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株式会社東芝 報酬UP

【電池革新の未来へ】【19卒】東芝の研究職の本選考体験記 No.5582(横浜国立大学大学院/男性)(2018/9/28公開)

株式会社東芝の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2019卒株式会社東芝のレポート

公開日:2018年9月28日

選考概要

年度
  • 2019年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 研究職

投稿者

大学
  • 横浜国立大学大学院
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

私は電池の会社に就職したいと思ったため、東芝以外の電池の研究開発を行っている競合他社について企業研究を行い、それぞれの企業の強みをまとめました。
そうした中で、どうして東芝に入りたいか表面的な内容ではなく、こういった優れた技術を有して将来このように役に立つのではないかを自分なりに考えて話せるようにするとかなり良いと思います。また、研究職は現在自分が行っている研究と働くうえでどのようにマッチングするのかをとても重視しているように思えました。私の場合は、大学院で電池の研究を行っていたため、企業でも電池に関する基礎知識や測定技術が役に立つというように面接で話しました。
私は東芝には推薦応募の形で受けました。話を聞くところ、部署によっては面接の回数や内容はそれぞれですが、研究職においては自分の研究内容についてのパワーポイントを用いた技術面接を三回行いました。東芝の推薦応募にはリエゾン制度といって、現在通っている大学のOBの方がリクルーターとしてついてくださり、この制度が非常に良かったです。技術面接で用いる資料についてリクルーターが親切丁寧に何度も添削していただきました。
そのおかげで、電池のことについてあまり知らない社員さんに対しても分かりやすい資料を作ることが出来ました。そのため、技術面接でも自信をもって発表することが出来ました。リクルーターの方々から有益な情報をたくさん得ることが出来ますので、遠慮せずにどんどん聞くことを強くおすすめします。

志望動機

私が東芝を志望した理由は、2つあります。
1つ目は社会インフラ、エネルギーなどと幅広い事業領域を有し、分野の垣根を超えた研究ができる環境を御社が有していると考えたためです。私は御社のSCiB電池に特に興味を持っているのですが、このSCiB電池1つの製品に対して、電池性能の向上の研究や外装材の溶接技術の研究など非常に多岐にわたる方面の研究が御社内で行われていて、商品開発の上流から下流まで経験できることで自分の成長を実感することが出来ると感じました。
2つ目は説明会や事業所見学において社員さんと交流する機会があった中で、とても親切な人が多く、働きやすい環境だと考えたためです。また、若い社員の意見も尊重できる環境があると社員さんから伺い、若いうちから責任感をもって仕事ができると感じ、やりがいがある仕事を御社でできると思いました。以上の理由で私は東芝を志望します。

説明会・セミナー

時間
- -
実施時期
2018年04月

座談会・懇親会

形式
学生不明 面接官不明
実施時期
2018年04月

エントリーシート 通過

実施時期
2018年05月
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

ESの内容・テーマ

研究もしくは卒論(修論)のテーマと概要についてご記入ください。(1500文字) / 仕事をする上での夢や目標、「東芝」という自己実現の場を通して、自らが社会で実現したいビジョンを教えてください。(300文字) / 第一志望業種の志望動機についてご記入ください。(200文字)

ES対策で行ったこと

私は電池の企業で働きたいと思ったため、東芝以外の電池企業の競合他社についての情報を知ったうえでなぜ東芝かを具体的に書くことを意識した。そして、読み手が短時間で内容が分かるように【】をつけて伝えたい部分を強調したり、書く内容の順序を意識した。

WEBテスト 通過

実施時期
2018年05月
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

WEBテスト対策で行ったこと

テストセンターでのSPIをひたすら何度も受験し、参考書等で復習をして早くかつ正確に説く練習をした。

WEBテストの内容・科目

言語、非言語、英語、性格診断 / テストセンター

リクルーター面談・人事面談

形式
学生不明 面接官不明
面談時間
- -

実施時期
2018年05月

1次面接 通過

実施時期
2018年05月
形式
学生1 面接官3
面接時間
60分
面接官の肩書
20年目ほどの人事 / センター長 / 主席技監
通知方法
メール
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

この技術面接は面接官を変えて同じ形式で3回行いました。いずれの面接においても以下のポイントが評価されたと感じました。まず1つ目は私は大学院で電池の研究について行っており、そのことが企業でも活きてくることを面接官に伝えることが出来たことです。2つ目は現在行っている研究について自分の見解をしっかりと持っているなど、情熱を伝えることが出来たことです。

面接の雰囲気

3人とも非常に穏やかな人だと思いました。質問に対して私が述べたことに対しても相槌をうってくれたり、しっかりと話を聞いてくださりました。

1次面接で聞かれた質問と回答

あなたの研究内容について教えてください。

私は次世代二次電池であるリチウム硫黄電池の創製について研究を行っています。リチウム硫黄電池は現行のリチウムイオン電池よりも容量が大きく、また安価であるという利点を有します。しかし、短絡の恐れや反応中に発生する物質が電解液に溶けることで寿命が低下する問題があり、現在実用化に至っていません。これらの問題点を解決することがリチウム硫黄電池を実用化させる必須条件であり、世界で幅広く研究されています。その中で、私は反応生成物の電解液への溶出を抑えるような電解液に注目しました。溶出を抑える電解液を使うことで寿命が長くなるという報告例が過去になされています。そのような特徴を有する電解液を用いることで、反応生成物の溶解度と電池特性の相関関係の調査とともに高エネルギー密度化を検討しています。

あなたの研究のオリジナリティとこだわりについて教えてください。

私の研究のオリジナリティは、電解液の組成を変化させることで、反応生成物の溶解度が著しく変化することに注目したことです。以前の研究では反応生成物の溶解度が低い電解液について1つの組成にしか注目していませんでした。しかし、今回私は組成を変化させることで溶解度が著しく変化することを発見し、それによって電池性能も著しく変化することが分かりました。
私の研究のこだわりは、1つのことに絞らず、常に広い視野から物事を考えるということです。私が行っている電池の研究では様々な方面において問題点があり、それらを解決するためには限りない数のアプローチがあります。そのため、1つのアプローチに固執することなく、常に様々な方法にトライすることを心がけています。

最終面接 通過

実施時期
2018年06月
形式
学生1 面接官2
面接時間
20分
面接官の肩書
20年目ほどの人事 
通知方法
電話
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

電池の企業が様々あり、また悪いニュースが飛び交っている中で、なぜ東芝を選んだかについて上っ面の内容ではなく、しっかりと実体験から述べることが出来たため、厚みのある内容を言うことが出来たと感じます。

面接の雰囲気

面接官の方々はとても温厚な人だった。メインは以前3回の技術面接であったため、内容としては意思確認のようなものであった。

最終面接で聞かれた質問と回答

アルバイトの経験と、そこから得たものについて教えてください。

私は塾講師のアルバイトを大学1年から現在まで続けています。塾講師ではただ単に生徒に教えるだけではなく、保護者様との面談において講習のコマ提案や塾での生徒の成長等を伝えるといった様々な経験をしてきました。
そこで私はリーダー講師を務め、他教室と密にミーティングすることでよりよい教室づくりに励みました。よりよい教室づくりをするには、他教室で取り組んでいることを共有して活用するような、オープンイノベーションが必要であることを自らリーダー講師を経験することで分かりました。これは企業についても同じことが言えると思います。企業でも自社だけの技術ではなかなか研究が進まないことも多々あると思いますので、部署間、さらには企業間の垣根を超えたオープンイノベーションが大事ではないかということを私は塾講師のアルバイトの経験から学び、考えさせてくれました。

世の中で悪いニュースが出回っている中で、あなたはなぜ東芝を選びましたか。

東芝においての経営不振のニュースは存じ上げていますが、東芝の技術力はとても高いものであり、経営不振の中でも決してなくなることのない財産であると考えたためです。以前事業所見学で研究開発センター以外にも様々な事業所を見学していただいたのですが、一つの企業内でこれほどの広い事業領域において高い技術を有することを実感し、とても魅力に感じました。
その中でも私はSCiB電池の技術について特に関心を持ちました。電池性能の向上に関する研究はもちろん、外装材のレーザー加工技術や形状のゆがみチェックに関する技術などについて1つの製品において自社でこのように多方面からアプローチできる企業は東芝のみであると考えています。このような理由から私は東芝を志望しました。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

推薦応募であったため、内定をいただいた後は他の就活をすぐに終えるように言われました。内定をいただいた電話においては、人事の方からこういうところが評価されたことや今後期待していることについて詳しく教えていただいた。

内定に必要なことは何だと思うか

研究職に関しては、今行っている研究について何も分からない人に対しても分かりやすく説明して理解してもらうプレゼンテーション力、自分の研究についてどれほど理解できているか、そして研究のオリジナリティについて、とても重視しているように思いました。そのため、自分の研究の背景から結果に至るまで念入りに準備をする必要があるように感じます。また、推薦応募を利用する際は、リクルーターと密にコンタクトを取ることを強くおすすめします。東芝のリクルーターは非常に親切で、実際に技術面接に用いる資料について事細かく修正や指摘をしてくれました。技術面接での資料と学会での資料は全く別物だと考えていいので、資料作成の手順や人に伝えるコツなど、リクルーターに聞くことでより有利に就活を進めることが出来ます。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

研究職については現在行っている研究のマッチングや、その研究についての理解度が問われます。面接官はいずれも研究のスペシャリストなので、1つ1つの質問が非常に鋭いです。そのため、自分の研究についてあまり理解していないとすぐにばれてしまいます。そのため、今行っている研究をしっかりと理解し、問題点解決のためにはどのようなことを考えているのか自分なりの意見をしっかり言えるかどうかが内定の有無を左右すると感じました。

内定したからこそ分かる選考の注意点

技術面接の比重がとても大きいので、発表資料の準備や研究内容に対する深い理解度がとても重要だと感じます。私はこの点についてしっかりと準備をしたため、インターンに行っていなくても内定が得られたと感じました。逆にインターンに参加したり、推薦応募でも自分の研究についてしっかりと理解できていない場合は落ちると考えていいと思います。研究や志望理由などについて、しっかりと自分の意見を言えるように準備するように心がけてください。

内定後、社員や人事からのフォロー

内々定者懇親会を人事にすすめられて参加しました。内々定者懇親会では今後ともに働く同僚や先輩社員との交流を深めることが出来ました。

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東芝の 会社情報

基本データ
会社名 株式会社東芝
設立日 1875年7月
資本金 2014億4900万円
従業員数 105,331人
売上高 972億1800万円
決算月 3月
代表者 島田 太郎
本社所在地 〒105-0023 東京都港区芝浦1丁目1番1号
平均年齢 45.0歳
平均給与 866万円
電話番号 03-3457-4511
URL https://www.global.toshiba/jp/top.html
採用URL https://www.global.toshiba/jp/recruit/corporate/newgraduates.html
NOKIZAL ID: 1465510

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