- Q. 志望動機
- A.
株式会社キーエンスの本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒株式会社キーエンスのレポート
公開日:2020年6月26日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- コンサルティングエンジニア
投稿者
- 大学
-
- 東京大学大学院
- インターン
-
- 住友生命保険相互会社
- 野村総合研究所
- アビームコンサルティング
- パーソルビジネスプロセスデザイン
- PwC Japan有限責任監査法人
- 大和総研
- PwCコンサルティング合同会社
- 内定先
-
- キーエンス
- エム・シー・アイ
- 野村総合研究所
- パーソルビジネスプロセスデザイン
- PwC Japan有限責任監査法人
- ベイカレント
- PwCコンサルティング合同会社
- 入社予定
選考フロー
企業研究
夏頃から3回に分けてインターンが開催されるので、それらに参加すると企業についての理解を深めることができると思います。職種によって募集がわかれているので、インターンに参加してその業務を少し体験することで、自分にあった職種を見つけることができると思います。
また、キーエンスは性格診断を非常に重視するという大きな特徴があります。選考全体で合計3回ほど適性テストが行われました。これらのテストを通じて、回答がきちんと一貫しているのか、その人の性格特性が企業にマッチしているのかを見ているのだと考えられます。そのため、選考開始までに自己分析を進め、自分の性格について一貫した認識を持っておくことが重要であるように思います。
志望動機
キーエンスを志望する理由は2つあります。1つは、世界初といった革新的な商品にいち早く関わることができるからです。貴社は世界に新たな価値を提供する商品を開発し続けており、その質は世界に誇るものがあります。自分が良いと思う商品を、他社の向上のために役立つよう勧めることはお互いにとってwin-winであり大変やりがいを感じるだろうと考えます。
2つ目は、高い専門性を身につけられるからです。技術的難易度の高い商品について常に学び続けることで、世界の誰よりもその製品について知っているというような高い知識と、顧客にとって最適な提案をする営業力といった専門性を若くから身につけられる点が非常に魅力的だと感じます。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2020年03月
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
他社でSPIを受けて経験を積むことで慣れておくこと。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語、性格診断
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 形式
- 学生2 面接官1
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 不明
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
大学、大学院での自分の研究テーマについてかなり詳しく聞かれたので、それについてわかりやすく答えれられるかが重要だと思う。
面接の雰囲気
面接のはじめは緊張していたが、面接官の方がそれに気づいてリラックスするように声をかけてくださった。和やかだが緊張感漂う雰囲気だった。
1次面接で聞かれた質問と回答
あなたが担当している研究内容について教えてください。
私は認知神経科学を専攻しており、具体的には人の自分の声認識に関わる脳機能の研究をしています。
例えば、録音した自分の声を聞いたとき違和感を覚えたという経験を持つ人は多いと思います。このように人は単に自分と他人の区別ではなく、より細かい自分の声の検知も行うことができます。このような人間特有の自己認識能力に興味を持ち、この研究を始めました。研究では、MRI装置を用いて、人が様々な種類の自分の声を聞いている時の脳活動を計測・比較することで、この精緻な自己認識能力を支える脳神経メカニズムを明らかにしています。その中で私は、確立されていない実験プロトコルや解析手法を1から構築しながら結果をまとめています。
あなたの行なっている研究の新規性はなんですか。またそれが成功すれば、どのように世の役に立つと考えられますか。
私の行なっている研究の新規性は、今までの自己認識は、自分と他人の区別という次元で考えられていたが、私の研究は自分の声の中での自分らしさというより精密な自己認識について考えたことです。この研究により精密な自己認識に関わる脳機能が初めて検討されます。
このように、研究が成功すれば、自他の区別ではない、自分の声の中で比べた時のより自分の声らしさの検知に関わる脳活動が、世界で初めて明らかにされます。
応用として、脳活動という生体的な情報に基づいた精神疾患の診断にもつながると考えられます。現在は、問診などの間接的な検査からしか精神疾患の診断はできませんが、私の研究によって自己認識に関わる脳機能が明らかになれば、脳活動という生体的な情報に基づいた、より正確な診断ができるようになる可能性があります。
2次面接 通過
- 実施時期
- 2020年04月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 40分
- 面接官の肩書
- 不明
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
その場で出された問題についてスピード感を持って答える必要があるので、思考の速さが必要になってくると思います。鋭い質問もくるので、常に頭を回転させられるかが評価を分けると思います。
面接の雰囲気
オンライン面接であり、お互い不慣れな部分もあったが、アイスブレイクから入るなど話しやすい雰囲気を作ってくださった。
2次面接で聞かれた質問と回答
組織のパフォーマンスを最大化させる要素を3つ挙げてください
私が、組織のパフォーマンスを最大化させる上で重要だと思う要素は、「組織内で目標が共有されていること」、「適切に分業体制が取れていること」、「組織の構成員同士のコミュニケーションが密に取れていること」の3つであると思います。
1つ目の方向性が共有されていることが重要だと思う理由は、私が代表となって新歓活動を行なった時、加入させたい目標人数を決めて、それを共有ツールを用いて積極的にシェアしたことで、各メンバーが目標に向かって活動に取り組んだという経験があるからです。
2つ目の分業については、各個人に適した役割が重要が大切であると考えます。新歓でも、話が好きな人は呼び込み係、そうでない人は合宿の予約などを担当させることで、各個人が任せられたところを責任を持って行うことができました。
3つ目のコミュニケーションが密であることが重要である理由は、メンバー同士で情報共有が進むことで、協力体制ができやすくなったり、帰属意識が上がったりというようなメリットがあると考えるからです。
変化の激しい社会の中で、大切にすべきことを3つあげるとすれば何か
私は、変化の激しい社会では、①次々起こる変化を予知・察知すること、②それに合わせて変化・適応すること、③変化がある中でも変わらないことが必要であると考えます。
①次々起こる変化を予知・察知することとは、社会状況に対する情報を得続けるために、様々なツールを駆使するなどして常にアンテナを張っておくということです。
②周りの変化に合わせて自身も変化・適応することとは、柔軟性を持ち、慣習や決まった価値観に固執するのではなく、なんでも受け入れることです。ここでは、早い意思決定、実行力が必要になると考えます。
③変化がある中でも変わらないためには、論理的思考力や、コミュニケーション能力といった基本的な能力が求められてくると思います。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年05月
- 形式
- 学生1 面接官1
- 面接時間
- 60分
- 面接官の肩書
- 人事
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
最終面接であるので、キーエンスと自分の志向性や性格がマッチしていることをアピールすることが重要であると思う。
面接の雰囲気
説明会などのイベントで中心となって話されている人事の方であった。人物を見定められているかのような、緊張感のある雰囲気であったと感じます。
最終面接で聞かれた質問と回答
今までの選考を踏まえた上でのキーエンスのイメージはどうか
今までの選考を通して感じたキーエンスに対するイメージは2つあります。1つは、非常に論理生と合理性を大切にする会社であるということです。これまで面接で社員の方とお話しした際、問題に対する議論の場でも様々な角度から考えを深める質問などをされ、議論する中で次第に考えが深まって行く感じがして楽しかったです。また、会社の仕組みとしてもキーエンスの特徴である圧倒的な営業利益率を可能にする超効率的で合理的な仕組みがあることに感動しました。
2つ目は、社員の方々が、会社や自社の製品に対して本当に誇りを持って働かれているということです。座談会などで製品の紹介をされていたときも、熱意を持って説明されているのをみてそう感じました。
自分はどのような性格だと思うか。また、その性格のメリットとデメリットを3つずつあげてください。
私は、困難なことも最後までやる責任感がある性格であると思います。これまでの研究活動やサークル活動でも、自分の役割をしっかり把握し責任を持って最後までやり遂げた経験があるためそのように考えています。研究活動では、研究室の誰も重なったことがないような難しい解析を、途中で3ヶ月分の解析が無意味になるという困難もありました。しかし、自分ではじめた研究であったため責任を持ってやり遂げようという強い気持ちを持ち、やりきることができました。
また、この性格のメリットは、できることの限界が広がること、達成感が得られること、最後までやってくれるという信頼を他人から得られることがあげられると思います。
デメリットは、やらなきゃというプレッシャーを感じてしまうこと、不可能なこと・必要のないことに時間を取られてしまう可能性があること、チームで行なっている場合周りが同じモチベでついてきてくれるかわからないことがあると思います。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定をいただいあとも最後まで就活を続けさせてくれました。また、希望すれば社員の方と話す機会もいただけました。
内定に必要なことは何だと思うか
就活をやっていると、色々な記事やランキングで目にする企業だと思いますが、注目されるだけあってなかなか尖っている会社だと思いました。特に、性格検査を3回、非常にお金をかけて行なっている点が大きな特徴だと思います。そのため選考においては、自己分析が特に大切であるように感じます。
また、面接ではその場で考える思考力を試される問題が多く出されることも特徴だと思いました。なかなか準備は難しいと思うので、普段から自分の意見を論理的に述べる練習をすると応用が効くのではないかと思います。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
性格検査の結果が企業が求める人物像と一致しているかどうかが重要だと思います。会社としても、説明会などでは求める人物像は公表していないため、会社のイベントなどに足を運んで実際の社員の方とお話しするなど情報を得た上で、自分なりに求められていることを推測できたかどうかが合格を分ける違いだと思います。
内定したからこそ分かる選考の注意点
選考は早めに受けた方が良いです。選考は随時開催されていますが、説明会に参加した人から順次選考が始まり、採用予定人数に達した時点で突然募集を終了するので、受けると決まっているのであれば初めのうちに受けるのが得策だと思います。
内定後、社員や人事からのフォロー
状況を知らせるフォローアップなどがありました。
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キーエンスの 会社情報
会社名 | 株式会社キーエンス |
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フリガナ | キーエンス |
設立日 | 1974年5月 |
資本金 | 306億3700万円 |
従業員数 | 12,286人 |
売上高 | 9672億8800万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 中田有 |
本社所在地 | 〒533-0033 大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目3番14号 |
平均年齢 | 35.2歳 |
平均給与 | 2067万円 |
電話番号 | 06-6379-1111 |
URL | https://www.keyence.co.jp/ |
採用URL | https://www.keyence-jobs.jp/ |