1次面接
【学生の人数】2人【面接官の人数】2人【面接官の肩書】課長【面接の雰囲気】終始穏やかだった.本面接は面談という名目で行われ,雑談ベースで行われた.逆質問を問われる機会が多く,一方ガクチカなど一般的な質問が少なかったことから,興味・関心を重点的に見られているようだった.【丸紅に入ったらどんな事業を手がけてみたいですか.】御社パルプ部にて,まずはトレーディングに従事し,その後現在行われているパルプ製造事業やCNF事業を手がけてみたいと考えています.パルプのトレーディングでは,どのくらいの量がどのくらいの値段で動き,どのようにパルプが世界を回っているのかという感覚を身につけることができ,これはパルプ部で行われているどの事業でもベースの知識として活かすことができると考えています.その後○○社へ出向することで,自分が実際に扱っていた商材がどのような流れで製造されていたのかを学ぶことができ,これは実際に自分がパルプを商材として売る際,説明に深みが出ると感じております.更に,森林から新たな付加価値を持った商材を実用化する事業に従事する事により,これまで培ってきた能力を注ぎ込み,商社パーソンとして活躍できる人材に成長することができると感じております.【大学院での研究内容を教えてください.】私は現在,地球温暖化による東南アジアの気候変動,特に乾燥に対する樹木の耐性に関する研究を行っております.樹木が枯死する原因は多数存在しますが,その中の主要な原因として乾燥が挙げられます.樹木は道管の木部圧勾配によって根から水を吸い上げ蒸散が行われますが,外部環境が極度の乾燥状態になると,葉の道管は強い負圧に曝されます.この負圧が大きくなると,道管内に空気が混入して水分子の繋がりが切れ,結果的に道管は水分通道機能を失います.樹木の道管中における負圧の変化に対する水分通道機能を失う道管の割合は樹種ごとに決まっているため,これらの関係が分かれば,環境変動が深刻化する中,樹木はどこまでの乾燥に耐えられるのかを知ることができ,これは森林の将来を予測することに繋がります.また,既存データからどのような樹種がその森林に適しているのかを導けば,今後の植林において強い効果を発揮することが期待されます。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】森林及びパルプに関する熱意,丸紅の部署・事業理解が最も評価された部分だと感じる.その他は一般的な要素である結論ファーストな伝え方やハキハキとした口調だと感じる.
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