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株式会社東芝 報酬UP

【次世代電池の未来を担う】【21卒】東芝の研究開発の本選考体験記 No.11404(豊橋技術科学大学大学院/男性)(2021/1/25公開)

株式会社東芝の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2021卒株式会社東芝のレポート

公開日:2021年1月25日

選考概要

年度
  • 2021年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 研究開発

投稿者

大学
  • 豊橋技術科学大学大学院
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

研究開発職の募集なので、実際の研究内容に対する理解はもちろんのこと、現在取り組んでいる研究やその分野に対する理解度を求められる。
応募時には志望する研究内容についても指定する必要がある。私は、二次電池の研究部門へ応募・内定したが、例えばこの場合東芝が現在取り組んで発売している製品・SCiBの基本動作をもちろん押さえておく必要がある。特に、実際の研究においてなにを行っているのかを調べるためには、該当研究の特許情報を押さえておくのが効果的である。
実際の面接でも特許情報で見た、などのアピールを行うことができるメリットもある。
また、面接に臨むまでに自分の研究を行っているうちに手に入れた技能と、それが実際の研究でどのように役立てることができるかを考えることが必要であると思う。

志望動機

私は、電池事業を通して次の社会を作り上げる技術の一端を担いたいと考えている。二次電池の技術開発はまだまだ途上で、まだまだ性能の向上が求められる中、貴社で開発する、安全性や耐久性・入出力特性に特化したSCiBの設計思想は、市場にマッチしている上に、他社にはない独創的な設計戦略である。そんな貴社であれば独自の目線から次の社会を作り上げる二次電池の研究・開発に意欲的に臨めると考えたため、貴社を志望した。また、私の夢は、次の社会を作るエンジニアになることである。次の社会は車両の電動化技術によって作られると考えている。数ある技術の中でも、二次電池は重要な役割を果たすと考えられる一方で、現在の技術水準は、コストや安全性。エネルギー密度など到底普及に足るものではない。そのような中で貴社は、SCiBのような、安全性や耐久性・入出力特性に特化したような電池の設計を行うなど、独自の視点から市場の要求に合った電池を生み出し続け、また性能も日々向上している。貴社でならば、次の社会を作る技術を生み出すことができると確信しており、私自身が生み出したアイデアが社会を形作っていくことが出来ればこの上ない幸せである。

説明会・セミナー

時間
- -
実施時期
2020年04月

座談会・懇親会

形式
学生不明 面接官不明
実施時期
2020年04月

エントリーシート 通過

実施時期
2020年04月
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

ESの内容・テーマ

研究概要・東芝で実現したい夢・志望動機

ES対策で行ったこと

実際に自分の思ったことをただそのまま書いた。特に最新の研究内容にも触れることを心がけた。東芝で行っている最新情報を取り入れて書く。

WEBテスト 通過

実施時期
2020年04月
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

WEBテスト対策で行ったこと

実際の所勉強らしい勉強はしていない。常識レベルを見る程度だと思われる。面接のための資料とする程度で選考には実際には使用していないのではないかと思う。
ただ、これは私が博士オープンという若干特殊な選考形態だったからかもしれない。

WEBテストの内容・科目

言語・非言語・英語

1次面接 通過

実施時期
2020年04月
形式
学生1 面接官6
面接時間
60分
面接官の肩書
研究員:~15年目ぐらい?
通知方法
直接
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

事業に対する理解が強く理解されたのかと考えている。自身の専門分野に近いことから情報調査は比較的容易だったが、英語などで出た論文などや、関連文献等をしっかりと読み込んだのが功を奏した。また、現在開発・販売中の製品の問題点・改善策を挙げることを求められるシーンもあったが、他にはない着眼点で、よく製品を理解しているとお褒めの言葉を頂いた。

面接の雰囲気

正直に述べると、オンライン面接かつ、面接官が一つのカメラに対して6人座っておられたので面接官については、まったく印象を覚えていない。
鋭い質問が飛ぶ面接で、ほどよいピリッとした空気だった。

1次面接で聞かれた質問と回答

研究に関するあらゆる質問。習得している技能等

具体的な回答そのものではなく、研究に関する回答全体について述べる。
面接では、研究に関するプレゼンテーションを30min程度行い、これに対する質疑応答を行うという形式であった。一般的に志望する研究室の研究と自分の研究は似たような分野であると考えられるので、それぞれ非常に鋭いレベルの質問が飛んだ。
具体的には、学会に参加した際に質問を受けるのと同レベルかそれよりも高いレベルでの質疑応答であった。
また、測定手法や解析手法の習得状況に関する質問も受けた。逆に言えばそのように測定手法や解析手法の習得が求められているので、積極的にプレゼンテーションに測定・解析手法をアピールした戦略が功を奏した形である。実際に対応した回答例を以下に示す。
「現在行っている研究は、基礎研究の段階であり課題も多い系だが、研究に必要な技能な===やーーーなどを始めとして積極的に習得して研究を進めてきた。実際に行う研究はこの研究とは若干ことなったテーマになると考えているが、これらの習得した技能は御社における研究で役立つと確信が持てる」

弊社で売り出しているSCiBに残っている課題は何だと思いますか。またその解決法を考えていれば教えてください。

御社のSCiBは、負極に高電位負極を用いていることから安全性が高く、またその入出力性能・寿命に優れている。この観点から、例えばハイブリッド車など小型電池に用いる優位性があるが、あえて問題点を挙げるとすると、エネルギー密度とその価格にあると考えられる。
エネルギー密度については、もちろん改善するに越したことはないが、従来のリチウムイオン電池と比較して安全マージンを広くとれると感がられるので実際の所やや従来のものに劣る程度でそれほど問題はないのかと考えている。むしろ問題点としては後者の価格であると考えており、負極にリチウムが含まれる負極材料を用いていることから、これが課題であると考えている。ただ、プレスリリースにもあったようにリチウムを含まないニオブ系酸化物の採用を検討されているとのことで、エネルギー密度の面からみても改善されているのかなと思う。
あえて、これから先の問題解決を検討するとすれば、セル構成の改善によるエネルギー密度改善や、リチウムからナトリウムなどの元素的に有利な系への移行を目指すということになるのではないか。あるいは、もっとニッチな需要をついて、さらに高出力・高寿命な電池を目指してさらに優れた材料探索を行うことになるのかと思う。

最終面接 通過

実施時期
2020年04月
形式
学生1 面接官3
面接時間
60分
面接官の肩書
役員
通知方法
直接
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

最終面接であるので、基本的には現場研究者らからの推薦のもとに面接に臨んでいる。すなわち、求められるのは、本当に入社するのかという姿勢と、人間性が誠実かであると考えている。上記のようなポイントのアピールに成功したのだと考えている。

面接の雰囲気

役員面接ということで、あまり専門性は問われないのかと考えていたが、予想に反して研究内容についても非常に鋭い指摘が入った。役員とはいえ、研究所の研究員出身の方もおられ、そのような観点からも考査しているようだった。

最終面接で聞かれた質問と回答

弊社が過去に厳しい現状にあったということは理解していると思うがなぜ東芝を志望したのか

就職先を考えるにあたって、私は実際に現場で働く研究者らがどのように働き、どのような成果をこれまでに出してきたかを重要視した。この観点で御社は、これまでにワードプロセッサやメモリ、また私が志望しているSCiBに関する研究など、挑戦的な研究から生まれた成果を積極的に事業へと取り入れてこられている。現場の研究者の方に聞いた話でも、ただ下請けに実験を依頼するなどの手法ではなく、実際に自分が実験室で実験することで研究を進められており、またその成果を事業部へと連携する体制が整っていると感じた。現場で自分が生んだ挑戦的な研究課題・成果が事業につながるやりがいは非常に魅力的に感じた。
過去の状況については把握しているが、研究者らから聞いた話から技術力にまったく不安はもっておらず、今後の再生を確信しているため、不安に感じたことは無い。

実際の働き方で、研究した内容が事業化するとなった場合には事業部に一時出向することもある可能性があるが大丈夫か

自分が生み出した研究成果を事業化することは、むしろ私が企業・東芝に求める志望動機そのものなので、事業を担当する部署への出向は、自分の子供の面倒を最後まで見るのと同じく、むしろ歓迎したいと考えている。研究という、製品の作動機序を背景に持った人間は、事業化に臨む現場の視点とは違った視点を持っていると考えられるので、そのような視点から新たな切り口で議論に臨んでみたいという意気込みもある。また、事業化を経験することはその後研究を行うとなった場合においても自分の大きな力になると考えられる。その後には、また経験を生かして斬新な視点から研究成果を生み出していきたい。
(特に自分の意見を偽ることなく、真摯な姿勢で回答した。実際の志望動機と絡めながら回答を作ることを心がけるのが重要だと思う。)

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

基本的に役員面接(最終面接)に進んだ段階で、就職をほとんど決意していることが求められているようだった。過去に役員面接で他に受けている企業/行くかもしれない企業があることをほのめかした際に落ちた事例があると聞いた。

内定に必要なことは何だと思うか

「東芝」というブランドに対して、経営不安やいろいろな感じ方があるとは思うが、志望したということはなにかこの企業の持つ力に惹かれてのことだと思う。
実際の面接でも、何故東芝なのかをアピールすればそれだけで基本的には良いと思う。
その先は、当たり前のことではあるが、自分の持つ技能を面接官に対して明瞭にアピールし、またそれが企業における仕事とどのように結びつくのかをプレゼンテーションする技能が求められると思う。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

率直に言って、東芝・あるいはその製品をどれだけ理解しているか、だと思う。東芝の経営不安という声もあるがどうか、などのきつい質問に詰まるようではNGだと思う。

あくまでこれをベースにして、自分がこれまでの大学/大学院生活で、理系の方の場合はどれだけ研究に熱心に取り組んで、どのような技能を自分に取り入れてきたのかということが重要である。

内定したからこそ分かる選考の注意点

明確ではないが、おそらくリクルーター(リエゾン)との結びつきがかなり重要であるように思う。
私の場合もHPから申し込んですぐに弊学OBのリエゾンから連絡があり、○○日までにSPIを受ければ××日に面接をねじ込める。などの連絡等もありスムーズに選考が進んだ印象がある。
また、業種別の選考形態を東芝は取っているが、どうやらリエゾンの話から伺うに業種ごとに制限人数があり、ある種早い物勝ちに近いかたちで選考が進んでいる様子なので、早く選考を受ける/志望度の高い人材を早く囲い込みたい様子もうかがえる。

内定後、社員や人事からのフォロー

気軽に質問メールを送っても返してくださるので、入社後の生活が分かりやすくて助かった。

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東芝の 会社情報

基本データ
会社名 株式会社東芝
設立日 1875年7月
資本金 2014億4900万円
従業員数 105,331人
売上高 972億1800万円
決算月 3月
代表者 島田 太郎
本社所在地 〒105-0023 東京都港区芝浦1丁目1番1号
平均年齢 45.0歳
平均給与 866万円
電話番号 03-3457-4511
URL https://www.global.toshiba/jp/top.html
採用URL https://www.global.toshiba/jp/recruit/corporate/newgraduates.html
NOKIZAL ID: 1465510

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