21卒 本選考ES
研究開発職
21卒 | 埼玉大学大学院 | 男性
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Q.
当社を志望する理由を教えてください(200文字以内)
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A.
私は化学の力で人や社会に価値のある製品を生み出し、世界中の人々の生活を豊かにしたいと考えております。業界の中でも、時代のニーズに合わせ、幅広い分野で新価値を創出する貴社であれば、斬新な驚きを創造できると考えました。また、KAITEKIを掲げ、人々の生活の向上だけでなく、地球環境の心地よさをも追求するという想いに共感し、貴社の恵まれた研究環境下で新しい価値を生み出し社会に貢献したいと考えております。 続きを読む
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Q.
志望職種を希望する理由を教えてください。(150文字以内)
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A.
研究開発は、世の中に今まで存在しなかったものを生み出すことができ、その製品や技術が世に流通し、浸透していく様子が目に見えて成果が分かる魅力的な仕事だと考えているためです。また、私は、製品や技術にかけた思いを世に発信して、研究開発の面白さを発信していける存在になりたいという思いもあります。 続きを読む
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Q.
現在行っている研究概要を簡潔に記述してください。その際、従来技術(研究室の保有技術)とご自身の研究テーマ部分を明確に区別して記述ください。(600文字以内)
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A.
光によって重合可能な液晶性有機化合物の合成とその物性評価を行っています。多くの製品に用いられている半導体は無機半導体と有機半導体に大別され、無機半導体は一般に高い導電性を示しますが、コストが高く加工しにくいという欠点があります。一方で有機半導体は、製造コストが低く軽量で加工が容易ですが、導電性が低いといった欠点があります。そこで本研究室では自己組織化により高い電荷移動度を示し、加工も容易な液晶性有機半導体に注目しました。液晶性有機化合物は特定の温度範囲(液晶状態)において自己組織化により、分子がある一定方向に積層します。それにより、分子同士が相互に近づき合うことによって電気を通すようになるため、高い導電性が期待されます。しかし、液晶状態は温度に依存するため、デバイス化した際に熱安定性が低く、扱いにくいという欠点があります。そこで、熱安定性を向上させるために、分子が積層した状態で重合し、構造を固定化することで導電性と熱安定性の両方の実現を目指しました。独自性として、重合反応に開始剤や架橋剤を用いず、光照射による簡便な操作によって重合を行っており、工業的に応用する際、廃棄物の減少や、プロセスの削減に大きく貢献することができます。私の研究では、分子構造と物性の変化ならびに重合によって得られるポリマーの形態の関係を系統的に調査し、光重合反応におけるポリマーの形成機構の解明を目指しています。 続きを読む
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Q.
上記の研究に取り組むうえで見出した課題とご自身が考えて行った解決手段、そこに至る背景(発想)について記述してください。 例えば、どのような実験中(解析中)に、どのような事象に気づいて(誰のアドバイスで)、何を考えた、など具体例を挙げてわかりやすく記述してください。(600文字以内)
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A.
ポリマーの形成機構を解明することが困難でした。以前までは、モノマーの分子構造を変化させることで、ポリマーの長さと太さの変化のみが確認されていました。しかし、ある分子構造に変化させたところ、螺旋状のポリマーが生成しました。当初は偶然かと思いましたが、再現性も確認でき、この螺旋状ポリマーの形成メカニズムを検討することとなりました。初めに、このポリマーが一つのポリマーなのか、複数のポリマーの集合体なのかを調査するため、直接形態を観察しようと考えましたが、私の研究室には高倍率で観察できる装置がありませんでした。そこで教授と相談し、他学科の研究室にあるAFMと呼ばれる原子間力顕微鏡を用い、ポリマーの観察を試みましたが、微細なポリマーに焦点を合わせることは非常に難しく、正確な構造の確認は行えませんでした。そこで次は、温度変化によるポリマー形態の変化を期待し、温度を変化させ、観察を行いました。すると、昇温によりポリマーが分裂し、再度降温すると再び螺旋状ポリマーが生成することが確認でき、螺旋状ポリマーは複数のポリマーの自己集合によって形成されていることが分かりました。これにより、ポリマーの形成機構の手掛かりとなり、さらに、この結果を学会に発表することで、他分野の研究者から新たな知見を得ることができました。今後さらなる調査により、メカニズムの解明を目指したいと考えています。 続きを読む
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Q.
学生時代に課外活動で挑戦したことを通じて、あなたを自由に自己PRしてください。(600文字以内)
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A.
私は固定概念にとらわれず、新たな考えを創造することができます。私の大学の卓球部が所属する関東学生リーグでは、6校中5校はスポーツ推薦での入学者が多い私立大学で、国立大学は私たちのみでした。実力の劣る私たちが優勝するため、今までにないアイデアでチームを強化しよう考え、以下の2つを提案しました。①【対戦相手の動画研究】限られた練習時間の中で、選手自身の技術力を磨くことに限界があると感じ、相手の弱点を徹底的に研究して勝とうと考えました。私は部員全員が対戦相手の試合動画を見られるシステムを作り、各々が研究する機会を設け、それを選手内で共有することで勝率を高めました。②【SNSを積極的に使った情報発信】部の魅力を全国に伝え、強い選手に入部してもらえるよう、紹介動画を作製し勧誘に力を入れました。また、選手に多くの経験を積ませるため、外部からの練習参加も積極的に呼びかけました。発信を続けることで選手の入部や高い練習環境に繋がり、部自体が強くなり、より発信が増えるという好循環が生まれました。さらに、部のSNSのフォロワーは、4年間で7倍以上に増加し、現在は学生卓球部では日本一となる2000人以上となりました。以上の結果、21年ぶりにリーグ戦最高成績を更新し、固定概念にとらわれず独自の視点で目標達成にアプローチすることの大切さを学びました。現在でも目標とする優勝のため後輩へのサポートを続けています。 続きを読む