22卒 インターンES
総合職
22卒 | 京都工芸繊維大学大学院 | 男性
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Q.
何を専門にどのような研究をしていますか、または学業で主に取り組んでいることは(500)
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A.
私は、小型かつ広帯域に波長選択性を有する波長可変レーザの開発という目的で、研究に取り組んでいます。波長可変レーザは環境・化学・医療に加えて光通信・ディスプレイ・照明などの生活に身近なものまで幅広い分野で活用されています。例えば、分析機器に使われる波長可変レーザは、様々なレーザ光を対象物に照射することでその対象物に含まれる成分を検出できます。そこで、より幅広い波長でレーザ光をコントロールできるようになれば、より高精度な分析が可能となります。より精密な測定や高演色性を再現するためには紫外から赤外までの波長帯で調整可能であることが望ましいです。しかし、現在実用化されている波長可変レーザは大型かつ限られた波長範囲でしか動作できないという特徴があります。そのような波長可変レーザを開発するアプローチとして幅広い波長範囲でレーザ発振が可能な有機材料に着目しています。有機材料は安価で、柔軟な材料であることから加工が容易であり、小型化にも適しています。そこで私は複数の有機材料を用いて作製したサンプルの光学特性を測定し、高性能化への可能性を模索しています。 続きを読む
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Q.
そのテーマに取り組んだ理由は (400)
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A.
私は、このテーマの様々な分野へ貢献できる点に非常に魅力を感じました。波長可変レーザは環境・化学・医療などと多岐にわたる分野で使用されているため、社会への貢献度が大きいと感じました。しかし、現在使用されている波長可変レーザはそのほとんどが大型で集積化が困難という課題があります。そこで私は、装置の集積化を視野に入れた有機材料を用いた小型素子の開発を行うことで、先に述べた分野への発展に繋がると考えました。例えば、医療の分野においてポータブル診療機器を導入できれば、小さな病院でも手軽に高精度な診察が可能となるため、より多くの人の命を救えることに繋がると考えます。このように、研究を進めていく中で社会へ貢献できることにやりがいを感じたため、このテーマに取り組もうと考えました。 続きを読む
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Q.
上記の中で、自分で工夫したことは(300)
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A.
条件を細かく振ることで、所望の特性と良好なデバイス状態を兼ねるサンプルの作製方法を確立したことです。グルコースという有機材料を使用しており、その特徴として粘性が高く、触れるとべたついてしまい、デバイス化を考慮した時に実用的でないという問題がありました。そこでグルコースの薄膜作製時に、水を追加することでその粘性問題の解決を試みました。しかし、水を追加したことにより、グルコースの光学特性が変化し、所望の波長範囲でのグルコースの発光が弱くなりました。そこで私は、グルコースの濃度と水の量を細かく条件を振ることで相関関係を調べ、べたつかない所望の発光特性を持つグルコースのサンプルの作製に成功しました。 続きを読む
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Q.
パナソニックのインターンで挑戦したいことは (200)
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A.
私たちの生活をより豊かにするため、あらゆる事業展開を行う貴社の社員の方の多角的な視点、消費者目線での開発業務やチームで円滑に進めるためのコミュニケーションを学び、自分の手で製品を生み出すことに挑戦したい。また、社員の方々と積極的にコミュニケーションを取ることでパナソニックのこと、更には業界のことなど現場でしか学べない経験や知識を得たいと考えています。 続きを読む
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Q.
Panasonicのインターンに期待することは(200)
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A.
高度な技術を扱う体験と社員の方々によるフィードバックに期待しています。大手メーカーとなると高度な技術を扱う機会が多いと思います。このような機会以外ではその技術を取り扱える場面がないので自らの手で技術を扱いたいです。また、多角的な視点を持つ社員の方々からフィードバックを頂くことで、自分の強みや弱みを再認識し、今後の成長に繋げていきたいと考えています。 続きを読む