大変だったのは、ゲームの中で登場する顧客や取引先のニーズを満たせるような製品・ソリューションを生み出すことだ。ゲームの中で様々な顧客企業の担当者や原料調達先企業の担当者へヒアリングを行いつつ、どの原材料を活用すれば自分達の組成したい製品を完成させることができるのか、そのうえでどのような価格帯で販売すれば顧客企業の購買担当者に購入して頂けるのかを徹底的に考えねば課題を達成することができないようになっているため、そこが非常に大変だった。

ほとんどの時間を同じ班になった学生と過ごすことになるため、そこまで交友の幅が広がることはなかった。

学べたこととしては、事務系総合職ならではの価値発揮の仕方、及び仕事の中で求められる資質・パフォーマンスだ。事務系総合職は製品の開発には携わることが難しいというイメージがあったが、この会社では自ら手を挙げれば、試作品の製造や実証テストなどにも携わり、自らの手で製品を製造し、管理し、顧客の下へ届けるまでを担うことができると分かった。顧客企業、原料調達先企業をはじめ数多くの利害関係者の間に立って、どのような交渉を図ることが各人にとって最良な意思決定に繋がるかを考えることの難しさこそが事務系総合職ならではの仕事のやりがいだということも学ぶことができた。

事前に配布されるゲームのルール説明についての動画を何度も見直して、ルールを頭に叩き込んでおくべきだったと反省している。そこを徹底して準備していれば、よりスピーディに意思決定を行い、ゲームを優位に進めることが出来たと思う。

この会社の事務系総合職で求められる資質と、自身がこれまで取り組んできたことで培われた学びとの親和性が大きいと感じたため。様々な利害関係者の間に立って適切な関係調整を図ることについては、自身が学生団体で取り組んできたことに大いに通ずる部分があったため、事務系総合職の1社員として自身が働く姿は容易に想像できた。

この会社が今後注力していきたい事業領域と、自身が成し遂げたい目標・夢との一致を感じたため。ヘルスケア事業に携わり、国内外を問わず医療提供の質向上に取り組みたいと考えていた私にとって、この会社で携わることのできるビジネスでこそ、自分の夢に1番近づくことができると強く感じたので、内定を獲得できる可能性はゼロではないなと思った。

インターンシップへの参加を通じて、自分の夢を最大限実現できる環境・風土がこの会社には整っていると感じたためだ。若手の年次からの挑戦を後押ししてくれる組織風土のため、自分の手で規模感のあるプロジェクトに挑戦することもできると伺い、志望度が高まった。

明確な選考フローのスキップをはじめとした優遇はないものの、OBOG訪問システムを紹介してもらえる分、早い段階から社員の方々の生の声を聞くことができ、志望動機作成などに役立てることができるため、そういった点で多少有利に働くと感じた。

夏インターンシップで化学メーカーのインターンに参加し、志望度が高まっていたこともあり、この秋～冬の段階では化学メーカーを見つつ、そのほかにはヘルスケア事業に携われる医療機器メーカーや通信業界、IT業界なども見ていた。そういった企業のインターンシップに応募・参加し、業界の展望や業務におけるヘルスケアへの関わり方の違いについて調べていた。

企業に対するイメージの変化としては、旧態依然とした日系企業のイメージがあったが、思った以上に若手の挑戦・積極性を大切にして下さる会社であるということがよく分かった。ただし、配属リスクがあり、なかなか自分の希望通りのキャリアを歩むことが難しいという話も座談会で聞いたため、そこをマイナスと捉えるか、あるいは様々な業務に従事しジェネラリストとしてキャリアを歩めるとしてプラスに捉えるかによって、この会社に抱くイメージは変わってくるのかなと感じた。自分自身はジェネラリスト志向であったため、一層志望度が高まった次第である。