日本経済はこれまで長きに渡り、高度経済成長期に見られるように、「数」で勝負することによって発展してきました。しかしその後、ITの登場により、数で勝負するというより、ソリューションや効率化などによる「質」が重視される時代が始まってきたと思います。そして現在、日本全体の課題として超高齢化社会や人口減少により、労働人口の絶対数が減少していくことから、いよいよ「質」で勝負するしかない時代がやってきたと考えます。このような背景を考えた時、この業界には今までの「数」で勝負してきた時代に終止符を打つ程の強い影響力があると私は考えます。そこで、このような業界に従事することで、ひいては現在の私に足りていないと考える「ダイナミックさ」を身に付けた人間になりたいと考えております。その中でも御社を志望する理由は、「圧倒的王者が居ないITシステム業界において、御社こそが眠れる王者であり、今後目を覚ますことで、この業界の真の王者になる事ができる」と考えたためです。まず前提といたしまして、この業界の顧客をセグメントすると、上は少数の大企業、下は多くの中小企業というように、ピラミッド型に分けられると思います。そして、上の大企業に行けばいくほど、その企業に合わせた「オリジナル」のソリューションを提案し、下の中小企業に行けばいくほど安価で共通の「クラウド」によるソリューションを提案すると思います。そう考えた時、この双方において他社と差別化した圧倒的なクオリティを生み出す事こそが、この業界でのキーワードとなり、御社こそがそれを可能とする企業だと考えます。まず、大企業向けに関してですが、ある程度市場が成熟していることから、ここで差別化をするために最も重要なことは「イノベーション」であると考えます。そして、その中でも最も強い「イノベーション」は何から生まれるのかと考えた時に、「人」によって生まれるのか、もしくは「コンピューター」によって生まれるのか、この二通りしかないと考えます。この点御社は、この「人」そして「コンピューター」をかけ合わせることで、「人工知能」を搭載したコンピューターである「ワトソン」を開発されており、これこそがイノベーションの極地であり、これ以上のイノベーションは無いと思います。さらにソフトバンクさんとこの分野で提携されたことから、御社の革新的な技術が普及していくことは間違いないと思います。次に中小企業向けに関してですが、ここで重要なのは、「クラウド」によって、良い品質のサービスを安価に提供することだと考えます。そのためには、顧客の課題をある程度分類し、それに対する「パッケージ化」された提案が求められると思いますが、この中小企業の課題は「業界、職種、そして地域」によって分類できると思います。そう考えた時、グローバル展開を果たしていることから、この「地域」においてどこよりも強みを持つ御社こそが、このクラウド事業において「パッケージ化」したソリューションを提案出来る強い権利があると思います。以上のことから、大企業向け、中小企業向けの双方において最高の提案が出来ると言える御社こそが、今後この業界の王者となると考え、志望します。
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