【営業の鍛錬、挑戦の日々】【23卒】島津製作所の冬インターン体験記（文系/事務系インターンシップ）No.30717（非公開/男性）（2022/11/14公開）

メーカーの働き方ややりがいを体感したかったからである。当時、金融業界を中心に志望していたが、有形商材を扱うメーカーにも少し興味が湧き、選考プロセスが比較的軽いこのインターンシップに応募した。また、インターンシップに参加すると早期選考に参加できることが参加を決意した理由である。

選考プロセスがエントリーシートとWebテストのみであったため、特に対策はしていない。エントリーシートの設問で個性を伝えるようには努めた。

エントリーシートの設問で、「自分を動物に例えると」というものがあったので、自己分析度や表現力は見られていたのではないか。

営業シュミレーション

１日目は島津製作所に関する講義兼営業プロセスの確認。２日目は丸一日営業シュミレーション。

BtoBメーカーの営業担当の働き方、具体的な業務内容

営業シュミレーション

1日目にやったこと

最初に島津製作所に関する講義が行われ、どの様な事業を行っているのかを学んだ。その後、営業のプロセスを体感するワークを行った。この１日目は２日目のワークのための準備日のように感じた。

2日目にやったこと

２日目は営業シュミレーションである。２日目は営業担当として複数のステークホルダーとの関係を築いていくというものであり、どの時間にどの人とどの案件を処理するのかというスケジュール調整まで行っていった。

なし

社員が各ステークホルダーを演じていたため、基本的には常に社員と関わっていた。顧客役の社員はあえて厳しく接してくださり、「相手に興味を持て」という言葉が営業をしていくうえで非常に印象的な言葉だった。

ステークホルダーが非常に多く存在しており、限られた時間でどのようにして全ステークホルダーとかかわりを持っていくのかというスケジュール調整を行うことが難しかった。また、ステークホルダーは顧客のみならず、上司や技術開発部も存在しており、顧客と内部とで板挟みになったことが苦労した点である。

主体性の持った学生が半分、そうでない学生が半分といった状況だった。

このインターンシップに参加したからこそ学べたことは、メーカーの営業は顧客のニーズと企業の技術力の限界をいかに上手く調節し、相互にとっての幸福を最大化することができるかが鍵であるということである。またBtoBメーカーというあまり身近ではない企業の業務内容を詳しく知ることができた点が参加して良かった点である。

社会人のようなスケジュール調整が実際のワーク中にも求められたため、優先順位の付け方に関して学んでおくとワークをスムーズに進められる。

この企業で働いている自分を想像できた理由は、営業シュミレーションが非常にリアルで、実際の現場を投影した内容であったからだ。一般的な営業シュミレーションワークでは、顧客と営業担当が１対１であるのに対してこのインターンシップでは顧客が複数存在し、更に技術者や上司ともアポを取ってコミュニケーションしていく必要があったため、働き方のイメージがより鮮明になった。

内定がでると思った。その理由は、インターンシップに参加している学生のレベルがそこまで高くなく、またこのインターンシップに参加することで早期選考に呼ばれるのだが、その際のライバルはインターンシップ参加者であるという点からも内定がでるだろうと感じた。

志望度が下がった理由はメーカーで働くことに魅力を感じなかったからだ。有形商材を扱う以上、営業担当にできることに限界があり、結局のところ競合とは値下げ、納品日競争になるだろうと感じ、自分ならではの価値を残しにくそうだと感じた。また、あまりやりがいを体感することができなかったからだ。

インターンシップに参加すると早期選考に呼ばれるからだ。早期選考と本選考とでは倍率に大きな差があるため、確実に有利である。また、選考プロセスもいくつかスキップされるため、本選考におけるコストパフォーマンスが良い。

金融業界やメーカー、インフラ等幅広く見ていた。漠然とした思いではあるが社会貢献性の高い仕事に従事したいと考えていた。故にメーカーであればインフラ系や医療系を志望していたし、金融業界であれば保険業界を志望していた。また、インフラは産業の心臓である電力を志望していた。また、影響力という観点で志望企業は大手のみが選択肢であった。

特にイメージの変化はなかった。メーカーの働き方として予想していた通りだったし、社員のイメージも特に変わりはない。強いて言えば社会貢献性の高さは想像以上だった。特に医療分野への貢献性とその唯一的な技術力は島津製作所の強みであり、この貢献性の高さがやりがいに繋がるのではないかと思った。志望業界としては、メーカーの志望度は下がった。無形商材を扱う金融業界の志望度が上がった。