【交通渋滞解決の革新】【21卒】オリエンタルコンサルタンツの冬インターン体験記（理系/総合職）No.9800（九州大学/男性）（2020/7/13公開）

私は土木系学生であるため、土木に関係のある会社を中心に就職を考えていた。ゼネコンよりは建設コンサルタントに興味があったので、大手から中堅まで見ていた。最大手の会社は夏のインターンに参加したので、秋冬は他の会社を見ていた。

選考はマイページ上での基本情報や興味のある分野を登録するだけだったので、特に重要視されたことはないように思う。学歴は関係あるかもしれない。また、建設コンサルタントであるため土木系学生であることは必要条件であるように感じる。

季節的な交通渋滞の解決策を考えよ

1日目にやったこと

まずはオンラインで本社と各支社をつなぎ、代表挨拶や業務説明、働き方改革などの説明を受ける。
その後オンラインの接続は切り、各グループに1人の社員がつき、グループワークが行われる。
最後にそのグループで座談会として質疑応答が行われる。

なし

いくら学問的なお勉強ができても、実際社会で起きている問題の解決に応用できなければ意味がないという趣旨のことを、グループワーク後に言われたこと。実際業務では机上の理論だけでなく実際現地に赴いて問題解決を図っているとのこと。

前半の業務内容説明等は本社と各支社をオンラインでつなぎ、本社で行われている説明が中継された画面で行われたため、参加者の中には眠たくなってしまう学生もいたようだった。また、後半のグループワークは時間が短かかったため、答えを導き出すのに苦労した。

土木構造物は2つとして同じものはなく、該当場所の特性条件を全て勘案した特有かつ最適な構造物を設計する必要があり、そのために建設コンサルタントの社員の方々が情熱をもって業務に取り組まれていることを知り、普段無意識に使用している土木構造物に目が行くようになった。

建設コンサルタントの中でもどの分野に就きたいのか(河川or橋梁or交通...etc)をしっかり考えたうえで応募しておけば、応募時に選択する志望分野別に分けられる班でのグループワークがはかどったと思う。

建設コンサルタントのインターンシップには別会社ではあるが長期で参加したことがあり、その会社と比較してよく似た業務内容であったため、この企業で働いている自分は容易に想像できた。建設コンサルタントの会社であれば、事業の規模や勤務時間等の差はあると思うが業務内容は似てくるのだと思った。

大手建設コンサルタントでは、早期採用によって大量に内定を出しておき、後々の辞退に対応できるようにしているという話を聞いたことがあり、自分は早期選考対象者であることや、内定者数が多いことを考えると、選考突破はそこまで難しいものではないのではないかと考えたから。

大手建設コンサルタントでは長時間労働が蔓延しているようであり、この会社も例外ではないと分かった。一番の問題は、それを社員が誇らしげに語っていたことだった。「1年目から月100時間労働していた」とどや顔で話している社員を見て、少なくとも自分には合わないと思ったから。

インターンシップ参加者に対して早期選考の案内がインターンシップ当日中にある。最終面談までの詳細な採用スケジュールを教えてもらえるため、比較的通過しやすいのだと考えられる。

土木系学生であるため、公務員、ゼネコン、建設コンサルタント、道路・鉄道事業者の選択肢がある。その中で、建設コンサルタントは2年生のことから中堅会社のインターンシップに参加していたことから、その業務内容理解は進んでおり、当時は違和感がなかったことから建設コンサルタントへ就職することを前向きに考えていた。

大手の建設コンサルタントのインターンシップに参加していく中で次第にその過酷な労働実態が見えてくるようになり、志望度が下がっていった。土木構造物をつくり上げていく面白さに共感する一方、月100時間残業といった働き方に文句なくむしろ誇らしげにしている雰囲気にはどうしても納得することができず、自分には合わないと思った。