17卒 本選考ES
技術職
17卒 | 神戸大学大学院 | 男性
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Q.
志望動機を、仕事を通じて将来実現したいこと、及び、職種やキャリアに関する希望を交えて記述してください。
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A.
私は世界をフィールドに仕事で活躍し、自らを誇れる人間になりたいと考えています。そのために重要で、責任の大きな仕事を果たすことで社会を支え、自己成長したいと考えています。この私のキャリアプランを実現するためには、プラントエンジニアリング業界に身を置くのが最も良いと考えます。 プラントエンジニアリングという仕事は、途上国を中心とする海外にプラントを建設するなど、国の未来を左右する国家規模の仕事であり、多大な影響力を持つため、必ず自分の誇りになると考えています。また影響力のみならず関わる人の数やプラントの大きさなどそのスケールに魅了され、「プラントを建てたい」と強く思うようになりました。中でも貴社では特に石油化学・肥料分野において世界トップクラスの実績を有しており、他社と一線を画しています。私は現在、触媒を用いた生産の効率化に関する研究を行っています。この研究の延長線上にあり、また最終地点とも言える化学プラントに強みのある貴社で、働きたいと考えています。 入社後はプラント建設の最上流に位置するプロセス設計に携わり、自分が設計したものが実際にプラントの一部になる喜びやその大きな責任を負うやりがいを感じたいです。そして20年後には、常に変動するエネルギー業界を生き抜くため、「分野を問わずTOYOを牽引できるプロセスエンジニア」になりたいです。5年間程、プロセス設計業務を行いプラント建設の全体を把握した後には、性能評価で現場を体験したいと考えています。設計・現場を通じてエンジニアとして自分に足りていないもの、貴社に求められていることを若手のうちに感じたいです。10年程度後には他部署に異動し、学んだことを活かしつつ新たなことを吸収しさらに成長したプロセスエンジニアになりたいです。最終的には、現時点でのオフショアや水素事業のような新規事業で指揮をとり、貴社の未来を担うエンジニアになりたいです。 続きを読む
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Q.
学業以外で力を注いだ内容:スポーツ、趣味、アルバイト、サークル、ボランティア等について記入して下さい。
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A.
私は大学4年間、軽音楽サークルに所属しパートはギターボーカルを担当していました。団体内では他団体との窓口を担う、渉外係として責務を全うしていました。 続きを読む
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Q.
上記活動で得た気づきや学びを、具体的な事例を交えて記述してください。
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A.
6つの軽音楽団体を巻き込み、リーダーとして合同ライブを企画・実現させました。私はその中の1つの団体で渉外係として所属し、互いに切磋琢磨し高め合える関係を築くため合同ライブを企画しました。普段は違う団体で活動し、交流する機会がないため、当初は参加者の間に溝がありました。さらに私が思い描いていた企画のコンセプトが、各々で異なって捉えられていたため、意見の衝突などが起こり、企画自体が頓挫しかけました。私はこの状況を打開するために、交流イベントを数回開催し、その際企画に対する考えを共有することで不和をなくすよう努力しました。 その結果、スムーズな連携が行えるようになり参加者は100人を超えました。このライブ後他団体のライブを見に行く人数が増え、後輩たちが中心となってその後も合同ライブが開催されている事から、目的を果たせたと考えています。この経験を通し、統率力を培うと共に情報共有の重要さを学びました。 続きを読む
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Q.
今までの人生を振り返って、大きな困難・障害について、それにどう立ち向かったか、その結果得た/失ったこと等について記述して下さい。
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A.
研究テーマに対して、異なる角度からアプローチしたことです。新たに私が用いようと考えた真空ガラスラインは、扱う者が4,5年途絶えていたので、全てが一からのスタートでした。しかし私はこの状況は研究的・人間的に成長できるチャンスだと捉えました。 まず真空ポンプに関する知識・ガラス細工の技術が必要だと考えました。先輩や教員と積極的に議論の場を設ける中で、その種のポンプに関する論文から知識を得て学び、ガラス細工に関しては他研究室に所属する専門技官の方に教えを乞うという解決策を講じました。その姿勢が評価され研究室の代表として学会に選出されました。 目標に対する課題を分析し、最適なアプローチを考えた上で努力し続けました。その中で他人の意見や情報を取り入れながら、適宜柔軟に軌道修正を行うことで問題を解決することができました。私は困難な状況でも前進し続ける姿勢こそが自己の成果や成長に繋がることを学びました。 続きを読む
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Q.
性格:自身の長所について記述してください。
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A.
協調性が高いことです。私は6年間バンドをしていました。バンドとは個人の演奏技術だけでなく、メンバー全員の息の合った演奏が大切であり、時に素晴らしい演奏は多くの人に感動を与えます。ある時期メンバー同士の気持ちがバラバラになりました。この時自分が何をすべきか考え、架け橋の役割を担い、メンバー間の不和をなくすことに貢献しました。卒業時のライブでは、アンケートにおいて1位を獲得することができました。 続きを読む
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Q.
性格:自身の短所について記述してください。
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A.
一つのことに集中し過ぎてしまうことが私の弱みだと考えています。一度物事に取り掛かると最後までやり遂げなければ気が済まないことが多々あり、周りが見えていない時があります。最近ではまず自分がやるべきことに対して優先順位をつけ、行動するよう心がけています。また適度に周りを巻き込み、互いにその優先順位が適当かどうか確認し合うようにしています。 続きを読む
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Q.
加入学会:現在加入している学会・協会等があれば記入して下さい。
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A.
石油学会 触媒学会 続きを読む
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Q.
卒業論文(修士課程の方は修士論文、博士課程の方は博士論文)所属している学科・研究室等で学んだこと、または卒業論文について、すでにテーマが決定している場合にはそのテーマ、内容について記述して下さい。
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A.
テーマ(50字):Sn-Pt二元系触媒を用いた不飽和アルデヒドの選択水素化 内容(1000字) 自動車の排ガス浄化や燃料電池、そして原油の精製に至るまで様々な用途で触媒反応は用いられています。そのため触媒反応の研究・開発は我々の生活を支える工業分野や、近年では特に地球環境問題の解決において欠かせない研究課題です。 当研究室では香料・医薬品の分野で重要である不飽和アルコールくる﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽差がみられますを、不飽和アルデヒドの水素化反応により選択的に得ることができるSn-Pt二元系触媒について研究を行ってきました。この触媒は、水素化反応に有効なPt系触媒に、助触媒としてSnを添加した触媒のことです。この触媒において、Sn担持量を変化させると反応活性や生成物選択率に大きな違いがみられます。しかしこの現象の詳細な発現メカニズムは不明なままとなっています。 固体触媒反応において、表面状態は触媒の活性を大きく左右するものと考えられており、このSn添加量による反応活性の差も表面状態に起因すると予想できます。そこで各触媒の表面状態を比較・検討することで、この特異的な現象の発現メカニズム解明を目指しました。この現象の発現メカニズムの解明は学術的発見となるだけではなく、触媒の表面構造とその反応性・触媒特性との関係に関する新たな知見を元に、工業用固体触媒の高性能化に活用できる可能性があります。 まず私はH2の活性点数に着目しました。H2の活性点はPtです。活性点とは、分子が吸着して反応する触媒上の場所を指します。私の行う「水素化反応」において、H2の活性点数は触媒を評価する重要なファクターです。そこで触媒の表面上に存在するH2の活性点数を調べることができるH2-D2滴定という方法を新たに考案しました。この方法は活性点にH2を吸着させた後、D2(重水素)と反応させてHDを生成させる方法です。反応が完全に進んだ場合、HD生成量と活性点数は同じになります。この方法を用いて、Sn添加によるH2の活性点数の変化を調べています。 不飽和アルコールは、不飽和アルデヒドが有するC=O基が触媒上に吸着し、そこへH2がアタックすることで水素化が起こり生成されます。そこで今後は、この不飽和アルコール生成に有効なC=O基の活性点数の変化について検討します。具体的には、H2-D2滴定実験の考えを応用したアセトフェノン- H2滴定を考えています。アセトフェノンのC=O基を触媒に吸着させ、水素化を行い、その生成物量からC=O基の活性点数を評価します。 続きを読む