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【信頼感と共感を育む】【16卒】京セラの本選考体験記 No.852(山口大学/)(2017/6/13公開)

京セラ株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2016卒京セラ株式会社のレポート

公開日:2017年6月13日

選考概要

年度
  • 2016年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 不明

投稿者

大学
  • 山口大学
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

説明会+セミナー(3月) → ES+玉手箱(4月) → ジョブマッチング面談(5月) → テストセンター(7月) → 最終面接(8月) → 内々定(8月)

企業研究

説明会やセミナーでも強調されているが、京セラは理念や社風に重きを置いている企業だと思う。なので、創業者の稲盛和夫名誉会長のつくった経営哲学である「京セラフィロソフィ」を事前にどのようなものなのか知ることが大切だと思う。京セラフィロソフィについて創業者が書かれた著書はたくさんあるので、本屋やアマゾンで購入して目を通しておくことをお勧めする。私の場合は、「生き方」「京セラフィロソフィ」の2つを選考前に熟読した。この2冊を読むことで京セラへの理解を深めることが出来た。

志望動機

貴社に応募したきっかけは、合同企業説明会の際に、お話を聞いて一体感や信頼感を大切にする貴社の社風が私に合うと感じたからです。究極の団体競技と言われるボート競技で、仲間たちと目標達成する醍醐味を知った経験がこのように感じた理由です。説明会後に、稲森和夫名誉会長の著書「生き方」を拝読し、貴社で「人間として正しいこと」を追求し、その哲学を実践している方々と一緒に働きたいと思ったことも応募した理由です。研究背景から太陽光発電の発展を通じて、社会に貢献したいという思いがあります。安全でクリーンなエネルギーである太陽光発電を発展させ、電源の多様化および、持続可能な社会実現の一助になりたいと考えています。貴社は結晶シリコン太陽電池の一貫生産体制を構築しており、様々な生産プロセスに関わることができ、やりがいを持って仕事ができるのではないかと考え、貴社を志望しました。

1次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官3
面接時間
80分
面接官の肩書
技術開発2人/人事1人または技術開発1人/人事1人
通知方法
電話
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

部活や研究について具体的にどのような考えを持って、何をしたのかをしっかり答えれたことが高く評価された(合格通知の際のフィードバックで人事の方がおっしゃられていた)。また、大学院での研究が会社に入ってからも活かせるという部分でのマッチングも評価されたが、一番大切なのは、研究に対しての姿勢について明確に示せたことが高く評価されたと感じている。実際、面接時に、特に聞かれたのは研究に対する姿勢だった気がする。

面接の雰囲気

控室にいる際に、人事の方が緊張をほぐすような雑談や質問をしてくれた。また、控室から面接室に行く際も人事の方が迎えに来て下さり、学生を大切にしてくれていると感じた。面接は非常に和やか。進め方としては最初に人事の方がESに書いた部活のことや志望理由について尋ねられ、これに関してはあまり深堀されなかったが、次の研究に関する技術についての質問では、研究についてはかなり深掘された。

1次面接で聞かれた質問と回答

志望理由を交え3分程度自己PRしてください。

私が御社を志望した理由は、最高クラスの技術と品質を誇る世界有数の太陽電池メーカーであることも理由の1つですが、1番の理由は、一体感や信頼感を何より大切にするという御社の社風が私に合うと感じたからです。究極の団体競技といわれるボート競技で、仲間たちと切磋琢磨し、共に団結して目標に向かった経験がこのように感じた理由だと思います。私には働く際に活かせる強みが2つあります。1つは、目標に向かって粘り強く取り組める忍耐力、二つ目に、周囲と協力して問題を解決できる問題解決能力です。これらの強みは、やはり全国大会で4位入賞を果たしたボート部での経験で培われたものだと考えています。ボート部での活動では、全国大会入賞を目標に努力を重ねました。具体的には、朝4時に起床し練習をして、学校が終わってからの夜間練習にも週6日で参加し、ボート競技に取り組み続けることで人並み以上の忍耐力とそれを支える体力が培われました。また、本分である学業との両立をはかるため、空きコマを活用して勉強の時間を確保しました。両立をはかろうと努力するなかで、忍耐力だけでなく時間の使い方も上手くなったと実感しています。また、活動で直面したケガの困難も私の忍耐力を磨く機会となりました。私が困難を乗り越えることができたのは、ケガをした状況を受け入れて、今できることを一生懸命やろうと気持ちを切り替えることができたこと。そして何より、一緒に頑張れる仲間の存在、そしてその頑張れる人たちと全国大会で入賞したいという意志があったためだと考えています。次に、もうひとつの強みである問題解決能力ですが、どんな事でもそうかもしれませんが、言われたことだけやるという姿勢では、ある程度のところまではいけても、それ以上の発展は見込めないと考えています。つまり、何がいいたいかと言いますと、問題解決する上で一番大切なものは自らが問題を解決したい!という強い意志を主体的に持つことが、問題解決への第一歩であり、何より大切なものだと思います。私の具体的なアプローチとしては、まず、問題の把握を行い、次に問題点を周囲と共有し、議論を行う、そして解決のための行動をとり、振り返りをして次に向けて改善を行うというサイクルが私の問題解決へのアプローチです。このアプローチはボートの練習だけでなく、研究活動でも、実験結果に至った理由の追究つまり問題点の把握をし、次に担当教授、共同研究者と問題点の共有、議論を行い、それから仮説を立て、解決のための行動である実験を行って、それから結果の評価するというように応用することができ、研究でも成果を得ることができました。働く際には、目標に向かって粘り強く取り組める忍耐力と問題解決能力を活かしていきたいと考えています。注意した点は自己PRの際に、「強み」→「その根拠」→「具体的な経験」→「働く際にどう活かせるか」という順番で話すことに注意した。

3分程度で技術PRをお願いします。

次世代の太陽電池用シリコン結晶であるモノライク結晶の研究をしています。モノライク結晶は、ルツボの底に単結晶シリコンの種結晶を置いて育成する単結晶シリコンで、低コストで高効率太陽電池が製造できます。しかし、ルツボ側面から結晶核が発生し、多結晶化することで歩留まりが低下することがモノライク結晶育成の最大の問題点となっています。通常、ルツボの内面には離型剤という窒化ケイ素の厚膜が製膜されています。従来の離型剤である窒化ケイ素膜では、シリコン融液との接触角が約78°となり、濡れてより多結晶化しやすくなっています。そこで私の研究室では、ルツボ内面に融液と濡れない膜を製膜すれば、多結晶化を抑制できると予想し、シリコン融液と濡れない構造である凹凸構造を持つ多孔質膜を開発しました。私の研究の目的は、ルツボの内面にシリコン融液に濡れない構造を持つ多孔質膜を形成することで、ルツボ側面からの多結晶化を抑制し、モノライク結晶を育成することです。私は、この多孔質膜を曲面形状のルツボ内面への製膜を検討し、多孔質膜の新しい製膜法を開発しました。次に、製膜したルツボで直径50mmのシリコン結晶の育成を行い、側面からの多結晶化が抑制されたモノライク結晶の育成に成功し、インゴットとルツボとの融着も確認されませんでした。また、図に示したように再現性も確認することができました。今後の課題としては、製膜した多孔質膜にピンホールなどの不均一な箇所があることや、膜強度が低いため、結晶育成中に膜が剥離する可能性があるなどの問題を解決し、実用化に向けた大型化につなげることが今後の研究課題となっています。研究概要に関する質問はどこの企業でもあると思うので、人事の方でも分かるように徹底的にかみ砕いて説明する事が大切だと感じた。

最終面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官1
面接時間
5分
面接官の肩書
人事本部長
通知方法
直接
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

最終面接は意思確認だったので特になし。

面接の雰囲気

最終面接は本当に意志確認だけだったので、マッチング面談のときのような緊張感もなく、本当にリラックスして臨むことができた。面接でも深堀されることもなかった。

最終面接で聞かれた質問と回答

改めて志望した理由を教えてほしい。

私が御社を志望した理由は、最高クラスの技術と品質を誇る世界有数の太陽電池メーカーであることも理由の1つですが、1番の理由は、一体感や信頼感を何より大切にするという御社の社風が私に合うと感じたからです。究極の団体競技といわれるボート競技で、仲間たちと切磋琢磨し、共に団結して目標に向かった経験がこのように感じた理由だと思います。

京セラに入る意志に変わりはないか。

ありません。→握手→面接終了→選考合格通知

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

学校推薦なので、就職活動を終えなければいけなかったから。

内定に必要なことは何だと思うか

①稲盛名誉会長の著書の熟読で京セラに対する理解を深める。②自己PRを担当教授やキャリアセンターの方に見せて何度も添削してもらう。③技術PRを担当教授に何度も添削してもらう。この3点をしっかりやることがマッチング面談を突破するうえで大切だとおもう。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

部活(特に体育会)の人で内定が出てない人は自分のまわりにいなかったと思う。また、部活でなく、バイトを一生懸命やっているが学業をおろそかにしていない人もたいてい内定を頂いていたと思う。何かを一生懸命やった人が共通して内定が出ていた気がする。内定が出ていない人は、熱中するものがなく、ただ日々を過ごしている人は落ちるのではないかと感じた。

内定したからこそ分かる選考の注意点

京セラの場合、実質一次面接であるマッチング面談ですべてが決まると言える。なので、自己PRおよび技術PRの準備に早めに取り組むことが大切だと思う。また、私は参加しなかったが夏・冬のインターンシップでの選考特別枠もあるようなので、時間があるならば是非参加すべきだと思う。

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京セラの 会社情報

基本データ
会社名 京セラ株式会社
フリガナ キョウセラ
設立日 1959年4月
資本金 1157億円
従業員数 79,328人
売上高 2兆42億2100万円
決算月 3月
代表者 谷本秀夫
本社所在地 〒612-8450 京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地
平均年齢 40.0歳
平均給与 692万円
電話番号 075-604-3500
URL https://www.kyocera.co.jp/
採用URL https://www.kyocera.co.jp/recruit/new/
NOKIZAL ID: 1130279

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