21卒 インターンES
技術系総合職
21卒 | 大阪大学大学院 | 男性
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Q.
本インターンシップへの志望動機をご記入ください。(500文字以内)
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A.
私が貴社のインターンに応募した理由は、自分の研究で用いている数値シミュレーションが実際にどのような形でものづくりに生かされているのかを知りたいと思ったからです。 貴社は四輪、二輪、航空機などの輸送機器において日本をリードしている企業です。貴社のような、人々の生活に直接関わる企業では、実験やシミュレーションを駆使して、責任を持って製品の開発を行っていると思います。 私は研究で数値シミュレーションを用いているので、数値シミュレーションの威力をよく知っています。しかし、コストや時間の面から、ある程度の誤差を許容した計算を行う場合もあることも知っています。特に車体の構造設計や、エンジン内部の流体解析などの複雑な計算をしつつ、コストも考えなくてはならない状況では、コストと精度のバランスのとれた数値シミュレーションを用いていると予測しています。そのバランスをどのように取っているのか、そしてシミュレーションを設計のどのようなタイミングで用いているのかを知りたいと思いました。そして企業におけるシミュレーションの位置づけを理解し、今後それを意識しながら研究することで、社会で働く準備をしたいと思います。 続きを読む
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Q.
Hondaの製品や、製品以外の活動を通じた取り組みに対する想いを教えてください。(500文字以内)
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A.
貴社の製品において感銘を受けた点が2点あります。 1点目は、人を守ることが重要視されているところです。クルマは現在最も身近な移動手段であり、世界中で多くのクルマが走っています。しかし、数が多いゆえ、多くの事故が発生し、尊い命が失われていることも事実です。私はクルマという便利で楽しい乗り物において死亡事故が無くなれば、より豊かで安心できる世の中になると思います。貴社の製品は歩行者障害軽減ボディなど、スピードや乗り心地だけでなく、人の命を守る開発も行なっており、尊敬すべきメーカーだと思いました。 2点目は、環境にも配慮しているところです。特に貴社では、未来の子供達に青空を残したいというモチベーションのもと、環境に配慮しており、とてもかっこいいと思いました。義務だからではなく、その夢があるからこそ、実際に大きく環境保護に貢献できているのだと思います。特に、水素をエネルギーとして走るクルマだけでなく、二酸化炭素フリーの水素ステーションの開発はとてもチャレンジングだと思いました。 貴社のような世界をリードするメーカーのこのような活動は世界的に影響を与え、地球規模で環境が守られていくと思います。 続きを読む
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Q.
Hondaのインターンシップを通じて自身がどうなりたいかを教えてください。(500文字以内)
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A.
2つの面で成長したいと思います。 1つめは、課題を達成するために上手くチームに貢献できるようになりたいです。 社会で働くことと学校での研究の違いの1つはチームとして行動するかどうかだと予測しています。社会で働くときには価値観の違った他分野の人とも協力する必要があり、チームでお互いの考え方を尊重しあうことでより良い製品が開発できると思います。私の専門は流体ですが、貴社の製品は機械工学すべて、さらに電気系、情報系など幅広い分野が統合されて作られており、今回のインターンシップでも多分野の人を募集しています。そのような環境で、互いの意見を尊重しつつ自分の専門を生かせるようになりたいです。 2つめは、社会で働く覚悟ができた自分になりたいです。 学校での研究との違いとして、社会で実際に使われる製品を作るということがあります。自分たちが設計した製品で事故が起きてしまうと、人に迷惑が掛かり、企業としての信頼も落ちてしまいます。特に貴社の製品の場合は命を落とすことになる恐れもあります。そのような責任ある仕事をされている社員の方とお話しして、社会のために働く責任を感じ、仕事をするうえで必要なことを学びたいです。 続きを読む
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Q.
大学での研究テーマを記入してください。(100文字以内)
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A.
翼面上のシートキャビティの界面捕獲を考慮したキャビテーションモデルに関する研究 続きを読む
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Q.
研究テーマの具体的な内容を記入してください。(500文字以内)
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A.
私は流体機械設計時のシミュレーション精度向上を目的として、数値シミュレーションによるキャビテーション解析を研究テーマとしています。キャビテーションとは、液体中において圧力が下がることで気体に変化する現象であり、流体機械の性能低下や、気泡崩壊時の衝撃による壊食、騒音、振動などの様々な悪影響を引き起こします。そのため、流体機械を設計する際にはキャビテーションの解析は必要不可欠となります。特にコスト面、安全面から、実験よりもシミュレーションによる解析が期待されます。しかし、もっとも単純な単一翼周りのシミュレーション結果でさえ、揚力特性の再現性など様々な問題点があり、精度が十分とは言えない状況です。その原因として、気液界面を考慮せず、均質流体として計算していたことが先行研究によって示唆されました。そこで私は、気液界面を考慮した計算によってこれまで以上に物理現象に近く、キャビテーションの予測性能を上げられる計算モデルを開発することを目的として研究を行っています。現在は1次関数によって気液界面を表現するモデルを研究中であり、完成すれば実験値と比較して妥当性を検討する予定です。 続きを読む
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Q.
希望する実習コースに参加するにあたり、ご自身のどんな知識・スキルが役に立つと思うか記入してください。(500文字以内)
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A.
私の、仮説検証を繰り返すことで問題を解決する能力が役に立つと考えます。 私はプログラミングを用いて流体の数値シミュレーションに関する研究を行っています。プログラミングでコンピュータに計算をさせると、うまくいくだろうと思った計算でも、途中で止まってしまい、結果が出ないことがあります。 その際には、これまでの経験や、論文や本を読んで培った知識から、どこにミスがあるか仮説を立て、ミスがあると予測した周辺の計算プロセス中の結果を確認します。もしその仮説が間違っていた場合は、そもそもの計算モデルなど、別の視点から考え、新たに仮説を立てます。仮説が正しかった場合は、より上流の計算プロセスでミスの原因があると判断して上流段階を検証します。例えば、速度分布が大きくなりすぎて計算が発散してしまった場合、速度の前段階で求める圧力が原因と考え、圧力計算の結果を出力します。その結果から、圧力計算における誤差が蓄積したことが原因だと突き止められれば、その計算の繰り返し回数を多くすることで誤差を十分に小さくし、解決します。 このスキルは今回のインターンシップで課題を解決する際にも大きく役立つと考えます。 続きを読む
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Q.
自由にご自身のことを表現してください。(体裁自由。ファイル提出の場合PDF)
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A.
私の誇れる長所は2つあります。 1つ目は、責任感を持って自ら行動できるところです。 私は大学時代にマジックサークルの部長を務めていました。 私たちのサークルでは毎年市民ホールで発表会をしていましたが、私の1つ上の代では人数が少ないことが原因で発表会が開催されませんでした。しかし、伝統ある発表会を、途絶えさせてはいけないと思い、私たちも人数は少なかったのですが、発表会の復活を目標に頑張りました。 発表会を開催するにあたって、運営はもちろん、1つ上の先輩がしていなかったという理由で、手伝いの経験すらしていなかった私たちは、最初は何をしていいかわかりませんでした。1つ上の先輩からは、やはり今年も開催を見送ったほうがいいとも言われ、メンバーからも諦めのような雰囲気を感じました。しかし私は、決めたことはやり遂げたいと思い、メンバーを鼓舞し、発表会の開催に向けて準備を始めました。まずはかつて発表会を行なっていた先輩に連絡を取り、すべきことを聞きました。さらにその内容を整理し、メンバーと分担することで遂行しました。しかし、最初は荷物運搬用のトラックの予約忘れや、ホールの使用許可の書類の書き忘れなど、多くのミスが発生していました。さらに、練習時も遅刻や欠席が多く、市民ホールで一般のお客さんにショーをするという自覚がないように感じました。このような状態では私たちの発表会にわざわざ来てくれるお客さんにも失礼であり、書類の提出が遅れるなどのミスは、ホールの人に迷惑をかけてしまうことにもなります。口頭で注意もしましたが、あまりメンバーの心には響きませんでした。そこで私は、言葉よりも行動で示すことでメンバーのやる気を出させようと考えました。具体的には、練習の開始時間の30分前には練習室に着き、マジックの練習で使う姿見やテープレコーダーを準備したり、練習後は最後まで残って自分が率先して片付けをしながら他のメンバーにも声をかけたりしました。その結果、競うように早く練習室に来て準備や練習をするメンバーも現れ、それにつられるように、口頭だけでは響かなかったメンバーにも発表会を行うという自覚が芽生えるようになりました。また、仕事忘れの対策も考えました。それまでは私がメンバーの仕事を把握してリマインドしていただけでしたが、それよりもメンバー同士がお互いの仕事を把握し、情報共有し合うことが重要だと考え、週一回会議を開催し、そこで状況を確認し合うようにしました。 その結果無事に発表会を復活させることができました。 そして今後は発表会が途絶えないように、発表会の準備において私たちが苦労したことや、先輩に聞いたことはファイルにまとめて部に残すことにしました。さらに、引退後も定期的に部に足を運び、照明や音響、舞台進行などの裏方の動きや、各種申請書の書き方などを指導しており、今でも毎年発表会が開催されています。 2つめは、求められていることを理解し、そのために創意工夫できるところです。 私は大学入学時に、新しいことにチャレンジしたいと考え、マジックサークルに所属し、鳩マジックを練習しました。しかし、学祭で初めて一般のお客さんにマジックを披露した際、鳩マジックという他のマジックよりも盛り上がりやすい演目であったにもかかわらず、アンケートではあまりいい結果が得られませんでした。それがとても悔しかったので、どうしたら他のマジシャンよりも良い演技ができるのかを考えたところ、大切なことは技術よりも、間の取り方や見せ方、オリジナリティだと思いました。そこで、私は20本以上のマジックの動画を見て観客が大きく反応するところを分析し、動画の中で気になったところがあれば、先輩伝いに10年以上前のOBさんにも積極的に連絡を取り、アドバイスをもらいました。それをもとに、私は鳩を手に乗せたときに美しく羽ばたくように粘り強く調教したり、鳩の絵が描かれた額縁の紙を突き破って鳩を出すなど、オリジナリティのある派手な現象をたくさん考えたりして自分の演技を完成させました。その結果、西日本の200人以上の学生マジシャンの中でトップ数人を集めた発表会への選考を突破しました。そこで私は、会場を大いに盛り上げ、観客アンケートでは12名中3位に選ばれました。 このような私の長所は働く上で非常に役に立つと考えます。世界トップクラスの輸送機器メーカーとして、人の命をも運ぶ乗り物を扱っているという責任感や、人々の生活を豊かにするという目標のもと、創意工夫して新しい技術を開発することは非常に重要です。私は今回のインターンシップに参加して、これらの長所を伸ばしつつ、働く上で自分に足りていないものを見つけて社会で働く準備をしたいと思っています。 続きを読む