- Q. 志望動機
- A.
旭化成株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2022卒旭化成株式会社のレポート
公開日:2021年3月17日
選考概要
- 年度
-
- 2022年度
- 結果
-
- 内定入社
- 職種
-
- 研究職
投稿者
- 大学
-
- 北海道大学大学院
- インターン
-
- 塩野義製薬
- フジミインコーポレーテッド
- 日東電工
- 住友化学
- ADEKA
- レゾナック・ホールディングス
- 東ソー
- 東レ
- 出光興産
- ジョンソン・エンド・ジョンソン
- 内定先
- 入社予定
選考フロー
企業研究
この企業については、自分の研究理解がほぼ全てと言って間違いありません。2回の面接はどちらも技術面接であり、そこでは時間のほとんどを使って現在の研究に関する質問がなされます。面接官はみな技術系であり、研究内容を説明するときは、知らない人にもわかりやすく説明するというより、ある程度専門的な内容がわかる前提で発表することになります。特に重要なのは、「研究者としての自分」です。これは、人事の方も説明会で仰っていましたが、「どのように考えてきたか?」、「どのような姿勢で研究に取り組んできたか?」が重視されます。面接の質問もそのような姿勢を問うものが多いので、自分の研究者としての軸、研究者としての考え方を確立しておくことが大切です。最後に少しだけ志望動機なども聞かれますが、少し話せれば問題なく、人事側もあまり気にしていないようなので、企業研究よりも自分の研究理解が重要です。
志望動機
私が旭化成株式会社を志望する理由は、2つあります。まず一つ目は、御社に幅広い事業領域があるからです。私は研究者として生きていくうえで、別の技術同士の融合によって次の技術を生み出すことが重要と考えております。旭化成株式会社は他者と比較しても非常に広い事業領域を持つ超多角化経営をしており、それは長い歴史の中で社内の技術をもとにアンモニア合成から繊維、住宅、ライフサイエンスへと次々に新たな技術へと挑戦してきた結果です。そんな技術同士の「Connect」を重視する旭化成株式会社でこそ、自分の研究者としての姿勢が活かせると考えております。2つ目は、奨学生制度説明会でお会いした3人の社員が非常に研究について楽しそうに語っていたからです。そんな環境のある企業であれば自分も研究に打ち込めると思いました。
説明会・セミナー
- 時間
- - -
- 実施時期
- 2020年12月
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2020年12月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
ESの内容・テーマ
インターンシップ経験がある方はご記入ください。(全角25文字以内)/語学についてお聞きします。資格をお持ちの方はご記入ください。/保有する技能についてご記入ください。/受賞歴や特筆すべき経歴があれば、ご記入ください。(全角25文字以内)/学生時代最も注力したことについて自由にお書きください。(全角300字以内)/◆右の9つのワードのうち3つ以上のワードを用いて、自由に文章を作成してください。物語、詩、自分の考えなどどんな内容、表現方法でも結構です。(全角200字以内)< 科学/誠実/デザイン/雨/仮想/牛/ロス/#/IQ>/◆興味のある業界 興味のある職種・事業領域を選択してください。
ES対策で行ったこと
ESは基本ほとんど重視されません。説明会でもそのように説明されました。よって、就活サイトを参考に書けば問題ないです。
WEBテスト 通過
- 実施時期
- 2020年12月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以内
WEBテスト対策で行ったこと
ESと同じく、基本重視されません。あくまで研究が評価対象だと説明されました。よって、問題集1冊やったと程度で大丈夫かと思います。
WEBテストの内容・科目
言語、非言語
1次面接 通過
- 実施時期
- 2021年02月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 1人は人事、残りは不明
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
通過連絡時、採用担当者から「自分で研究を推進している様子が良く伝わってきた」とのお言葉を頂きました。研究姿勢が評価されたと思います。
面接の雰囲気
研究を重視しているのがひしひしと伝わってきました。やや硬い雰囲気でしたが、論理的に説明すればすぐに理解して下さる優秀さが感じられましたので、筋道立てて研究について説明できれば問題ないと思います。
1次面接で聞かれた質問と回答
博士課程には進学しないのですか。
はい、現在は修士課程修了後の就職を希望しております。これは、正直すごく迷った上での私の結論です。私は元々真理探究としてのサイエンスに強い興味がありましたし、同期や先輩からも進学しないのはもったいないと言われて、すごく迷いました。ただ、自分は就職についてあまりにもわかっていないと思い、どちらにするか決めない状態で就職活動を始めました。そこで、2つのメリットに感じた点がありました。まず、様々な社会人の方のお話を聞いて、アカデミアと変わらず非常に面白い研究がいくつもあるのを知りました。また、それらはお客様や社会への進出を指向していることから自分の研究が誰かの役立つことがわかりやすく、モチベーションの維持がしやすいとわかり、強く興味を持ちました。興味深い研究をしながら、その研究が社会に還元される様子が見られることを魅力的に思い、決心しました。
自分の研究者としての特徴は何ですか。
私は、技術融合から新たな技術を生み出すということを常に意識して研究しています。例えば周囲から見れば突飛で新規性の高い技術が生み出された時、すごい発想力だと思われるかもしれません。しかし、実際にはその人の中ではすべての技術がつながっており、順当に導かれた結果なのだ、と考えています。これは以前他大学の先生の講義でお聞きしたお話であり、私はこのお話に強い衝撃を受けました。それから私は異分野の技術であっても常に興味を持つようにし、色々な技術を結び付けられないか考えるようにしてきました。企業でも、私のこの研究者としての特徴を生かし、広い視野を持った研究者として技術融合、さらには新規事業創出を目指して励みたいと考えております。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2021年02月
- 形式
- 学生1 面接官4
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 人事が一人、その他は不明
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
合格通知を頂いた際、採用担当者から、「研究に対する熱意と広く見る姿勢が素晴らしいと思いました」というお言葉を頂きました。研究姿勢がとにかく重要だと思います。
面接の雰囲気
意外にも、一次面接より柔らかい雰囲気でした。特に、面接官の方々が研究に興味を持ってくれているのが伝わり、議論していて非常に楽しかったです。
最終面接で聞かれた質問と回答
躓いたときはどこに立ち返っていますか?
想定通りの実験結果がえられなかったときなどは、貯めてきたデータを見直します。今まで行ってきたデータを表にまとめているので、それを眺めどのパラメータが影響しているかなど、もう一度冷静になってデータを真摯にみるようにしています。こうしてデータをもう一度落ち着いてよく見ることで、新たな考察が浮かび上がり、それが次の実験案につながっていると思います。特に、まったく想定していなかった結果が得られたときは残念ではありますが、逆にチャンスでもあると思います。それは今までの空論を覆す現象が起きていることを示すものであり、自分の研究に対する理解を深めることにつながります。以上のように、データをまとめたものを冷静に多角的に見直すことが、私の立ち返り方です。
PDCAサイクルのどこを意識していますか。
まず前提として、どの過程も大切だと思います。その中で強いて言うとすれば、私は得られたデータを解析して考察し、次の案を出すところに特に注力しています。実験する過程ももちろん気を付けることだらけであり、大事ですが、データ解析は特に重要だと思います。得られたデータを間違って解釈してしまうと自分の考察が道を外してしまいますし、何より研究者として間違った情報を世に公表してしまうかもしれないからです。よって、じっくりデータとにらめっこして解析し、そこから論理的に少しづつ目に見えない分子の挙動を考察していくことが大事だと考えています。実際、自分はデータを解析して次の実験を論理的に考える過程に時間を多く使っています。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
内定の意思は確認されますが、あくまで奨学生内定であるため、3月中旬まで最終確認は待ってもらえるようです。
内定に必要なことは何だと思うか
他の設問でも何度もお話していますが、研究に対する熱意と姿勢が最も重要です。これは説明会や電話連絡時にも何度も採用担当者から言われ、面接時も明らかにこれを重視した質問がなされるため、間違いありません。自分でどう考えて研究を進めてきたか、どれだけ研究に対する想いが強いか、研究者として自分にどんな強みがあるか、といった部分が大切です。特に、これらの熱意や姿勢をしっかり面接でアピールできることが大事だと思います。当然研究理解も重要です。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
まず第一に自分の研究理解がしっかりしていて、何を聞かれてもプラスα以上の回答ができたことだと思います。議論が白熱し、面接官がその説明に感心してくれたことで、内定できそうだと感じました。あとは、研究者としての今後の希望を示し、熱意を見せたことだと思います。
内定したからこそ分かる選考の注意点
とにかく自分の研究について「この研究の良さは何だ?弱みは何だ?」「これはなぜこの方法を選んだ?」と考え抜くことが必要です。研究について非常に深く聞かれますし、自分で考えたかどうかが問われます。先生に言われてやりました、という姿勢では合格できないのではないでしょうか。
内定後、社員や人事からのフォロー
3月中旬に奨学生内定者向けに再度説明会、および人事と1対1での面談があると案内がありました。
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旭化成の 会社情報
会社名 | 旭化成株式会社 |
---|---|
フリガナ | アサヒカセイ |
設立日 | 1931年5月 |
資本金 | 1033億8900万円 |
従業員数 | 50,536人 |
売上高 | 2兆7848億7800万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 工藤幸四郎 |
本社所在地 | 〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目1番2号 |
平均年齢 | 41.5歳 |
平均給与 | 752万円 |
電話番号 | 03-6699-3000 |
URL | https://www.asahi-kasei.com/jp/ |
採用URL | https://www.asahi-kasei-jobs.com/newgrads/ |