21卒 本選考ES
研究製造職
21卒 | 東京工業大学大学院 | 男性
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Q.
大学生活の中で研究以外でやり遂げたこと、達成感を得られた経験・事実をふまえて自己PRしてください。
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A.
私は水泳部の団体部門リーダーとして尽力し、達成感を得ました。水泳部には、シンクロナイズドの部門があります。複数ペアが同時に踊り、その曲や陣形を魅せるものです。私はその指揮を務めました。本校の団体部門は弱小でしたが、私はその原因が①高圧的な練習会と②演目の2つであると考えました。折角の良いチームが勝てないのが悔しく、改善しました。①の改善のため、メンバーが対話できる、和やかな雰囲気作りを心掛けました。この上で②について考えました。我々の演目は他大学でもよくある「和風」で、その演技は単調なものでした。伝統的な演目でしたが、流行や審査員評価を考慮した際、これでは勝てないと私は考えました。私はそれから海外強豪団体の動画を研究し、全大学で初となる「Queen」をテーマに決めました。そして、キャッチーな曲や振り付け等、審査員の心を掴む演技を取り入れた会心の演目が完成しました。当時流行の曲であったことも功を奏し、全員がこの提案に賛成でした。全く違う演目の練習は大変でしたが、「この演目なら頑張れる」と皆で協力し、雰囲気良く大会まで士気を維持できました。結果、我々は本校20年ぶりとなる関東大会入賞に輝きました。この最高の経験から、私は皆を引っ張りながら支えるリーダーシップや挑戦心を得ました。 続きを読む
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Q.
現在の研究テーマあるいは専攻の概要について分かりやすく述べてください。
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A.
私は土壌内の木質分解微生物の研究をしています。地球は木を分解できず、枯木などの木質はそのままゴミとして残存しています。しかも多くの生物はそれを栄養とすることができません。しかし土壌内にはゾウリムシのような単細胞生物が無数に存在していて、さらに各単細胞生物の細胞内や表面に細菌が無数に共生しています。こうしたマトリョーシカのような階層構造を持つ共生系の中で、それら微生物たちが木質分解能を担っています。ですがこれら微生物は土壌外で培養することができないため、生理・生態・機能において未解明の部分が多くあります。それら木質分解微生物の生態を、培養を介さない手法により解析し、進化学・生態学・ゲノム科学を駆使して解明するのが私の研究内容です。実際、地球上の約99%の微生物種は培養法が不明であると言われています。そのごく一部ではありますが、この土壌の微生物には、特に未来を感じるため研究をしております。木質分解能を持つこれら微生物についての研究は、バイオマスエネルギー業界の発展によるエネルギー問題解決に大きく貢献することが期待されています。新種の細菌や珍しい共生形態の発見による、生物学の発展や健康食品業界への活用も期待されています。 続きを読む
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Q.
あなたがキッコーマンに入社して、「挑戦したいこと」を具体的に教えてください。
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A.
私は、貴社の製品を通じて、人々の健康で笑顔があふれる生活に貢献したいです。私は、研究や就職活動などで疲労の貯まる日々、慣れ親しんだ和食を家で食べると心が休まり、身体だけでなく、精神の健康の大切さに気づきました。そして、栄養や機能に縛られず、ほっと安らげる美味しい食品を通じて、真の健康を作りたいと思いました。具体的に私が貴社で挑戦したいことは、「ごちそうシリーズ」の展開です。現在貴社で販売されている料理の素は、いわば「おふくろの味」のような美味しさがあります。それとは別に、普段家庭では食べない「鳥風味ビシソワーズ」や「秋刀魚の料亭煮こみ」、「パンチの効いたポークチョップ」など、少し贅沢な料理の素をシリーズ展開したいと考えています。パンやお菓子など、多くの食品で高級感のあるものがヒットしている現代、食卓にもそのニーズは必ずあると思います。まだ一般家庭に出ていない、馴染みのない料理に挑戦してこそ、お客様に初めての経験を提供することができます。そして、「キッコーマンのこれ、ご馳走だな」と言われるような、お客様の暖かな家庭の思い出の一部になれると考えています。貴社の確かな研究基盤、そして他のどの企業よりも豊富でブランド力のある調味料群があるからこそ、私はこの挑戦で看板商品を作る自信があります 続きを読む